飼っていた金魚がババムートだった件〜なお、そのババムートは超絶最強美少女だってさ〜

だし巻き卵作ってみた！！Part②

ナデシコ「それでは、まずボウルの中に卵を割り入れ、醤油と砂糖を小さじ2、だし汁を大さじ4入れます。あ、お子さんがいる場合は、砂糖を多めするといいですわ♡」

そう言うと、ナデシコはボウルの中に、バジリスクの卵と調味料を入れるのだった。

紅音「子どもは甘いのが好きだからなぁ〜」

ナデシコ「ちなみに、主様はしょっぱい卵焼きが大好きなのですわ♡」

紅音「その情報の需要ってあるの？」

ナデシコ「もちろん♡ありますわ♡」

【コメント】

：ナデシコちゃん得でしかない情報ですね分かります

だよな！！

ナデシコ「そして、白身を切るように軽く混ぜます」

手慣れた手つきで、ボウルの中に入っている、卵と調味料を菜箸で混ぜるナデシコ。

.................こうやって、料理をしているところを見ると、ナデシコがいかに料理上手なのかが、改めて分かるような気がした。

【コメント】

：ASMRですね分かります

：かき混ぜる音が気持ちいいんじゃ〜

分かる、分かるぞぉ！！

ナデシコ「さて、お次は卵焼き用のフライパンを熱します。もちろん、油は多めの方がいいですわ♡」

紅音「いよいよ卵焼きの〈焼き〉の部分に入るのか..........楽しみだ！！」

熱した卵焼き用のフライパンの上に、油を引くと、ジュワジュワという心地の良い音が、徐々に聞こえてきた。

そして..........続け様に、卵液の2/3をそこに入れると、ある程度混ぜ、クルクルと卵焼きの形に整形し、また卵液を追加して、巻いていき.................

ナデシコ「これでナデシコ特製だし巻き卵の完成ですわ〜♡」

ナデシコ特製だし巻き卵が完成したのだった。

紅音「見たら分かる、確実にフワフワなやつじゃねぇか！！」

【コメント】

：飯テロだぁぁぁぁぁ！？

：フワッフワッじゃねぇか.....

：よ、よだれが止まらねぇ！！

：いや時間帯ぃ！！

紅音「ではでは...........いただきます！！」

出来立てのだし巻き卵を、一口食べる僕。

だし巻き卵の味は...........もちろん美味い！！

フワフワな食感と、ダシの味が口の中に広がって....................まさに、高級料理店の料理を食べているみたいだ！！

紅音「..........これ、高級料理じゃないよな？」

ナデシコ「んなわけないじゃないですか！！これは正真正銘のだし巻き卵ですわ！！」

こんなに美味しい卵焼きが食べるなんて.................配信様々だな。

コメント欄を見てみると、だし巻き卵を食べる僕に対する、羨ましそうなコメントで溢れていた。

ナデシコ「材料さえあれば、皆様にも簡単に作ることが出来るので、是非ともチャレンジして欲しいですわ♡」

紅音「無理に決まってるだろ！！」

そもそも、材料の中にB級モンスターのだし汁やら、A級モンスターの卵やらがある時点で、もう既にヤバいんだよなぁ。

【コメント】

：とんでもクッキングですね分かります

：ナデシコちゃん無敵説w

：クーくんの胃袋を掴むためなら、A級モンスターを捕獲することも簡単ってことか..........

ナデシコ「主様のためならば、どんな手間も惜しまない。それがコツですわ♡」

そう言うと、カメラに向け、ウィンクをするナデシコ。

...........てぇてぇ。

【コメント】

：てぇてぇ

：てぇてぇ案件

：てぇてぇ

：てぇてぇ

：てぇてぇ

どうやら、視聴者のみんなもそう思ってたみたいだ。

紅音「あぁ〜、これを視聴者のみんなに食べさせたいぐらい、美味い！！」

ナデシコ「ウフフ、なら良かったですわ♡」

【コメント】

：着物美人の作る料理..........食べてみたいなぁ

：これほどまでに割烹着が似合う美女が居ただろうか？

：大和撫子って実在したんだな

確かに、ナデシコは大和撫子を具現化させたような見た目なんだよな。

まぁ、見た目だけだけどね

紅音「それにしても、ナデシコは本当に料理上手だよな」

僕がそう言うと..........ナデシコの頬は赤く染まり、嬉しそうな顔になった。

ナデシコ「キャ〜♡主様に褒められましたわ〜♡」

体全体を使って、これでもかと嬉しそうにアピールするナデシコ。

...........正体が神獣とはいえ、中身は乙女なんだな。

【コメント】

：あぁ〜、目が癒されるんじゃ〜

：俺らの穢れた魂が.........浄化されていく..........

：今まで、こんなにピュアな反応をする乙女が居ただろうか？

：見た目は着物美人、中身はクーくんにデレッデレな乙女.............うん、いいね

：早くクーくんとくっつかないかな〜

ﾌｧｯ!?

紅音「だから！！僕はまだ未成年だからね！！」

ナデシコ「大丈夫ですよ！！愛があれば、何でもオールOKですわ♡」

紅音「んなわけあるか！！」

【コメント】

：夫婦漫才w

：完全に夫婦的な絵面になってる件

ナデシコ「主様！！視聴者の皆さんは、ワタクシ達のことを夫婦みたいだって、言っていますわ！！」

紅音「......ｱ､ｳﾝ､ｿｳﾀﾞﾈ」

【コメント】

：あ、諦めた！？

：うん、アレじゃあ仕方ないよな

：だな

：末長く爆発しろ！！

僕とナデシコのことで、大盛り上がりのコメント欄を尻目に、僕は初配信を終えるのだった。