1.入学式 2310年 4月 8日
今日の日本は、主に五つの都市で構成されている
バリアドーム生成タワー『白塔 ユグドラシル』。その跡地が位置しており、国の主要機能を集結させた中央都市『首都』
それを四方に囲むように、『北都』『東都』『西都』『南都』が存在している
神谷学園は、その東都に位置する四大A.I.R.Sユーザー養成学校の一つ
広大な敷地に、小中高、大学を丸ごと有する超銀河級のマンモス校だ
今、その巨大な門を、一人の少年が叩こうとしていた
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2310年 4月 8日
《神谷学園 第一アリーナ》
『新入生答辞。新入生代表
冬の寒さが鳴りを潜め、日本の主要都市全土が温かさに包まれた、この春の日
神谷学園高等部の入学式は、内部進学生たちを中心として、粛然と進行されていた
しかし、例年を経験した教師陣から見れば、今年の入学式はどこか浮ついている
その理由とは……
『今年から、技術者の育成を目的とした、男子生徒の受け入れが始まりました』
新入生の少女たちが詰めている広大な第一演習場の隅に、僅か三十人ほどの男子生徒たちが居心地悪そうに佇んでいる
彼らは、今年から武装工房科や支援工房科に入学した技術者志望の少年たちだ
一般的には、
しかし、入学してくる学生の大多数が戦術科や後衛科などの対怪獣学科に籍を置くために、年々技術者が不足してくることを憂いた工房科の一部生徒が理事に直談判した結果、試験的に男子生徒の受け入れを開始したという背景だ
『三年前、この東都を襲った大型怪獣の被害は、未だ各地に痛々しい爪痕を残しており…』
「………ねぇ、確か紅崎さんって」
「そうだよ、中一で中型倒したっていうあの……」
「『紅の少女』?」
「私たちが少女っていうのはアレだけど、確かに髪の毛、鮮やかで綺麗よねー」
壇上で新入生代表としての答辞を読み上げる『紅の少女』紅崎 飛鳥は、あの単独行動の一件以降、関係者や各学校間で噂となっていた
曰く、本来なら非戦闘員の中学一年生であるにも関わらず、民間人を助けるため、自分の身を顧みることなく戦い、一人で中型怪獣を討滅した少女がいる。と
その行動を評価され作戦後に表彰されたこともあり、神谷学園内では知らない人はいない有名人だ
高等部からの新たな編入生や、中等部から上がってきた内部生から、様々な尊敬や憧憬の念を送られつつ、しかし、当の飛鳥本人は、表向き凛とした姿勢で答辞を読み上げながらも式場を見回して、とあることに疑問を持っていた
(……夢忌がいない?)
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同時刻
《神谷学園
「うはぁ~、目移りしちゃうなぁ~!」
南雀棟は、工房科の教室や研究室が多数位置する建物であり、最新の研究設備等が軒並み整備されている。技術者志望にとっては、正に夢のような場所だ
新入生が入学式で第一演習館に集まっている中、人気のない南雀棟をがやがや進む二つの人影
一人は少年。先ほどから、廊下の端をふらふらと行き来しながら、時折シュバっとした動きで、研究室や教室の窓を覗くことを繰り返している
一人は少女。若干涙目でおどおど周りを見渡しながら、少年の後ろを自棄気味について回っている
「あの、そろそろ戻ったほうが……」
「でも、神田さんも道分からないんでしょ?」
「あぅぅ……」
……が、この学校が広大すぎることに併せて、彼女自身の方向音痴が極まっているため、初めて入った南雀棟で、少年と一緒に絶賛迷子中だ
「べ、紅崎さん! あまり、触らない方が……」
「大丈夫、触ることはないよ。僕も、問題にはなりたくないしね」
胸に神谷学園の交渉を掲げた、紺色の真新しいブレザーを身に纏う少年
今が入学式中というのも忘れてはしゃぐ姿はまるで子供のようであるが、高校男子の平均身長より一回り小さいその体躯を見れば、幼いというよりは可愛らしいという印象を受けるだろう
「……ん? あっちの方から何やら声が聞こえる……」
「えっ、ちょっと、どこ行くんですかぁ~!?」
廊下の奥から何やら話し声が聞こえる
人のことは言えないが、入学式中にも関わらず研究室に籠るだなんて、どんな愉快な人がいるのだろうか
そんなことを考えながら、聖を置いて駆ける少年、名を
今年から武装工房科に入学する、高校一年生である
「そ~っと……チラっ」
朱鳥と聖が声のする研究室を覗き込むと、そこでは二人の女生徒が肩を寄せ合って何やら話し込んでいる様子だった
「だから、飛鳥にはナイフ。異端児を倒したのもナイフだって聞いた」
「しかし、実剣でもエネルギーブレードでも、近接武器であるからには使用用途が限られてしまいます。ここはやはり、拳銃タイプの射撃武器の方が良いのでは?」
「分かってない。飛鳥はああ見えてジャンキー。近距離戦で拳銃使うくらいなら、ナイフで突っ込む」
「いや、飛鳥ちゃんでも流石にそれは……」
アスカ……自分のことではないだろう
二人の少女は、特定の人物の携行武装について話しているらしい
「紅崎さん、そろそろ……あれ、紅崎さん?」
「その人が近接戦を好んでも、ナイフより銃身短めの拳銃の方が良いんじゃないかな」
「ほら、
「む…、多数決の原理」
ジト目で白髪の少女が意見を引くと、額にゴーグルを引っかけた少女がニヤニヤと笑う
「でも、直出しナイフ以外にも近接武器は欲しいよね」
「それなら、非常用ラックにそのまま入るバッテリー式を装填すれば良いのでは?」
「む、物理ナイフとエネルギーナイフじゃ使い勝手が全然違う。非常武装にバッテリー式を持つのは否定しない。でも、それとは別に高周波ナイフくらいは持ちたい。信頼度の問題」
我が意を得たりといった様子で、眠たげな眼のまま捲し立てる少女
「まぁ、技術者側からすれば後輩の要望はなるべく叶えてあげたいけどね。あまり特定の誰かに長時間使っちゃうと、班の皆に怒られちゃうからねぇ」
「班?」
「そう、班。前線戦術、支援戦術、後衛、武装工房、支援工房のクラス内グループ同士で作る部隊みたいなやつ。空ちゃんと私が一緒だって説明したでしょ? 忘れた?」
「ん、なんとなく忘れてた。説明感謝……ところで」
眠たげな眼の少女が、いつの間にか自分たちの会話に入ってきた声に振り向く
「君もサボり……っ?」
その眠たげな眼が、一瞬驚きで見開かれる
自分たちが着ているセーラー服と似た意匠のブレザーを着込んだ中性的なこの少年に、驚きと同時に、密かな既視感も感じたからだ
「……む。気のせい。男子の制服、意外といけてる」
そう言う少女の言葉に疑問を持ったのか、額にゴーグルをかけた少女も後ろを振り向き、直後、大きく口を開ける
「だ、男子生徒!? えっ!? 都市伝説じゃなかったんですか!?」
そういう彼女は、セーラー服の襟に走っているラインの色が、聖やジト目の少女とは違う。おそらく上級生なのだろう
「紅崎さぁ~ん! な、なにしてるんですかぁ!」
突然二人の話に割り込んだ朱鳥の行動に戸惑いながら、遠慮がちに聖が入室してくる
「あぁ、神田さん。ごめんね、ついつい」
「ついついじゃないですよぉ!」
聖自身はそこそこ怒っているようだが、なにぶん彼女のマスコットのような愛らしい容姿と、自信なさげで控えめな態度で、あまり迫力が感じられない
ぷんすこぷんすこ聞こえてきそうな聖の様子を微笑ましく思っていると、ジト目の少女が自分のことを訝し気に見つめていることに、朱鳥は気づいた
「君、紅崎?」
「うん、紅崎だけど……」
「………本名?」
「本名だよ、僕の名前は紅崎
そう言って握手を求めると、少女は眼を大きく見開いて、朱鳥の顔と差し出された手に視線を右往左往させる
やがて、腑に落ちないといった様子ながらも、眼をまた眠たげに閉じて握手に応じた
「ん、
「サボり魔って…白緑さんもでしょ?」
「ん。否定はしない」
夢忌が握手を終え手を離すと、先ほどから反応がないもう一人の少女の頭を叩き、その少女の耳元に口を寄せる
(紅崎って苗字、けっこう広いの?)
(広いっていうか、あまりポピュラーではないですよ。私も飛鳥ちゃんしかしりませんし!)
(じゃあアスカって名前は?)
(あ、アスカならまぁ……そこまでではないですけど、いるんじゃないですか…?)
「あの、何か気に障った?」
朱鳥が不安そうに尋ねると、少女二人は慌てて密談を取りやめ、朱鳥と聖へ向き直る
「いやぁ、別に! 私は二年の
そう言って、朱鳥の手を取りぶんぶん振り回す千才。
彼女の頬はちょっぴり朱色に染まり、動きの大胆さには照れ隠しも含まれているようだ
「武装工房科ということは、A.I.R.Sの武装に興味がおありなんですよね?」
「はい。三年前、この学校のユーザーさんに助けてもらって、その時からずっと。武装というより、A.I.R.S全般に、ですが」
三年前、中型怪獣【テルトルー】の異端児に自らの命を刈り取る寸前まで追い詰められた
そこで見た、紅の残光。その少女を追いかけて、朱鳥はこの神谷学園まで歩を進めたのだ
「そうですか…。そういう人もいるのですね」
千才は一考すると、ゆっくり口を開いた
「三年前、街中での激しい実戦で、多くの人々がトラウマを負ったといいます。それゆえか、二年前から神谷学園は入学希望者ごと減少傾向にあるんですよ」
それは今更なのではないか。と、朱鳥が問う
A.I.R.Sユーザーになるからには、怪獣と戦う義務が発生するだろう
「確かに、戦術科に属する生徒は、街の外で逸れ怪獣の討滅を行いますし、中学二年生からでも、申請すればそれに同行できます。それでも、選ぶ権利はこちらにありますし、事実、一度も戦闘を経ずに卒業していった先輩方はごまんといます」
「大型怪獣の市街地戦は、百年以上無かった。外に出ても、学生の内に戦うヤツは中型だけ。正直言って、三年前に比べたら、実習程度ちょろい」
「大型や三年前のような群れは、基本プロに任されますからね。戦術科でも、大きな戦闘経験のないまま卒業して、どこかの研究施設に入る道が理想とされますし」
「それなら、どうして工房科に人手が回らないんですか?」
不思議で仕方がないといった様子で聞き尋ねる朱鳥
後ろで聖がおろおろしているが、気にせずに続ける
「それは単純に、工房科よりも戦術科の方が評価が高いからですよ。軍や関係企業へ進まなくても、経歴として戦術科の方が有利なんです」
「それもなんだか変ですよね。工房科の方が研究施設とかだと重宝されそうなのに…」
「そうなんですよねー。なんでか分かりませんけど、外に出たら戦術科の方が大事にされるんです。未だに納得いきません!」
回転イスをくるくる回して、ぶーぶーと不機嫌そうに口先を尖らせる千才
その愚痴を何度も聞いているのか、呆れるように「はぁ」とため息を吐いた夢忌は、朱鳥の後ろで縮こまっている聖に気が付いたのか、千才を放って聖へと歩み寄る
「ん、君は誰?」
「えっ、わ、私は 神田 聖 、です…」
夢忌が聖のことをつま先からてっぺんまでまじまじと見つめていたかと思えば、突如としてその眠たげな眼からは想像できない俊敏さで聖の顔面近くまで急接近し、彼女の金色の瞳を覗き込む
互いの鼻息すら当たってしまいそうな距離感でも夢忌の無表情は崩れることなく、顔を赤くした聖の困惑だけが二人の間に流れていく
「な…なんでしょう…っ?」
「…………ん。すごいね。戦術科?」
いきなり何を誉められたのか分からない聖が、朱鳥に要救助の視線を送るも、千才との会話に花を咲かしている朱鳥の耳には届いていない様だ
「えっと……武装工房科です…」
「む、以外。そんなに沢山 LL 持ってるのに」
──っ。
夢忌の言葉に息を詰まらせ、咄嗟に彼女と距離を取る聖
聖の頬に、冷たい汗が伝う
「…どうして逃げるの?」
「っ、えっと…それは……」
二人の間に緊張が走る
いや、正確には夢忌の雰囲気に一切の乱れは見られず、ただその眠たげな眼が、怯える聖を射抜いているだけだ
聖がじりじりと後退る反面、その距離を一定に夢忌が歩み寄っていると
べしっ
「これ、夢忌ちゃん。いきなり詰めていっちゃダメですよー」
千才の平手が頭にヒットし、夢忌は思わず頭を押さえて蹲る
聖との間に流れていた緊張感が、たちまち霧散した
「む。ごめん…」
「あっ、いえ、別に大丈夫ですよ…? ちょっと、LLの貯蓄量が人より多いだけですから…」
聖は多少の疲れが浮き出た顔で、気にしないで、と手を振る
と、そこで
キーン、コーン…
「お、入学式も終わりですね。一年生たちは時間ずらして後から入ったほうが良さげですかね」
「まあ、サボってますしね…」
忘れかけていたが、本来なら朱鳥や夢忌たちは、第一アリーナで入学式に参加しているはずの新一年生だ
特に朱鳥は数少ない男子生徒とあって、良くも悪くも非常に目立つ。入学式の一団と不自然な合流をしてしまえば、一発でサボりとバレてしまうだろう
「む、でもどうせ戻っても、資料貰って解散。もう帰っても良い気がする」
「そうは言っても、明日からの予定とか分からないでしょう?」
「……確かに…」
そう言いつつも、回転イスに飛び込んではそれをクルクル回し、ぐで〜っと体重を預ける夢忌
「む〜〜。面倒くさい……」
「まあまあそう言わずに…」
夢忌はどうやら、新学期に良い印象を持っていない様子だ
「自己紹介が面倒、新しい環境が面倒、人間関係の更新が面倒、全部が憂鬱。折角の春で気持ち良いのに、その全部が台無し」
「白緑さんって、繊細なんだね」
自由人、不思議ちゃんというイメージの夢忌だが、どうも新しい環境に弱いらしい
朱鳥も中学時代は、意味もなく憂鬱になったものだ
「ん! そう言ってくれるか、紅崎! あっちのアスカとは違う。流石…」
「何が違うの?」
夢忌の頭上に影が差す
ぎくっ、と肩を跳ねた夢忌がゆっくり振り返ると……
そこには、紅が佇んでいた
鮮烈で、鋭く、恐ろしいほどに美しい
正にそれは、紅蓮の様な少女だった
「あっ、飛鳥…」
「夢忌アナタ、入学式サボったわね…!」
飛鳥が夢忌に対して厳しい目線を振りかける
そろ~っと逃げ出そうとする千才も見逃さずに眼光でとらえ、先輩後輩お構いなしにお小言を開始する
「先輩、夢忌を誘いましたね?」
「いやぁ、頼まれてたものもありましたし? 別に式くらいいいかなぁ……なんて……」
「ダメです! こういう行事を大切にしてこそ、心身ともに整理がつくんです。今までとは環境も全く変わってくるんですから!」
「むっ……優等生は元気の貯蓄が違う。私たち繊細人は4月というだけで憂鬱。そのことを踏まえて、あっちの紅崎をちょっとは見習ってほしい」
夢忌が椅子にぐで~っと体重を預けたまま、隣に居るはずの朱鳥を指さす
「……あっちの紅崎って?」
夢忌の人差し指は、指すべき対象を見失い、虚しく空を切った
「………逃げられた。素晴らしい本能」
********
「はっ…はぁっ……」
「紅崎さんっ、待って…待ってくださいよぉ!」
朱鳥は走り出していた
そろそろ教室へ戻ろうかと考えていた時、自分たちが入ってきた扉とは別の扉から誰かが入ってくるのを感じた
咄嗟に出ていこうかと考えた朱鳥だったが、入室してきた少女の姿を見て、その思考は霧散した
鮮烈で、鋭く、恐ろしいほど美しい、紅の少女
記憶が震えた。感覚が痺れた。眼球の奥底、神経にフラッシュが走る
あぁ、覚えている。焼き付いている。忘れることなど、あるものか…!
その激情が全身を駆け巡った時、無意識のうちに走り出していた
入室してきた少女から逃げるように、悲鳴を上げるように、けれど、そこに一切の悲嘆はなく、ただただ、純粋な感慨と歓喜を内に
「はぁっ…はぁ……ははっ…あははっ!」
夢見る少女のような輝きを瞳に宿し、誰もいない廊下をひた走る
しかし、如何に朱鳥がトリップしていたとて、体力は無限ではない。ただでさえ線が細く、身体の弱い朱鳥が、息を上げ手を膝につくのは時間の問題だった
「はぁ……はぁ……」
「はふっ…ふぇっ……べ、紅崎さぁ〜ん…」
律儀に、というか、一人になりたくないからか、顔を真っ青にしながら追いついてきた聖が、息も絶え絶えに朱鳥を覗き込む
そこで、聖は目にした
少女のように純粋な輝きを瞳に灯しながら、狂気的に歪められた口元。そして、輝きの深奥に薄っすらと灯る、紅蓮の炎を
「……あぁ、ごめん。ちょっと、興奮しちゃって…」
「……いえ、大丈夫です…よ」
──今、私はなぜ、頬を赤くしている
朱鳥の瞳を覗き込んだ時、聖の身体は微弱な電流が流れたかと錯覚する様に逆立った
初めての感覚だ。心臓がバクバク音を鳴らして、身体中を巡る血液が理由も分からず熱く迸る
「……紅崎さ…」
「あっ」
謎の熱に浮かされた聖を置いて、何かに気がついた朱鳥が顔を上げる
釣られて聖が朱鳥の視線を追うと、そこには…
「……えーっと…」
襟に赤いラインが引かれた真新しいセーラー服に身を包み、胸に花を添えた少女たち。その先頭で、二十代後半といった女性が、聖と朱鳥の二人を少し困った顔で見つめていた
「どこか、調子が悪かったのかな?」
「「………はい…」」
入学式を無断欠席した挙句、密会していたと噂になった二人は、武装工房科一年生の間で、一躍有名人となった
紅蓮のアスカ @wasiro_iceriser
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