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大学の講義中もバイト中もずっと夫婦の
事を俺は考えていた。ただの悪ふざけか
夫婦のイチャコラの一つなのかそれとも
変態夫婦何だろうか……
ていうか咥えるにしても部屋でやってくれ
それが指であれ生殖器であれ……
生殖器?そう言えばたまに夫婦で何がとは
言わないが絶頂を目指して皮膚を擦り合っている音はたまに部屋から聞こえる。てことは
夜になれば咥えるのも舐めるのも指じゃ無くて
いやいや、何変なこと想像してんだ俺は!
とにかく忘れようあの朝の事は
その日の夜、俺はいつもと変わらずに
裸になって独り自慰行為に耽っていた
しかし、途中でそれは止めた。なぜなら
また夫婦のあんな声やこんな音が壁越しに
聞こえてきたからである。そこで俺はある
事を思いついた、そうだ奥さんと仲良くなって俺も指を舐めたり咥えたりしてやろうと
それから俺は旦那の居ない時間帯に料理を差し入れたり勉強を教えて貰えないか頼んだり
買い物帰りを狙って荷物を持ってあげたりした。だが、中々上手くはいかないもので料理は旦那の方が気に入って旦那がたまに俺の部屋で一緒に料理する羽目になったし勉強は教えては貰えるものの見た目の割に中々厳しい人で勉強に集中していないとすぐに部屋から追い出されてしまうし荷物は持ったとこでいい人止まりだった。
まあそんなこんなあって仲良くなる作戦は失敗したのに俺は奥さんと今、二人きりになっている。しかも、夫婦の部屋でだ。
目の前にはこちらをじっと見詰めて正座している奥さんがいて、俺はテーブルに肘をつき
それと目を合わせている。どうも奥さんは警戒心が他人の家の猫みたいに高いらしく、俺の下心は読まれてしまっているだろう。
だが、意外にも先に沈黙を破ったのは奥さんの方だった「言いたい事があるんでしょ?
言いなさいよ」と俺に向かって言ったのだ
これはチャンスかもしれない、そう思った俺はスマホのカメラアルバムを起動し、奥さんの方へ向ける。
「これに見覚えありませんか?美里さん」
「こ、これっ……朝の」
「ですよねぇ」
俺がわざとらしく笑ってやると、奥さんは顔を真っ赤にして身体を震わせた。
「いつの間に撮ってたの……?」
「そりゃ撮りますよ、毎朝ですからね」
「ひんっ」
言うまでも無いが見せた写真は奥さんの指を旦那が咥えてる写真である。二人でそれを
朝にやってる時は案外無防備だったりするものでカメラを向けても全然気づかなかった。
「け、消しなさい!」「嫌です」「消せ!」
「嫌です」「大学に言うわよ!」「そしたら
近所の人にこれ言いふらしますよ」「うっ」
………こんなやり取りをしばらく続けていたのだが、急に奥さんの方が立ちあがった
そして、顔を赤らめせ「もう……」と呟いた
すると、セーターに手をかけて奥さんはおもむろにセーターを脱いだのだった。暑くなったんだろうか?俺がそう思っていると次にスカートのファスナーを下ろし、スカートまで脱ぎ出す……前にそれは俺が止めた
「何してんですか奥さん、私そんな趣味はありませんよ」
「え……だってこれが目当てじゃないの?」
「違いますよ、私の知りたいのはこ・れ」
俺は人差し指をちょいと曲げて見せると奥さんはクエスチョンマークを頭上に浮かべた
「もっと分かりやすく言いましょうか、こんな感じに……ね」
曲げたままの人差し指を口に入れ、舌でゆっくりと舐めてみた。すぐに指を口から出し、
奥さんに向けて軽く笑ってみせた。
「あなたの指を舐めたいのですよ奥さんあなたのね」
「まっ……」
奥さんは思わず左の手のひらを右の手で隠した。その目は瞬きの回数が明らかに増えている。
「そ、それはちょっと……」
「写真…ここで知り合いに送信してもいいんですよ?」
「にゃっ?!」
奥さんの横に移動した俺はスマホの画面をわざとらしく見せつけた。しかし、こうやって
近くで見ると本当に綺麗な顔をしている。もし同じ大学だったらいや、もしもっと早く出会っていたら俺は恋に落ちてたかもしれない
「わ、分かったわよ!舐めれば良いでしょ!
ほら、好きなだけ舐めなさい!」
「そうこなくっちゃね」
差し出された右の手から親指をまず咥えてみた。すると、口の中にふわりと甘い蜂蜜の様な味が広がった。奥まで咥えて、舌先でゆっくりなぞる。びくっ……奥さんが反応した
「甘くておいしいです。あなたの指」
「そ、そう。良かったわね」
奥さんは乾ききった笑みを浮かべた。
そして、次は人差し指を舐める。先っぽから
ゆっくりと。唇でふにゅっと押してやったら「ひゃっ」と奥さんは少女の如く驚きの声を上げた。味に変化は無いみたいだ。
俺は順調に指を舐めつづけた、人差し指の次は中指、その次は薬指と。面白い事に奥さんは指によって弱い部分が違うらしい。人差し指の時は爪の真下にある肉を丸く舐めてやった時に「んっ」と反応したが、中指は根元を
ぐるりと舐めた時に「ゃっ……」と反応した。
反応すると、汗が吹き出すらしく、その汗もまたイチゴみたいな甘さを持っていた。成程、旦那もこれは癖になるだろう。憎いぜ
主婦なめるな だらく@らくだ @ujtjtmjmjmdt828
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