そのひとつは希望

いつだって必ずそこにあることを

どうか忘れないで たとえ何があっても


一歩を踏み出したら二歩目を踏み出さなくちゃ

そうして進んで行かなければ何一つ変わらない

だからこそ一歩を踏み出すのはあまりに怖すぎる

それでもやっぱりこのままでいるのは嫌だから


勝つことも負けないこともとっても難しい

けれど何度打ちのめされてもその度に立ち上がって

ありのままに闘える優しさをどうか育ててくれ


そう勝てなくてもいい 負けてしまってもいい

折れても諦めても止めても逃げてもいい

だからどうか自分の世界に囚われないで

休み休みでいいからどうか希望を捨てないで


ああ桜の花びらが空に舞い風に舞う

「なんて綺麗なんだろう」

「なんて見事な世界なんだろう」

去年はきっとこんな風には思わなかった

そうか季節を想うようになったんだ

すごく嬉しい


とにかくとりあえず星空に感動できるぐらいの余裕はまだ残ってるんだ

だからまだまだなんとかできる、なんとかなるって信じられる

さあ進もう


時間も可能性も無限にあるわけじゃないと

いつの頃からかちゃんとわかってはいたけれど

それでもどうしてもこのままでは終われなくて

そして今も走り続けている


ほら進むだけが人生じゃない

立ち止まったり、遠回り、後退りだってしていいはずだ

ねえ完璧な人間なんか目指さないで!

だって発展途上の方が格好良いじゃない


たとえ道の途中で間違え続けたとしても

それも今ここへと繋ぐためだと信じたい

世界は良い方へと動いて行くようにできているって信じたい

優しい方がいいから


そう勝てなくてもいい 負けてしまってもいい

折れても諦めても止めても逃げてもいい

だからどうか自分の世界に囚われないで

休み休みでいいからどうか希望を捨てないで

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る