【2-8】 海の向こうからの贈り物
【第2章 登場人物】
https://kakuyomu.jp/works/16817330657005975533/episodes/16817330664586673465
【世界地図】 航跡の舞台 ブレギア国編
https://kakuyomu.jp/users/FuminoriAkiyama/news/16817330667919950277
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帝国陸軍 最年少将官たる
上級大将・
だから、1日も早く麾下の兵制改革を押し進めねばならなかった。だが、どこから手を付けて良いのか、
帝立図書館に通い、軍政について記した著名な本をいろいろと手に取ったが、10歳そこそこの彼女には難解過ぎた。
これまで、
だが、時代の
焦りは募れど、手応えを得られぬまま、月日ばかりが過ぎていく。
部下の
大海アロードの向こうから、紅毛の風変わりな若者とその一行が着任したのは、
父が呼び寄せた紅髪の青年は、先のヴァナヘイム戦役の立役者であった。
大海向こうでの戦役の当事者――東征軍内の
だが、
この紅髪の青年から学べ――と。
さすがは帝国宰相である。その
砲兵中心の作戦を練り、一国を滅ぼしてきたばかりの生きた教本――それを、
突破口が開けたとは、このことだろう。
紅毛の将校は、
なかなか胸襟を開いてはくれなかったが、彼からほとばしる才気を
彼は基本的に
執務中であろうと船を漕ぎ、書類仕事から度々逃亡した。風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みすることもあった。
だがそうした性質は、鋭利過ぎる刃を包むため――
【作者からのお願い】
この先も「航跡」は続いていきます。
コナリイは焦っていたのだな、と気がついていただけた方、🔖や⭐️評価をお願いいたします
👉👉👉https://kakuyomu.jp/works/16817330657005975533
コナリイたちの乗った船の推進力となりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます🚢
【予 告】
次回、「お金は大事」お楽しみに。
「だいじょうぶ!お金の算段はつけるから、セラ=レイスが良いと思う野砲のリストを急ぎ用意して」
「か……しこまりました」
にこにこと微笑む金髪の少将を前に、
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