第1話 取り残されたニート
気づいたら俺は真っ白い空間に一人ポツンといた。多分俺は死んだのだろう。静かにニート人生40年の幕が閉じた。
「何故だー!!!」
「俺はまだ童貞捨てられてないのに‼︎」
それからおよそ半年が経過した。何もする事が無い。てか動けない。マジで此処何処?
突然一人?の真っ黒い色のブリティッシュスタイルの紳士服を着込んだ小学生(多分女性?)が自分の影から現れた。
?: 「おや、此処にまだ取り残された魂が残っておったか。」
自分 : 「誰だ!」
死神 : 「一応死神をやってる者だが」
自分 : 「あ、そうですか。 自分半年間ぐらい此処に居るのですが此処は何処ですか?」
死神 : 「え‼︎ マジで⁉︎ ごめん君の存在完全に忘れてたわ。すまん。此処は一応次の世界に行く待合室的な場所だよ。」
自分 : 「…」
死神 :「…」
死神 : 「今からお主には異世界に転生してもらう。」
自分 :「☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」
死神 :「あ、でも転生してもスローライフは出来ないからね。だって君はトラックに撥ねられて死んで無いからね。トラックで撥ねられてたらスローライフや俺Tueeee的な事は出来たけどね。轢かれてない、撥ねられて無い人は大抵は社畜みたいな人生を送るよー」
自分 :「そんなozr …」
自分 :「なんでトラックに撥ねられて死なないとのんびり生活出来ないんですか?」
死神 :「君飲み込み早いね。死んだ事はもう理解してるのね。まぁ幾つか理由はあるけど一番はテンプレすぎるからかな?
まぁ、僕が決めたルールじゃ無いから知らんけど。」
死神 :「そんな君にチート能力を寄付しようパチパチ」
死神 :「アイテムボックス(時間経過あり)、鑑定スキル(生き物は不可)、魔力神経、人型種のどれかからの転生を授けるよ。」
自分 :「それだけですか?」
死神 :「欲張りはいけないよ。アイテムボックスは時間経過あるけどボックス内の時間経過はすきに変えられるし、鑑定はまぁアレだ。
魔力神経はそれが無いと魔法使えないし、それに全世界人口の約四割しか持ってないからね。持っとくと割とお得だよ。それぐらいかな。」
自分 :「なんで人型種限定なんでしょうか?
死神 :「人型種以外の転生は極稀に植物や微生物、非生物などに転生する人が昔居たらしいから神々の会合で人型種限定って決定したんだ。面白く無いからね。」
自分 :「面白く無いって…」
死神 :「だって僕たち凄く暇なんだもん。まぁこれから頑張って。僕たちの娯楽になってくれ。楽しみにしてるよ♡
いってらっしゃーい」
ドス黒い扉が突如現れそこに吸い込まれる様に俺は消えてった。
トラックに撥ねられて死なないと異世界転生してものんびり生活は出来ないみたいです 黎ネコ @Hellose
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。トラックに撥ねられて死なないと異世界転生してものんびり生活は出来ないみたいですの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます