狐警察〜妖的事件取り扱い〜

ky&

始まり

「おい、またお前かよ。未成年者の飲酒は法律で禁じられているんだ。どこで買ったそれを。」

「コンビニです。すみません。」

「お前は確かに大人に見えるからって酒を買ってもいい訳じゃないんだぞ。」

「はい。」

「あとは頼む。」

俺は田貫真人。

県警の刑事をしているが今はよくそこらで酒を買っている一人の学生の話を聞いていた。

「しっかし、あいつは飲んでいたのは一回だけであとは飲んでないんだよな」

そう言いながら俺は繁華街のコンビニに来ていた。

「すみません。ここでこの顔の男の子がお酒を買いに来ていませんでしたか?」

俺はここのコンビニの店主と話をしに来た。

「ああ、買いに来ました。ただしもう一人ガラの悪い大人がいました。」

なに、

「もしかするとこいつか?」

「そう。この人です。」

「ありがとうございます。」

俺は店から出てとある場所に行った。

それは

『うさぎの飼育』というバーであり、そこのマスターはこの繁華街のことをよく知っている。

「マスター、この男が販売人なんだよな。」

「はい、この男が販売人です。」

「しっかし、なんだこの薬。この麻薬の悪いところを強化した様なものは?」

「それは、覚醒薬のB.Mだ。こいつはもともとは医療用に作られたがそれを悪用して改良されたものだ。」

横を見ると狐の面を被った男がいた。

「誰だお前は?」

そいつはウイスキーを飲みながら

「ただの変人だ。」

と言って帰った。

何なんだ?あいつは。

そう思いながら店を出ようとした時、俺の携帯がなった。

「なんだ、こんな時間に。今から県警に戻れとか言うなよ、もう変えるんだから。」

そして電話の内容を聞いた時に俺は携帯を床に落とした。

「彼が死んだ。」

俺はしばらく動けなくなったあと、何故死んだかが気になり県警に戻った。

死因は病死。

どうやら心臓発作で死んだ。

彼が死ぬ間際にこんなことを言ってたらしい。

「らうすと」

俺は彼とはたまに話していたがこんなことになるなんて。

「これは病死ではない。事件だ。」

大きな声でそんなことが聞こえた。

そんな訳ないだろ。そんな被害者にしたくない。

「この事件にはB.Mが関わっている。この事件にはこの妖的事件取り扱い部署に任せてもらう。」

なんだその部署。聞いたことなんかないぞ、、、

「おい、そこのバーにいた奴明日から俺の部署に来い。」

誰だそいつ

「わかったな田貫真人」

は、俺じゃねえか。

翌日

正式に移動となった。

何が何だかわからないだろ?

これが始まりだった。

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狐警察〜妖的事件取り扱い〜 ky& @20080826

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