第2話災いか
音楽室での後、アイツは、何事もなかったように、おとなしく、授業を受け、放課後爽やかなイケメンぶりで、クラスや他クラスの連中までもの、注目を浴びながら、にこやかに、校門に、までいき、驚いた事に、登校と、同じく執事のお迎えで、高級車へ乗り込んだ。
(はぁ、まさに、アイドルか、あいつは?なんでもいいや、関わらずに済んだ)
ホッとした矢先に
「おい、音楽室って、防音だよなぁ………、
何話してたの?それとも、べつかな?……」
「別に……、楽器の話とか、学期途中の転校だから、進み具合とかさ………」
「ふーーん」
(こいつ、あとつけてきてたんだ、全く、油断も隙もないなぁ)
僕は、さっさと、帰宅準備して、いつも、どおり、図書室に寄って帰宅した。
いつも以上に、疲れた。あの、歩く広報室と、異名を持つ木崎に、付けられてたなんて、考えるだけで、嫌になる。
明日から、長期休みならいいのに、アイツが、本当の魔法使いなら、なぜ、木崎の尾行に、気がつかなかったんだろう?まさかの嘘?同じ教室に、二人もいるなんて、アニメじゃないんだから………
といっても、僕は、ただ飛べるだけの魔力しかない、アイツは、パーフェクトなんだろうか??
やめた、やめた、明日からは無視、ただの転校生!
とっとと、勉強して、風呂入って寝るぞ。
その夜は、まさしく悪夢を見たと思われる、寝起きは、最悪だった。
(夢は、覚えてないけど、絶対悪夢だ、まあ、覚えてない分、よしとしよう)
いつも、通り、登校するために、電車通学だ、変わらぬ、ギュウギュウ詰めの車両で、学校への道を歩く。
相変わらず、その横を、高級車が通り過ぎ、校門に、アイツが、立っていた
「おはよう、清々しい朝」最高の笑顔で、そういうアイツに、みんな、にこやかに挨拶してる、僕は、その横を、見つからないように、サッと、歩いたつもりだが
「おはよう、高木くん」にこやかに挨拶された
「おはよう、僕急ぐから……」
「あー、どこの部活にも、入ってない、君が急ぐのは、彼女との待ち合わせかな?………」
「へぇ〜、そりゃあ、知らなかったな、この情報通の俺様に」
いつの間にか、隣に、木崎が来ていた
「お生憎様、借りた本を、図書館に、返しに行くだけで!」
「それは、彼女がいない、カミングアウトかな〜」
周りで、クスクス笑う声が聞こえる
(朝っぱらから、なんなんだよー、一日悪い予感しか、しない…)退散、退散
僕は、早足で、その場を後に、図書館に、向かった、返却やら、なんやらで、一限目のホームルームの時間に遅れたのだか
やけに、教室が静かだ、不気味な気配が、僕を、ざわつかせる
座るや否や、クラス中の視線が………
(なに、なに、なに、)
アイツがにやけている、何があった?えーっ?
「高木、宜しく頼む、今回は、スムーズに、決まって良かった」担任も、微笑んでる。
(はぁ?何が決まったのかな?なんで僕?)
まとめ役の日直の言葉に、僕が固まるまで、数秒だった。
「では、クラス委員は、高木くんと高山くん、宜しく、お願いしますね、皆さん拍手」
(えっ〜〜〜〜、なんで、欠席裁判?今まで、目立たず、大人しくしていた、平穏な日々は………)
後で分かったのだか、どうやら、アイツが立候補し、僕を、指名したらしい、面倒な役なので、みんなやりたがらない、僕だって、やりたくない、アイツのせいだ
だが、しかし、おかしい、クラス委員は、とっくに、4月に決まってたはずだ、再選?
何故??
「残念だったな、4月は、上手く逃れられたとかっおもってた?」木崎の声に、僕は嫌な予感しか、しなかった。目立ちたがり屋の誰かさんに、はめられた感、半端ない、まさか、決まってたはずの、二人が、カエルとかに、変えられたとか………、はぁ、二人は無事かぁ、家の都合に、体調不良って、なんだよぉ、そのありふれた理由〰️
「高山、ちょっとこい!」僕は休み時間に、アイツを呼び出した
「生徒会に、首突っ込むなんて、わざわざ、雑用増やすだけだろ、目立ちたいんなら、ひとりでやれ!僕をまきこむな!」
「だって、僕達は魔法なかまだろ?」
「はぁ?だから、僕は、使えない」
「マジで?試したことある?」
「試すも何も、いらないことは、しない主義なの、どうしたら、取り消せるんだい?君だけで、充分だろ」
「条件次第では、協力してやってもいい」
「条件?変なのは、受け付けないぞ」
こんなところで、もたついていたら、誰に聞かれるか、しれない、僕は上を指さした。
屋上なら、周りは見渡せるし、早くしないと、午後の授業も、始まってしまう、何故か嫌がるアイツを引き摺って、裏階段から、昇った。
「なんで、屋上なんだよ、音楽室とか、放送室とか、あるだろう?」
「毎回、防音室で、男二人なんて、しかも、お前見たいな、目立つ奴と、目立たない僕、恰好なネタ材料だろうが…………」
「あーあ、今流行りの…………」
扉を開けて、屋上に出たが、何故かアイツは、扉近くから、離れない
「早く、こっちに来て、条件とやらを、きかせてくれ」
「こんな、風強いのに、屋上なんて、よく思いつくよ、待てよ、ゆっくり行くから?」
「まさか?高所恐怖症………とか?」
「悪いか、子どもの頃、落ちたんだよ、ジャングルジムから、あと、条件は、母が魔女会議に、出席するから、お前の家に、泊まらせろ」
「なんだ、1日、2日ぐらいなら、いいよ、言っとくけど庶民だからなぁ」
「甘いなぁ、短くて1ヶ月だ」
「はぁ?1ヶ月?」思わずガックリだ。だか一年厄介な役目の委員するより、マシかと、何故か僕は風に煽られながら、ため息混じりに、承知した。これから、嵐のような、災いの始まりとは、露知らず……··。
(この、お高くとまってる、超イケメンが、高所恐怖症なのも、少し笑えたからかも)
飛べないあいつと飛べる僕 皐月風 @sathukihu-
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