第16話

何から聞くべきか、、、まず大前提として


「「マリー、お前は元人間なんだろ?」」


『ええ、まあ。元、と言うよりも今もれっきとした人間なのだけれどね。』


そう。彼女は今のっぺらぼうの無機質な顔をしているが、それは呪いによるものであり、俺の同類、異形ではなかったのだ。そして


「「死に至る呪いってのも嘘だな?」」


『それも少し違うわね。死に至るのは間違ってないのよ。その過程について言及しなかっただけよ。ま、この際だから言うのだけれどこの呪いは体の表面から木材に変化していき、人形のようになっていき、最後には意識もなくなり文字通り木偶の坊になるって言う悪趣味極まりない内容ね』


そこまでは知らなかったが、なかなかに意地の悪いの効力だ。才能のあるマリーを字面の如く木偶の坊、無能にするってことだ。よほど恨まれていたのだろうか。しかし、恨んで呪った人物が老婆であったのは、、、


「「恨まれたのは時戻しの魔法か?」」


『それも違うわね。時間を操れるなんて大層なものでは無いわ。でも、女なら誰もが望む永遠の美ってやつを為し遂げたのよ。』


どうやら、何も分かっていなかったよで全く情けない。しかし、永遠の美?時間停止か?いや、時間は操れないと言っていた。もしかして、当然あるものだと思っていたあれか?


「「もしかして、回復魔法、、、か?」」


『あら、やっと正解ね。私が開発した回復魔法で怪我した王族とかを治してやったのが気に入らなかったのかしらねー。』


だとすれば、国に保護されるべき人物だったはず。聖女ともてはやされてもおかしくない。マリー自身が言った通り王族を治療していたのなら計り知れない権力を得ていたはずだ。


『ちょっと好き勝手やりすぎちゃったのよね。1部の高潔な王族と三聖が団結しちゃって、私に呪いをかけ、悪に仕立てあげられたってわけよ。』


なんともなあ。こいつに味方するなら可哀想なんて感想でも湧くんだが、マリーの性根の悪さは身に染みてわかっている。絶対にちょっとじゃすまない勝手をしていたのだろうし、人体実験、私刑、拷問ぐらいは余裕でしてそうだ。悪に仕立てあげられたなんて白々しい。魔女であるとされただけで実際やってたんだろう。


『で?それがどうかするのかしら?』


「「どうもしないな。今後のためにはっきりさせておくべきだと思ったから聞いた。どうせ契約で縛られてるんだし」」


ああ、とんでもない悪女に捕まったものだ。




___________________________________________


えー、唐突ですが終わりです!プロットも設定もなんにもない状態でとりあえず書いてみようって感じで描き始めたので先がないです。続けるのあれなんで、辞めます。気が向いたら別のライトノベル書こうと思うのでよろしければ読んでいただけると嬉しいです。こんな駄作に時間を使っていただきどうもありがとうございました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

チート叶えてもらったけど異形にされた件 タイムクライムライフ @timeclime

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ