異世界で幸せになります!!

@sakurako4-20

第一話 前世の出来事

私の妹フランテスト•フアンティス。

彼女は『フアンティス王国』第3皇女。

彼女は美しい金髪に、吸い込まれそうな青い色の瞳、愛らしく品がありひまわりみたいな微笑みでみんなを明るくする太陽のような存在で誰よりも愛されている。

私は違う。私の容姿私の住んでいる『フアンティス王国』では醜い象徴であるは漆黒な髪、黒色ぽく紫色ぽい曖昧な瞳、みんなを明るくする太陽みたいな微笑みもなく、ずっと無表情。こんな私に異名がついた。『無表情のクロウ』と。

「クロウ!!フランと一緒にいるなと言っただろ!!」

「お、お母様ごめんなさい…」

「お母様…」

フランテストは哀しそうな顔で見ていたが

どうせフランテストは悲しいなんて思っていない。どうせこの光景がいいとしか思っていない。




ある日のお昼

「ねぇお母様〜お砂糖入れてくれませんか?」

「えぇ分かったわフラン。クロウ!!砂糖持ってきてちょうだい!!」

「はい、お母様お砂糖です。どうぞ」

「フランお砂糖よ」

「ありがとうございます!!」

私が普段通り食事をし終わるころ。

「キャァーーーー!!!」

お母様と侍女たちが悲鳴をあげた。

フランテストが血を吐き、倒れていた。

その後のことは覚えていない





「今何時?」

私が起きると真っ黒で汚れていた牢獄だった。なんで牢獄にいるのかもわからずただひたすら開放を待ち望むだけの日々。



「牢獄から出ろ」

やっと開放されると思いきや…

「あの王女フランテスト王女を毒殺しようとしていたんですって」

「まぁそうなのですか…可哀想なフランテスト様」

陰口が多く聞いていることが嫌になりそっと耳を塞いだ。




「これからフアンティス王国第一王女の判決を言いわたす」

「何をした?っていう顔ね」

「ほんと自分の立場を考えたらどうかしら?」

私の頭の中はその事しか考えられなかった。

「厳粛に。判決を言いわたす。フアンティス王国第一王女の判決は…死刑だ。今すぐ処刑場に持っていけ。」

「ちょっと待って…」

「黙れ罪人が!!あんたには話す権利なんてないわよ!!」





「今から死刑を開始します」

嫌だ…嫌だ誰か助けて…お願い

早く助けて!ここから逃げたい…お願い…

誰か助けて…

「死刑執行」


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