きになる

猫又テン

楠木

私の名前は植上明奈。

一日二十四時間、週七日労働も珍しくない、普通のブラック企業に勤める、普通の二十三歳だ。


ビシバシと働くOLに憧れて、今の会社に就職する為に田舎から上京し、アパートで一人暮らし……新しい生活が始まる前は、これからの暮らしを想像して心踊らせていた。


しかし、現実はそう甘くなかった。


待っていたのは新人にも容赦ない過酷な労働。最初の頃は楽しかった一人暮らしも、段々と心細いと感じるようになっていった。

社会人になってから一年、今すぐにでも田舎に帰って家族に仕事の愚痴を聞いてもらいつつ、お母さんが作った肉じゃがを食べたい気分だ。


(こんなはずじゃなかったのになぁ……)


珍しく終電の前にアパートのある地区へと帰ることが出来た私は、疲れきって今にも倒れそうな体に鞭を打っている状態だったが、真っ直ぐ家には帰らずコンビニにいた。


買い物かごの中に、缶ビールやちょっとしたおつまみなどを放り込んでいく。


明日は休日。せっかくだから、酒が飲みたい。

だが、休日らしくゆっくり休めるとは思っていなかった。


どうせ明日も資料の修正やら上司の仕事の肩代わりやらで、会社に呼び出される。

正直なところ、酒なんて飲まずに睡眠を取って体を少しでも休ませた方が、明日の為にも良いとは思っていた。


それでも飲みたい。


というか……なんで休日も出勤しなくちゃいけないんだ。


残業代とか、全く出ないし。


全然寝れないから目の下の隈が凄い。


パワハラ上司この野郎。


やけ酒のような物だ、これは。


会計を終え、レジ袋を持って店を出る。

一回ため息を吐きながら、自宅へと歩き始めた。


東京のような都会は、朝だろうが夜だろうが常にどこも明るい、なんて偏見にも似た勝手なイメージを抱いていたが、少なくとも私が住んでいる地区はそうでもなかった。

私が今歩いている道のように、あまり明かりが無い場所もある。


薄暗くて、一人で歩いているとちょっと怖い。


今日は生憎曇り空で、星も月も雲で隠れてしまっていたから、余計に薄暗いと感じるのかもしれない。


(そう言えば……仕事を初めてから、ゆっくり星を見たことあったっけ……)


いいや、無かったはずだ。

最初の頃も、今も、そんな余裕は無かった。

地元の星空が、やけに懐かしい。

考えれば考える程、“こんなはずじゃなかった”という想いが強くなる。


転職を考えていた時期もあった。

だが、社会人デビューしてから一年しか経っていないような、実績も何も無いような人間が、他所で雇ってもらえるのか……という不安から諦めている。


(このまま……)


一生こうやって働いて行くのだろうか。

仕事の量を考えれば遥かに少ない給金で、一生会社の奴隷のように生きていくのか。

自分の身が、壊れるまで。


そんなの、嫌だ。


じわり、と瞳から涙が滲む。

突然のことでとても戸惑った。


「あ……」


足を止めて、ゆっくりとしゃがみ込み膝を抱える。

服の袖で目元を拭っても、拭っても、それでも涙は止まらない。

泣くのが嫌だった。

悔しかった。泣くだけで、何も出来ない自分が。


それでも、私は泣いていた。


「あ”ー」


鼻水まで垂れてきて、垂れないようにと鼻をすすれば、ズビッという音と共に鼻水が奥へと引っ込む。


しばらく、その体勢で泣いていた。

周りには誰もいない。人どころか、車まで通らず、野良猫一匹、虫一匹の気配さえ無い。

静寂の中、私のすすり泣く音だけが辺りに響いている。


「あーっ!!!」


深夜だということも気にせず、私は勢い良く立ち上がると、叫ぶ。


「クソ会社ーーーっ!!潰れちまえ!!!でも職失いたくない!!!あ”~!!!!」


日頃の鬱憤を晴らすような叫び声は、宵闇の中に吸い込まれて消えていく。

再び静寂が訪れた。

なんだか虚しくなってしまって、私はもう一度ため息を吐いた。


「……帰ろ」


帰って、酒を飲んで、寝て……

そして、また会社に行こう。

これからのことが全て、憂鬱だった。


一歩足を踏み出した時、私は違和感に気付いた。


先程まで、辺りは薄暗かったはずなのに、何故か私の右頬をほんのり優しい明かりが照らしている。

そちらを向けば“鳥居”があった。


古ぼけた鳥居だ。鳥居の周りには木々が生えていて、まるで森のようだった。

その森の奥へ続く砂利道もあったが、

その道の両脇には灯籠が並んでいて、火が灯っていた。


(ああ、だから……明るくなったのか)


そんなことをぼんやりと思った。

いや、それよりも。


(こんな鳥居……前までなかったよね……?)


鳥居も、灯籠も、森も、全てこの辺りの景観に合っていない。はっきり言って不自然だ。

それに、鳥居が古びているのも気になる。最近建てられた物が、こんなに劣化するだろうか?


“これは異常だ”と、そう感じた。

今すぐにここを離れた方がいいと、心の底で私の直感が告げる。

なのに、私の足は動かなかった。


それどころか、フラフラとその鳥居へと近寄ってしまう。


(なんだろう、これ……)


別に、近寄りたくなんかないのに、むしろ離れたいと思っているというのに、私の足は少しも止まりはしない。


頭が、やけにぼんやりとしている。


気付けば私は、鳥居をくぐっていた。

砂利を踏み締めながら、一歩、一歩と進んで行く。

灯籠で明るく照らされているはずの道は、先が見えない。


(ダメだ、止まらないと)


最初の方はそう思っていたのだが、進む度にそういう思考も薄れていく。

じゃり、じゃり、と砂利の音だけが頭に響いて、それ以外のことを考えられなくなっていく。


どれだけ歩いたのだろうか。


もう数時間は歩いた気がする。

いや、もしかして、数十分。いや、たったの数分だろうか。


時間の感覚も分からなくなってきた頃、ようやく砂利道は途絶えた。


着いたのは、森の中に開けた空間だった。


そびえ立つ大きな楠木を中心に、円形になっている空間で、そこには楠木以外の木が生えておらず、砂利が敷き詰められている。


そこで、私の意識は覚醒した。


「えっ……!?ちょっ……ここ、どこ!?」


歩いて来た記憶は、曖昧だがある。

だけど、それにしても、おかしい。

私の住んでいる地区は確かに郊外だが、腐っても都会の部類に入る。

こんな森があるなんて、全く私の知識に無い。


最初に鳥居を見た時は、あまりにも家に帰る時間が少なかったせいで、知らない間に建てられていた可能性を真面目に考えていた。

実際、ここ数日間家で寝た記憶が無い。


だけどこれは、明らかにおかしい。


来た道を戻ろうと振り返る。

けど、そこにはもう道が無かった。

あるのは木々の生い茂る、暗い夜の森だけ。


パニックになりかけていると、背後に人の気配を感じた。


「ああ、落ち着いて。せっかく来てくれたんだ、すぐに帰ってしまうのは勿体無いだろう?」


男の声だった。

不思議な声で、聞いていると心が安らぐ。

なんとか落ち着いた私が、恐る恐る後ろを振り返ると、そこにいたのはやはり男性だった。


男性にしては華奢な体で、整った顔にはまだ幼さが残る。だが、濃紺で無地の着物を着たその男性が纏う落ち着いた雰囲気のせいか、少年には見えなかった。


(着物……左前だ……着付け失敗してる……いや、本当、そんなことより……)


この人は何者なのだろうか。

そして、この場所はどこなのだろうか。

そんな疑問で頭の中が満たされる。


「まぁまぁ、そんなことはどうだっていいじゃあないか」


私の心の中を読んだかのように、優しく微笑んだ男はそう答えた。

その笑みを見た途端、私がこの男に抱いていた不信感は跡形も無く消し去った。


ああ、確かに、そんなことはどうでもよかった。


「おいで」


そっと差し出されたその手を掴む。

その手は思っていたより大きくて、男らしくて……思わずどきりとした。


男に手を引かれるがままに、私はあの大きな楠木の下へと歩いて行く。

さっきまでとても怖かったのに、今は何故自分が怯えていたのか分からない程に安心しきっていた。


近付いて気付いたのだが、楠木には神社の御神木でよく見るようなしめ縄が巻いてあった。

その他にも、ボロボロになって今にも崩れてしまいそうな御札が大量に貼られている。


根元には小さな石のお社があった。


「あの……これは……?」


「これはね、人々の願いを叶えてくれる神様を祀る社さ」


「願いを……?」


「そう、君にもあるだろう?叶えたいと思う“願い”が」


男は相変わらず優しい笑みを浮かべながらそう言った。

男が紡ぐ言葉は、一言一句私の頭の中に染み渡るようで、それが心地よかった。


普段なら「そんなことある訳がない」と鼻で笑うような“願いを叶える神様”の存在も、この男が言うなら本当にいるのだろうと思えてしまう。


「この神様は優しいからね、願いに見合った対価さえ捧げれば、きっと叶えてくれるよ」


「も、もし……見合う対価がなかったら……?」


「その時は残念だけど、思った通りにはならないだろうね……けど、大丈夫。君がその心配をする必要は無いよ」


一瞬浮かんだ不安感は男の一言で消し飛ぶ。


「君も、何か願ってみたらどうだい?」


この人にそう言われるなら、願った方がいいのだろう。


(私の……願い……“あれ”だな……)


願いはすぐに決まった。しかし、肝心の捧げ物はどうしようかと悩む。

がさり、という音が鳴って思い出した。

そう言えば、ずっとレジ袋を持っていたいたんだった。


(これで……いいかな……)


私はレジ袋の中から缶ビールを一つ取り出すと、それを社へ置いた。

作法は一礼二拍手一礼?それとも、二礼二拍手一礼だっただろうか。

忘れてしまったので、とにかく手を二回叩いた。


「上司が優しくなりますように!!ちゃんと定時に帰れるようになりますように!!給料が増えますように!!ちゃんと休日は休めるようになりますようにっっっ!!!!」


他人の鼓膜をぶち破ろうという気持ち。

ありったけの声量で願い事を叫んだ。

少し欲張りだったかもしれない。


「お願いします!!!」


そして一礼。


そんな私の様子を見ていた男は、初めてあの優しい微笑みを顔から消し、代わりにぽかんと驚いた顔をしていた。

けどそれも僅かな時間で、すぐにまた笑顔に戻る。


「ふふっ……君は面白いね」


「こ、これで大丈夫でしょうか……」


「うん、大丈夫さ。言っただろう?この神様は優しいって。あまり心配しなくても大丈夫だよ」


「よかった……」


これで本当に叶うんだろうか。

本当に叶うんだろう。だって、この人がそう言ったのだから。


「さて……もうこんな時間だ。君はそろそろ帰った方がいい」


そうだ、これもまたすっかり忘れていた。私は家に帰ろうとしていたんだ。

帰りたい……が、帰り道はどこなんだろう。

さっきまで歩いていた道は無くなっていたはずだ。


「ああ、それは気にしなくていいよ……俺がちゃんと元の場所に戻してあげよう」


お礼を言おうとして気付いたが、この人はやはり私の心の声が分かるようだ。

まぁ、どうだっていいか。


「じゃあ、さよなら」


男がそう言った瞬間、私は鳥居をくぐる前の、元の薄暗い道にいた。

辺りを見回してみたが、あの鳥居も、森も、道も、灯籠も、何一つ無かった、


「……?」


夢を、見ていたのだろうか?

立ったまま?あり得る。こんなに疲れているんだから。

ああ、そうだ、私は疲れているんだ、さっきのことなんて気にせずに、早く帰らないと。


私はそのまま、自宅へと帰った。




◇◇◇◇




不思議な夢を見てから一週間後、私は混乱していた。


あれから、あの日から、上司がやけに親切だ。

いつもなら怒鳴られるようなことをうっかりやってしまっても、軽い注意で終わる。私を前にすると妙にニコニコしている。


体調を気遣ってくれるし、昼食を奢ってくれるし、残業しそうになった時は「君は早く帰りなさい」と言って仕事を代わってくれて、私は毎日定時に帰れるようになった。


何故か給料も上がったし、休日に出社することもなくなった。


「……?」


頭でも打って、今ではとは違う優しい心を持った別人格が生まれたのだろうか?

いや、それは無い。上司は私以外を相手にすると、前までのパワハラ上司に戻る。


私だけに、何故か。


心当たりは一つしかない。

“あの日”だ。鳥居をくぐって、あの男がいたあの場所に行った日。

楠木の根元にあった社。

全部夢かと思っていた。


「あれ……夢じゃなかったってこと……?」


私が願ったから、それが叶った。

今の私では、それしか考えられなかった。

あの男が言っていたことは本当だったのだ。


もしそうだったら、私はあの男に感謝しなければならない。


もう限界だったのだ。


今までの生活を続けていたら、きっと私は死んでしまう。

それを助けてもらったのだから、お礼を言わなければ罰が当たってしまう。


そう思い、お礼の品を持ってあの鳥居があった場所へ向かったが、そこには鳥居どころか森すらもなかった。

だがまぁ、そういう物なんだろう。

あの場所は、運良く私のところに来てくれた奇跡だったのだ。


納得した私は、新しい暮らしを楽しむことにした。


仕事にやりがいを感じるようになった。

給料が上がったので、その金で親と食事にでかけたりした。

休日は久しく忘れていた自分の趣味に没頭したり、家でゆっくりとくつろいだ。


全てが順調な新生活が始まってから三週間後のことだった。


その日は平日で、元気良く出社した私は、事務作業でパソコンと向き合っていた。

カタカタと音を立てながらキーボードを打ち、会議に使う資料を作成していく。


そんな時ふと、右手に違和感。

右手の親指から手首までにかけての感覚が、突然無くなったのだ。


「?」


なんだろうと気になって、右手を見てみた。

結論から言えば、右手が木になっていた。


「……え?」


感覚の無い親指から手首まで、皮膚が木の幹のように変化していて、まるで鱗のようにも見えた。

親指の先から生えた細い枝には、葉も付いている。


「あっ、え……うわ!?」


驚いた私は椅子からずり落ちた。

思い切り腰を強打してしまって、とても痛い。

周りも私の様子を見て驚いていて、例の元パワハラ上司は心配のあまり駆け寄って来ていた。


その後、私は早退した。

上司はあっさり許してくれた。

早退した私は病院へと向かい、医者に右手を診てもらったところ「何の異常も無い」と診断された。


(なんで……)


どうやら私の右手は、私以外の人間には普通に見えているらしい。

医者だけでなく、会社の人間もそうだった。

私の右手がどんどん木になっていっても、誰も何も気にする素振りは見せない。


いくつもの病院を回ったが、どこの反応も一緒。

諦めた私は、そのまま過ごすことにした。


きっと、疲れが残っていて、幻覚が見えたんだ。


そうに違いないと自分に言い聞かせている間にも、体の変化は進んでいく。


まずは右手が完全に木になった。

次に左手の変化も始まった。

木はどんどん私の体を侵食して行って、やがて胴体にも達した。


それを、私はずっと幻覚だと言い聞かせ続けた。

大丈夫、大丈夫だから、と。

きっと大丈夫、どうにかなる。きっと治ると。


それから、また時間が流れた。

今度は三ヶ月。


私は、ベッドの上から動けなくなっていた。


「…………」


頭以外の全てが木へと変貌していた。

部屋に“足だった場所”からは伸びた木の根が広がっている。

胴体も太く、長く伸びていて、誰がどう見ても完全に“木”としか言いようがない。

腕は枝になっていて、緑の葉が生い茂っている。


「あ、う……」


私は既に、言葉を発することも難しくなっていて、口から出てくるのは呻き声だけだ。

どれだけ体を動かそうとしても、どれだけ言葉を喋ろうとしても、それは叶わない。


自分の体の感覚が無いのが酷く気持ち悪くて、私は嘔吐した。


「う、お」


しかし、出てきたのは吐瀉物でも何でもなく、木の枝だった。

舌が変わったのだ。木の枝は見ている間にぐんぐんと伸びていく。


「あ”、お、え、あ……」


辺りが真っ暗になって、何も見えなくなった。

目も変わってしまったのだとすぐ気付いた。

今まで外から聞こえていた雑音が消えた。

耳も、駄目になってしまったのだ。


怖かった。


なんでこうなってしまっているのか、分からなくて、怖くて怖くて堪らない。


でも、やがて怖いと思う感情も無くなった。


全部、消えてしまった。




◇◇◇◇




「植上さーん!植上さーん!?中に居ますかー?大家の杉野です!」


そう言って、アパートの扉を叩く中年の男性。

彼はここの大家で、今日は家賃を長期間滞納する不届き者から家賃を回収しに来ていた。


「前から何度もお知らせしましたが……そろそろ家賃払ってもらわないと、ここ出て行ってもらいますからね!」


部屋の中にも聞こえるよう、大家は声を張り上げる……が、返事は無かった。

大家は妙だと思い始める。


「まさか……家賃も払わず逃げたんじゃ……!」


もう一度、大家は扉を叩く。


「植上さーん!?」


やはり、返事は無い。

大家はイライラして、心の中でそっと舌打ちするとドアノブを握った。

別に、開けてやろうとした訳ではない。

「どうせ鍵がかかってる」そう高を括ったのだ。


もし中に誰かいるのなら、ガチャガチャとドアノブが鳴れば圧力をかけれるかもしれない。

ストレスを少しでも発散させる為の行動だったのだが、大家の予想に反して扉は開いた。


「開いてる……?」


もしや、中で倒れているのでは?

ここまで来ると、家賃滞納者への苛立ちより、入居者の無事が心配になる。


「……植上さん!入りますよ!」


一人暮らしの女性の部屋に上がるのは抵抗があったが、この際気にしないことにする。

そして、意を決して中に入った。


玄関で靴を脱いで、踏みしめた床には埃が積もっている。

まるで何ヵ月も掃除をしてないような有り様に、大家は嫌な想像をしてしまう。

もう、既に亡くなっているのでは?という想像だ。


だが、玄関のその先へと進んで行った大家の予想は外れることになった。


「なんだ……これは……」


部屋中に張り巡らされた木の根っ子。

部屋が天井を覆う程に葉が生い茂っていて、よくもまぁ天井を突き破らない物だと感心してしまう程に大きな。

本来そこに生えるはずが無い物。


そこにあったのは“楠木”だった。

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きになる 猫又テン @tenneko

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