嘘をつくことは裏切りだが、真実を告げないというだけでは裏切りにならない。

春風秋雄

妻の不倫相手の奥さんは俺好みの美人だった

「あなたは、今も雅美さんのこと愛しているの?」

一緒に車まで飲み物をとりに来た俺に、いきなりそう聞いてきたのは、4年前から妻雅美と参加しているハイキング・サークル『ウォーキング・ローサン』のメンバー飯塚夫妻の由香里さんだ。旦那さんの達朗さんは雅美たち数人とバーベキューの準備をしている。

その質問に俺はどう答えるべきか一瞬悩んだ。どういう意図でそんな質問をしてきたのだろう?正直、俺は結婚当初のような気持ちは薄らいでいる。「愛しているか?」の問いにYESかNOのどちらかを選べと言われれば、間違いなくNOと答えることになるだろう。でも表面上は良い夫婦を装ってYESと答える方がサークル内における調和がとれるのだろうか。しかし、そんなことより、俺はサークル内では中村アンに似ていると評判の美人で、妖艶な雰囲気を醸し出している由香里さんに以前から秘かに好意を抱いている。他人の妻である彼女とどうにかなるという期待をもっているわけではないが、ここで「今も雅美を愛しています」と答えると、男のロマンの可能性をゼロにしてしまうことになる。そんなことをあれこれ考えていると、

「あら、即答なさらないということは、今はそれほどでもないのかしら?」

「いや、なんというか」

「いいのよ。お互い長年連れ添っていれば色々ありますよね」

「飯塚さんのところも色々あるんですか?」

「も、ということは、山崎さんのところも色々あるんですね」

「まあ、それなりに」

「離婚とか考えてます?」

「え?離婚ですか?」

由香里さんはジッと私の顔を見てから小さな声で言った。

「こんど、ゆっくりお話できないかしら。これ私の電話番号」

そう言って小さな紙切れを俺に渡し、飲み物を持って皆のところへ戻っていった。彼女は、この紙切れを渡すために俺に飲み物を運ぶのを手伝ってと言ったのだと気づいた。

俺は紙切れに書かれた電話番号を見ながら胸の高鳴りを覚えた。


俺は山崎琢磨、42歳。仕事は税理士だ。小さな事務所だが、良い顧問先を抱えていて、収入はソコソコある。結婚10年目になる妻の雅美は36歳で、旅行会社に勤務するキャリアウーマンだ。妻も仕事にやりがいを持っており収入もかなりあるようで、子供はつくらず、お互いに自分の稼ぎから20万円ずつ家に入れるようにして、生活費と貯金と住宅ローンに充てていて、あとはそれぞれ自分の趣味に使うようにしている。ハイキング・サークルは雅美が夫婦で入会しようと提案してきた。運動不足の俺としては月に1回のハイキングは健康のためにも良いと思い同意した。低い山をハイキングするという意味でロー山(サン)というネーミングになっている。ただ単に半日くらいハイキングをして終わりの時が多いが、今日のように皆でバーベキューをしたりすることもある。飯塚夫妻は3年位前に入会してきた。このサークルは圧倒的に中高年の夫婦が多い。飯塚さんのところは旦那さんが俺より2歳下で40歳、由香里さんは雅美より1歳上の37歳ということで、年も近く一緒に参加するときはよく話をする仲になった。


バーベキューの翌日、俺は由香里さんに電話をした。由香里さんは専業主婦をしており、日中に連絡がとれる。由香里さんは待ち合わせに、その日の午後3時に隣町の喫茶店を指定してきた。俺の場合、個人事務所なので、時間の融通はきく。

指定された喫茶店はすぐにわかった。店に入ると由香里さんはすでに来ていた。

「単刀直入に言います」

由香里さんはいきなりそう切り出した。思わず俺は何事かと身構えた。

「うちの主人と雅美さんは不倫しています」

まったく予想していなかった話に俺は「え?」と言ったまま何も言えなかった。

「これが証拠です」

そう言って由香里さんは興信所の名前の入った封筒から写真を何枚か出した。そこには達朗さんと雅美がホテルに入るところと、ホテルから出るところが写っていた。

「さて、山崎さんは、この事実を知ってどうなさいますか?」

「どうするかと言われても」

「選択肢は3つあります。一つ目は何も気づかなかったことにして、そのままにさせておく。二つ目は、とりあえず事実を突きつけてうちの主人と手を切らせる。最後の三つ目は、事実を突きつけて離婚する、の3つです」

「いきなりそう言われても、どうして良いかわからないですよ。でも事実を知った以上、一つ目のそのままにしておくという選択肢はないですね」

「では、不倫をやめさせて婚姻を継続するか、離婚するかの選択ですね」

「まあ、そうなりますかね」

「私は離婚を考えています」

「そうなんですか?」

「ただし、私は離婚すると生活力がないです。ですから主人と雅美さんに慰謝料を請求して、当面生活できるお金を作る必要があります。そうすると、山崎さんが離婚しないという選択肢を選ばれた場合、夫婦の家計に影響が出る可能性がありますので、事前にお知らせしておこうと思ったのです」

「慰謝料はいくらくらい請求するおつもりなんですか?」

「弁護士に相談したところ、300万円の請求をして200万円くらい取れたら御の字だと言われました。それは主人分と雅美さん分の合計ということです。主人には慰謝料とは別に財産分与も請求しますが、公務員の主人は財力がないので、慰謝料は雅美さんの方の負担が大きくなると思っています」

「なんか、信じられませんね。あの二人が不倫していたなんて」

「それは信じたくないということですか?でも、こうやって証拠もあるのですから、受け入れるしかないですよ」

「それはそうなんですが」

「雅美さんとはセックスしていますか?」

いきなりの質問で俺はとまどった。

「いや、あの、そうですね。最近はないですね」

「どれくらいしてないのですか?」

「もう何年だろう。3~4年はしてないかもしれませんね」

「雅美さんは私よりひとつ下ですから、36歳ですよね。36歳の女がセックスなしの生活に耐えられると思いますか?」

「では、由香里さんは今も達朗さんとセックスしているんですか?」

「うちは、月に一度くらいのペースですけど、していました。もちろん、不倫が発覚してからは触れさせていませんけど」

それを聞いて、俺はふつふつと、達朗さんに対する怒りが湧いてきた。俺は妻を抱いていないのに、達朗さんは雅美を抱き、そして由香里さんも抱いていた。これはあまりにも理不尽ではないか。不公平すぎる。そして、その怒りの奥底に、俺も由香里さんを抱きたいという欲望があることを意識した。

「それで、俺はどうすればいいのですか?」

「それは、琢磨さんが決めて下さい。このまま婚姻を続けても良いですし、慰謝料をとって離婚しても良いですし。ただし、達朗は財力がないので、慰謝料はあまり期待しない方がいいですよ」

「慰謝料はあてにしませんが、このままでは気持ちがおさまらないと思います」

そういうと、由香里さんはニコッと笑った。

「それは当然ですよ。とりあえず私は、すでに弁護士に頼んでありますので、離婚手続きを進めていきます。そうすると、達朗を通して雅美さんにも不倫が発覚したことが知れますので、何か行動するなら早い方がいいと思いますよ」

今後は、お互いの進捗状況を逐一報告しあうという約束をして、その日は別れた。

仕事が終わり、家に帰ったとき、雅美はまだ帰宅していなかった。今日も達朗さんと会っているのかもしれない。寝室を分けてもう5年くらいになる。雅美は仕事の関係上、夜遅くまで調べものをすることが多い。俺は俺で、確定申告の時季や、顧問先の決算期になると、仕事を家に持ち帰り、遅くまで仕事をすることがある。そのため寝室を別にしたのだ。最初のうちは、月に1~2度、俺が雅美の寝室へ行ってセックスをしていた。そしてたまに雅美の方が俺の部屋を訪ね誘ってくることもあった。しかし月日が経つにつれ、その頻度が減り、寝室を分けてから1年ちょっとすると、セックスレスの状態になった。


ベッドに入ったが、神経が高ぶってとても寝むれそうにないので、本を読んでいると、雅美が帰宅した音がした。時計を見ると11時を少し回っていた。隣の寝室に入って着替えをし、浴室へ行ったようだ。シャワーだけ浴びたのだろう。すぐに寝室に戻り、ドライヤーを使っている音がする。ドライヤーの音が止み、しばらくすると物音がしなくなった。おそらくベッドに入ったのだろう。俺はふと思い立ち、自分の部屋を出て、雅美の部屋の前へ行った。ドアをノックすると雅美が「どうしたの?」と聞くので、黙ってドアを開け、雅美が寝るベッドの枕元に座った。

「なあ、たまにはしようよ」

「どうしたの急に。今日は疲れているからダメ」

雅美はそう言って背中を向けてしまった。

「なあ、たまにはいいじゃないか」

俺はそう言って後から手を伸ばし雅美の胸を触ろうとした。

「ちょっと、何してんのよ」

雅美はそう言って俺の手を払いのけ、俺の顔をキッと睨み付けた。

「今日は嫌だって言ってるでしょ!もう出ていってよ」

雅美のその顔を見て、俺の中でモヤモヤしていた気持ちが、サーっと冷めていくのがわかった。


進捗状況の報告会のため、先日の喫茶店で由香里さんと話しているとき、先日の夜の出来事をつい話してしまった。すると由香里さんは「へえ、雅美さんとセックスしようとしたんだ」

となんとも言えない反応を示した。

「いや、あいつがどういう反応をするか確かめたくて」

俺は何で言い訳しているのだろう。

「それで、もし雅美さんがOKだったらセックスしてたんでしょ?」

「それは、まあ、そういう流れになってしまうかな」

「ふーん。男って、そういうものなんですね」

「そう言われたら身も蓋もないですが。男ってやつは、征服欲が強くて、競争心も激しくて、自分のものは他人にあげたくないくせに、他人の物は欲しがるし、やっかいな生き物なんです」

「ということは、達朗に対抗意識を燃やしたんだ」

「まあ、そういうことです」

「その理屈でいうと、ひょっとして、私とセックスしたいと思っています?」

「もちろん。ただし、それは達朗さんへの対抗心ではなく、純粋に由香里さんが魅力的だからです」

「あら、うれしいこと言ってくれるのね。ありがとう」

「それはOKという意味ですか?」

「ほめてもらってお礼を言っただけで、OKはしていませんよ」

その日の報告では弁護士の方から達朗さんへ通知を送ることになったとのことだ。いよいよ動いてきた。


達朗さんへ通知が届いただろうと思われる日に、俺が仕事から帰ると、めずらしく雅美が先に帰っていて、俺に話があると言ってきた。おそらく達朗さんから連絡が入ったのだろう。

「達朗さんとのことは、もう知っているのでしょう?私と別れて下さい」

なんと、雅美から離婚を切り出してきた。しかも、慰謝料と財産分与等に関しても、事細かく書かれた離婚協議書を作って提示してきた。その内容に俺としても異論はなかった。仕事が出来る女の本領をこんなところでも発揮していた。


離婚届を提出して雅美との離婚が正式に成立してから2週間ほど経った頃に由香里さんから連絡があった。達朗さんとの離婚が成立したとのことだった。その日の夜、お互いの報告を兼ねて由香里さんのマンションから近いイタリアンレストランで食事をすることにした。

「結局、慰謝料はいくらとれたの?」

「慰謝料自体は雅美さんから50万円、達朗からは100万円。その他に離婚条件として、夫婦の貯金100万円を全額と、今の賃貸マンションの家賃を3ヶ月間負担してもらうってとこかな。どうせ達朗の100万円も雅美さんが出したんだろうけどね」

「今のマンションに住み続けるの?」

「今のマンションは私ひとりでは広すぎるし、家賃12万円はとても払えないから、引っ越す予定。家賃負担してくれている3ヶ月の間に引越先と仕事を探さなければと思っているところ」

その日は、一通りの事が解決した安堵感からか、由香里さんは、かなり酔っていた。酔った由香里さんは、男心を刺激する色気があり、俺は、ますます由香里さんを抱きたいという気持ちが抑えられなくなってきた。

由香里さんをマンションまで送って行くことにして、足元がおぼつかない由香里さんの肩を抱くようにして歩いた。マンションの前に着いたとき、「じゃあ」と言って肩を抱いていた手を離した瞬間、由香里さんはふらついて倒れそうになった。俺はあわてて手を伸ばした。すると、偶然にも、支えた手のひらの場所は、ちょうど由香里さんの左胸だった。手のひらに少し余る大きさの胸の弾力は、俺の神経を刺激した。俺は数秒その手を離せなかった。

由香里さんは「ごめんなさい。ありがとう」と言って、俺が胸を触ったことに気づいてないのか、まったく気にする様子はなかった。

「危ないから、部屋まで送るよ」

俺はそう言って由香里さんの肩を抱き、部屋までつれて行き、ベッドに寝かせた。俺の理性はそこまでが限界だった。俺は由香里さんに覆いかぶさるとキスをした。由香里さんは弱い抵抗を示した。俺が手を下半身にもって行こうとすると、由香里さんは俺の手首をつかみ、今度はしっかりとした抵抗をした。

「ダメ」

「由香里さん、好きなんです」

「あなたは達朗に対抗意識を燃やしているだけでしょ?」

「そんなことはないです。多少の対抗意識があることは否定しませんが、俺は以前から由香里さんのことが好きでした。その気持ちは、この何週間か一緒にいる回数が増えるにつれ、どんどん強くなってきました」

「そんなの一時の感情でしょ?1回セックスしてしまえば、あなたはそれで満足して終わりでしょ?」

「そんなことないです。このマンションを解約したら、俺の家に一緒に住めばいい。仕事なんか探さなくてもいい。俺が養いますよ」

「それは私と結婚するということ?」

「そうです。お互い離婚は成立しているわけですから、何も障害はない。由香里さんの場合は離婚から100日は再婚できないですが、それを過ぎれば籍を入れましょう」

由香里さんは少し考えたあと口を開いた。

「だったら、2つ約束してくれる?」

「何でしょう」

「一つ目は、絶対浮気はしないってこと」

「もちろんです。俺は浮気したことはないです。これからもしません。もう一つは?」

「もう一つは、セックスレスにならないということ。最低でも月に1回は私を抱いて。将来、男性として機能しなくなっても、私を放ったらかしにすることはしないで」

この2つの約束は俺たちが離婚を経験した原因となっている項目だ。二度と同じ過ちはしないという約束だ。

「わかった。約束するよ。今度は幸せになろう」

俺がそう言うと、俺の腕をつかんでいた由香里さんの手から力が抜けた。


由香里さんのマンションでひとつになった夜から、由香里さんは頻繁に俺の家に泊まりにくるようになった。部屋の模様替えをし、俺が寝室で使っていた部屋にダブルベッドを置き、俺の仕事用の机や書棚は雅美が使っていた部屋に移し、そこを書斎にした。

由香里さんの離婚からもうすぐ3ヶ月になろうとしていた頃には、由香里さんのマンションはすっかり片付き、荷物はすべて俺の家に運び入れていた。あとは半月後くらいに婚姻届を出すだけだ。

ちょうどその頃、俺は顧問先の決算が様々な調整で遅れをきたし、家に仕事を持ち込んでいた。俺は家で仕事をするときは、ヘッドフォンで音楽を聴きながらやることにしており、いつもはiPodで数時間連続で聴けるようにしているのだが、たまたまお気に入りのアーティストが新しいアルバムを出したので、その日はパソコンでCDを聴いていた。CDが終わり、iPodに切替えようとヘッドフォンを外したとき、階下のリビングから話し声が聞こえた。由香里さんが電話をしているようだった。俺は、ふと気になり、そーっとドアを開け、階段のところまで行ってみると、由香里さんの声がよく聞こえた。


「だから、あなたとはもう終わりだと何回も言っているじゃない」

「達朗のときは相手も浮気してたから、気づかれなかったけど、今度の人は浮気をするような人ではないから、気づかれる可能性があるの」

「確かに今の人は前の奥さんの浮気に気づかないような少し抜けたところのもあるけど、逆に前例があるから今度は気をつけるでしょ?」

「ねえ、わかってよ。達朗の時は、たまたま浮気相手の旦那さんが経済力もあって、私に好意をもってくれているのを知ってたから、いつ離婚してもいいと思ってたけど、今度の人を逃したら、私はどう生きていけばいいの?あなたが養ってくれるわけではないでしょ?」

「愛しているかって?誰を?」

「今の人のこと?私にとって愛しているとか、そういうのはどうでもいいの。私を大切にしてくれて、ちゃんと養ってくれるというのが重要なの。でも体の相性はいいよ。私はそれで充分」


俺はそこまで聞いて、また音をたてないように書斎に戻った。それからしばらく考えた。俺は騙されていたのだろうか?でも由香里さんは何一つ嘘は言ってない。本当のことを言わなかっただけだ。俺も、まさか由香里さんも浮気していたとは思いもしなかった。だから「浮気したことはありますか」なんで質問することも考えなかった。質問されなかったから言わなかっただけだ。それに口説いたのは俺の方だ。由香里さんの酩酊状態に付け込み強引に関係を迫ったのも俺だ。確かに、今考えれば、そう仕向けていたのかもしれない。でも惚れてしまったのは俺だ。そういう意味では騙されたことにはならない。しかも、さっきの電話の話では、俺との関係が深まったあとは切れているようだ。ここは何も気づかなかったことにしておくという選択肢を選ぶべきなのか?俺はそれから仕事が手につかなかった。

由香里さんが寝室に入った気配がした。俺は仕事を切り上げ、寝室へ向かった。ダブルベッドに横たわる由香里さんの隣に滑り込むと

「お仕事お疲れさま。疲れてない?」

と由香里さんは優しいまなざしでつぶやいた。

「これくらい、いつものことだから大丈夫だよ」

俺がそう言うと、由香里さんは俺の首に手を回し、抱きついてきた。そして由香里さんは俺の上にのしかかってきた。初めての夜と立場が逆になったなあと思う。

「なあ、あのときの2つの約束、あれは俺だけではなく、由香里も約束するということだよな?」

「そんなの当然じゃない。あなたの男としての機能が弱ってきても、私はあなたを放ったらかしにしないよ」

その言葉を聞いて、何も気づかなかったことにしておくという選択肢が最良の選択肢だと俺は確信した。

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