アラカルト3

小林飛翔(Al)

アラカルト

東京でも郊外に行くと、はじめにつまり昼間には気付かないが夜の帳が下りると、(色)が見えてくる。

それは、以前『アラカルト 交差しない人の流れ』でも触れた「沈黙が恐い」なのだが、静か過ぎるのが恐い。

そこで、音楽や娯楽に身を染める。

どんどんと没頭していく。


(色)は灰色だ。

灰色という色は、他のどんな絵の具であろうと塗りつぶせないと思う。

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