第五怪迷いの森とネオグランギニョル⑥

唐突な話である。


三百人委員会さんびょくにんいいんかいはオリンピアンズ、オリュンポス十二神、とも呼ばれ、根本思想をイルミニズムや悪魔主義におくとしている。その超国家的組織は超選民主義の究極的な形態であり、その組織構成は、イルミナティと悪魔主義者を頂点にした巨大なピラミッドであるとする。この陰謀はイルミナティ他、様々な名称の団体によって遂行されていると言う。


そして、その上には十三人評議会じゅうさんにんひょうぎかいがいる。


十三人評議会は行政を担当する。フリーメイソンの33階級の上にある隠れ階級の35階級に相当するとされる。別名ロイヤル・ファミリーとも呼ばれる。ロスチャイルドに直属する魔術師やファリサイ派のラビの集団であるとされる。その中の一人が白木羽子だ。


「彼はバアル・ゼブル、ハンニバル・バルカ、その末裔は多分、大陸を渡り、蚩尤しゆうの一族になり、日本に来て、牛鬼、牛頭天王、スサノオと同一視される、そして、、更に天之御中主神あめのみなかぬしのかみ、彼はそうね。北山宮自在天の関係者だから新しい南北朝にもなるかもしれない、陰陽王になれる、そういう幸運の星に下に生まれた、まぁ、イスカンダルよりオジマンディアス、世界を支配するのは新しいギルガメッシュ、つまりは世界皇帝ワールドエンペラー、そんなのバケモンモンスターとしてもあまりにも


そこまでいって真淵風子は腑に落ちた。


「はぁ!?そこまでの人間がどうして、正義や善意を尊ばないのよ、もっと早く知っていたら別の世界観、、この新時代は何なの?」


それに白木羽子は冷笑する。


「彼はそんな世界の大いなる混沌とは無関係、秩序は白色、極道の秩序は黒色、それでも彼はプロメテウスのような人間なのよ」


それに真淵風子は舌打ちした。


「八咫烏を上回る地位と権力?それなのに彼ってマゾヒストとか卑屈な態度とはね」


それに白木羽子はにやりと笑う。


「■■■■■■■■■■■■」


真淵風子は疑問符を浮かべる。


「今のはエスペラント語、英語より使い勝手の良い言葉で彼は虚無の玉座リッチなのよ」


真淵風子はそのリッチの言葉が気になる。


「だから彼を普通の人間の思考回路で理解しては駄目なのよ、世界最高権力者の末裔にして闇の大帝の末裔、至高の陰陽師なのよ」


シィ!」


その殺意を目の前にして勇者は剣を下ろす。


「飽きた、今のお前は俺を惨殺して惨敗しても愛の総量は俺が上だ、お前は脱け殻だ、源氏物語の空蝉という感じだ、空蝉の術、お前はなんていうか無口で死番虫デスウォッチビートルみたいだからな、せめて、高級ワイン、高級フレンチのマナーを次までに覚えたまえ、腐れ陰陽師」


作者、岡山県に不見識につき取材のめどが立ったら、続きを書くと思っています。

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ダークロード 飛瀬川吉三郎 @hisekawa

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