勇者の弟は魔王でした〜普段は仲良し兄弟、時には勇者と魔王。マイペースな魔王は我道を進む!〜
ちーずけーき
第1話 オレ氏魔王。そして勇者の弟
俺の名前はルシファル・アーリシャ・アステロペ
なんと俺は前世でハマっていたゲーム【黄金の聖女】の弟に転生してしまったのだ
わーお、これが正に異世界転生ってやつか
ルシファルのゲームでの役割は魔王
勇者であり兄のファリス・ニャロン・アステロペの弟で反逆を起こすラスボス的存在
でもさ、ルシファルは生まれつき魔王だから役割については締める
じゃ、次は反逆を起こさないことだ
兄に媚び売って良い面すればいいだけだろ?
簡単じゃん
で、今オレ氏6歳
ファリスは7歳
朝になったしファリスを起こしに行くか
こう見えても俺は公爵令息だからね!
実はファリスとんだねぼすけでメイド達が起こそうとしても起きないんだよ
くそめんどい
「兄上〜可愛い弟が来てやったぞ〜」
「n、ん?るしふぁるじゃないかぁ。どうしたんだぃ?」
俺の声聞くと起きるんだよな
逆に怖い
コイツの未来の嫁さんが心配だ
嫁さんにこんな迷惑かけるんじゃないよな?
まだ俺は身内だから許してやるが勇者がこんなふしだらで良いのか?
俺はため息を付きながらファリスから毛布を奪う
「兄上、もう朝。早く起きて。じゃないと父上に報告するぞ?」
「ムニャムニャ、、、ルシファル今日も可愛いねぇ。お嫁さんにしたいくら、、、、、ゴッフ」
二度寝して恐ろしいことを呟くファリスにパンチをいれる
マジでコイツ世話焼けるな
勇者を魔王が起こすってどういう状況だよ!?
ファリスは目を擦りながらメイド達に口から出た血を吹いてもらっている
最初はメイドたちも驚いたけど今はファリスが血を吐こうが倒れようが冷静だ
「じゃあ皆兄上を宜しく」
ファリスをメイド達に預け俺はそそくさと食事しに撤退した
お腹すいた、飯食いたい
転生してから学んでことは魔王とバレないようになるべくいい子ぶる
だから口調も俺⇒僕に変更してなるべく笑顔で周りに対応して疑われないようにしてる
朝の食事は大変だ
まず俺の父親は俺を超嫌ってる
何でかって言うとこの国では俺の黒髪赤目が魔王の象徴と言われているからである
まあ事実なんだけど
で、母親は俺が運良くイケメンに生まれたから可愛がってくれる
一言でめんどい
逆にファリスは母親に嫌われ父親に可愛がられている
母親曰くファリスもイケメンだけど俺には負けると言うことらしい
女って厳しいな
俺から見てファリスも中々カッコイイのに
結局は状況が真逆だからなんとか兄弟で協力して生活してる感じだ
は〜い、オレ氏食堂に到着しました
「あら、ルシファルじゃない?今回はファリスもいないのね。あのブサイクなファリスを貴方の視界にも入れたくないわ」
「母上それは言いすぎです」
ちょっとウチの母親は毒舌で厳しいけど年取っても美女です
父親は、、、うん、、、、、言っちゃ悪いけどブサイク
ファリスも父親の遺伝子がちょっと多かったらしい
「アステロ、言い過ぎだ」
我が父が母を睨みます
今回でコレ何回目だ?
「そういう貴方もブサイクじゃないですか。今度こそ離婚しますわよ!」
母の言葉に詰まる父
俺の母親は今年で28、父親は59歳
年の差やばくね?
どうやって結婚したかって言うと、、、
むかーしむかしあるとことにブサイクな公爵(父)が居ました
公爵は隣国の姫(母)に一目惚れし無理矢理結婚しましたとさ
隣国の姫は公爵を憎んでおり父似の長男は同じく嫌い自分に似た次男を非常に可愛がった
今に至る
勇者の弟は魔王でした〜普段は仲良し兄弟、時には勇者と魔王。マイペースな魔王は我道を進む!〜 ちーずけーき @04110411
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。勇者の弟は魔王でした〜普段は仲良し兄弟、時には勇者と魔王。マイペースな魔王は我道を進む!〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます