朝日照らす箱の窓際にて
まにょ
第1話
某日―――
気付いたら見知らぬ和室に居た、と言ったら都合が良すぎるかもしれないが実際そうなのだから仕方がない。
いつも通り朝日が瞼を突き刺し、いつも通り眠気に反旗を翻して起きたはずだ。しかし、そこは見知った窓際のベットではなく床の間に掛け軸と俺が寝ている布団だけが置かれた質素な和室だった。
奇妙な出来事に戸惑ってたのも束の間、下半身にむず痒くも心地よい圧迫感が走り、俺はもぞもぞと動く盛り上がった布団を軽くめくる。
そこには少女がいた。いや、外見がそう見えるだけで本当は俺よりも歳上なのかもしれない。まるでスイセンを彷彿とさせる神秘的で麗しいその整えられたハーフアップの白髪と全てを包み込むようなその金色の瞳は、数多の男を狂わせても相違ないだろう。
少女は目が合うと、少々驚いていたがすぐに微笑み、その小さな口で溺れてしまうかのように愚息を咥え、丁寧に舐め回す。
先程までの圧迫感の正体に納得したが、俺はその痴態を止めようとしなかった。むしろこのまま続けて欲しいとさえ願った。
深く咥えるごとに亀頭が口腔の凹凸をこすりつけ愚息は喜んでくる。
少女の頭を両手で押さえつけると更に深く押し込むと、「ングッ...ンチュッ、グチュグチュ....ジュルル」と豪快に音を立てながら愛おしそうにこちらを覗いてくるので、射精の瞬間、俺は今までで一番喉奥に押し込み、食道へと欲望をただひたすら流し込む。
さすがに苦しかったのか足をバタつかせながら愚息を吐き出す。
口から吐き出された愚息は止まることを知らず、少女の顔を容赦なく欲望で白く汚していく。
「ゴホッゴホッ」と嗚咽を吐きながらも愚息にこびりついた欲望を舐め取り、元通りにしてみせた。
瞬間、俺は強烈な眠気に襲われて、再び横になる。少女はというと既に布団の中にはおらず俺の横で一緒に寝ている。
顔は白く彩られたままだ。
むせ返るような独特の欲望の匂いと少女の香水にも近い甘い香りが俺を包み込んで、より眠りをひきつける。
「う、n...b.o.....れ.....が.....」
少女が俺に向かって何かを呟いていた。
どこかの県の
ある大きくそびえ立つ病院の一室の窓際で
枯れたスイセンを粗雑に抱く精神患者が敢え無くなっていた
朝日照らす箱の窓際にて まにょ @chihiro_xyiyu
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