9話 何にもない雑談配信。
「おはこんらぎにちは。今回は雑談配信をしていくよ。」
【コメント】
:おはこんらぎにちは。
:リアルの保護者同伴?
:社長は?
「母さんはもう寝てるよ。」
:そうか(´・ω・`)
:そうなのか(´・ω・`)
:親フラも安心だな(´・ω・`)
「お前ら、しょぼんを大量発生させるな!!」
:《時崎時雨》doscodeに来て(´・ω・`)
:時雨がいるやん。
:時崎さんがほかの人の配信に出てくるとは珍しい。
:なに、ただの配信じゃなかったのか。
「あ、時雨さんお久しぶりです。分かりました。」
時雨とのグループを開き通話をつなぐ。
『やぁ、紅羽雅と如月の民のみなさんこんにちは時崎時雨です。』
「いつ振りかね時雨。」
『先月の君の凸待ち配信だろ?』
「あぁ、そうだな。」
:きちゃ(´・ω・`)
:ようやくこの絡みが拝める。
:あぁ、尊しですわ。√
:お姐さまが見ておられるぞ。
「お姐様じゃん。」
俺の最初の方の配信から見てくれている超古参リスナー通称お姐様、最近はリアルで大学受験があってこれなかったらしい。
『え?このアカウントって。』
「どうしたん、時雨。」
『いや、リアルでの姉さんかと思っただけだよ。』
:弟―、いつも見てるわよ。√
:ん?
:ん?
:(。´・ω・)ん?
『え?姉さん?』
「ふりじゃなければそうなるな。どうなんだ、お姐様?」
:え?ふりじゃないわよ。その気になればいつでも部屋凸できますわ。√
:やばいこと言ってるな。
:えっと、こういうこと?時雨の姉=お姐様=馬鹿ってこと?
:あ。
:あーあ。
「なぁ、時雨、やばくないか?」
『最後のやつ何?ソースはどこ?』
:ソースは時雨の配信。
:あー、そんなこと言ってたな。
:姉さんは馬鹿とか言ってた気がするな。
:ほう、そうですか。時雨、あとで覚悟しといてね。(⌒∇⌒)√
『ヒェッ。』
「時雨、強く生きろよ。で、本題は何なんだ?」
『あぁ、俺あれ東京で申し込んだだろ?』
「そう母さんから聞いたな。」
:wktk
:わくわく
:何があるんだ。
:あー、そういうことね。√
:姐貴は何かわかるのか。
:お、姉貴呼びいいね!
:↑姐貴な。
:姐貴かお嬢様キャラが誰かのせいで崩れたからそれでいくぞー。野郎共ー!!√
:おー!!
:切り替えはっや。
『俺引っ越すんだよね、いや俺たちかな?』
「へえ、どこに引っ越すの?」
『詳しくは言えないけどライVの社長が住んでるところの近くかな。』
「ん?」
『あー、そういえば、紅羽雅は社長さんの息子だったね。』
「そうだが?」
『オフコラボできるようになるねー。じゃあ、言いたいことは言ったから通話を切るね。それプツン』
「ふぅ、言い切らせる前に切ってやった。」
:ひでぇ。
:離席するからアーカイブに残しておけよ。√
「サーイエッサー。ということで、姐貴には逆らわないようにしようか。ねえ、如月の民たち。」
:そうですね。
:御意‼
:激しく同意
「じゃあ、配信を終わらせてもらうよおつーが。」
:おつーが。
:おつー
:おつが
――こ の 配 信 は 終 了 し ま し た――
そういえば、どこらへんなのか聞いてなかったな。まぁ、後々聞きますか。
___________________________________________________
そういえば、何で圧倒的理系で国語の成績がいまいちなのに小説を書いているんだ?楽しいからか。
中の人は世界五大料理なんてつくれませんよ。
寝たりせずに一日中小説を読んでたら平均的な文庫本サイズのラノベを何冊読めるんでしょうね......
幼馴染はvtuber、俺はクラスメイトに身バレしているvtuber haryu @haryuinariyama
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