第10話 乾燥機
洗濯機は全自動洗濯機へと買い換える事ができるようになりました。
それと同時に、衣類乾燥機も買う事になりました。
当時、衣類乾燥機を持っている家庭は少なかったと思います。
私の住んでいた部屋が、日当たりが悪く洗濯物が干せないので買う事にしました。
当時でも7~8万はしたと思います。
今ではそんなに高くはないでしょう。
全自動洗濯機はやはりホースを長めのを買い、使う時だけ本体に装着して使う事にしました。
乾燥機は全自動洗濯機の上に、専用のスチール棚をつけてその上に置くことにしました。
段々と、生活用品が揃ってきて楽しい生活になってきました。
そんなある仕事がお休みの日の事です。
真新しい全自動洗濯機で洗濯をして、乾燥機で洗濯物を乾燥さえていました。
乾燥させるのにはかなり時間がかかります。
部屋を掃除しながら、リュウと遊びならが待ちました。
そして、乾燥が終わったサインの「ピー!ピー!ピー!」と言う音がしました。
私は急いで、乾燥機に行き洗濯物を出しに行きました。
ふかふかでとても暖かく乾いていました♪
洗濯物に顔を埋めると、良い香りがしてとても幸せな気持ちになりました。
「あ~!幸せ~♪」と、心の中で感じていました。
そして、洗濯物を畳み始めました。
綺麗に畳んでタンスにしまいます。
そして、乾燥機のところに行って扉を閉めようとした時です。
「ん?」
「なんでアンタそんな所に入ってるのぉぉおおおおお!!!!」
と、叫んでしまいました!!!
そうです、リュウが乾燥機の中に入っていたのです。
乾燥したばかりだったので、乾燥機の中はとても暖かく気持ち良かったのでしょう。
リュウは乾燥機の中で寝ていました。
危うく、私はリュウが入ったまま扉を閉めるところでした。
この乾燥機の中で眠る癖は、その後も何度も繰り返されました。
洗濯物を出した時に、直ぐに扉を閉めれば済むことなのに、それができない私でした。
でも、乾燥機にリュウを入れて、ボタンを押さなくて良かったと思う今日この頃です。
リュウ おりさくみづき @orisaku
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