KAC20247 H色桃色マッチングアプリって、どうか?ちょっと、いやらしかなあ。

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 「お2人の相性は、 100%です」さあ、考えよう!それは、100%良いカップルっていう意味なのか?

 「マッチングアプリ」

 それを、どう考える?

 「言い方は悪いが、出会い系」

 「本当に、言い方が悪いぞ」

 ちょっと、不評。

そこで、新しいタイプのマッチングアプリに色が付いた。その名も…。

「桃色アプリ様」

アプリのマークの色が、桃色。

それにしても、厳しい意見ばかり。

 「マッチングアプリ?恋愛の努力のできない人がすがるイベントだろ?」

 「っていうのか、桃色の意味ある?」

 気の毒。

マッチングアプリな出会いで、良い結婚に結びつけようとしている人もいるのにな。

この2人が、そう。

 マッチングアプリな出会いで、良い結婚に結びつけようとしていた。

 仲良く、ハモる。

「悪口、いやだ」

「悪口、いやだ」

新興宗教、みたいだな。

「私たちのマッチング度は、どれくらいになったかな?」

 女性のほうが、スマホの桃色マッチングアプリを開きはじめた。

結局、マッチングアプリに頼るのか。

 「…ちょっと、何これ?」

 「どうした?」

 「ちょ。問題戦闘力が…じゃなかった、私たちのマッチング度が、ヤバいことになっているんですけど!」

 「あ、本当だ!」

「…あ、やだあ!」

「ひひ」

「やめて、エッチ!」

「そう言われて、やめられるかよ!」

「ああん」

仲が、良いね。

「そう言って、お前。本当は、×××な気持ちで、×××にゆとってるんじゃないのか?」

「あ、あん…。バカぁ…」

「じゃあ、さとったのか?」

「ちょ…。そういう言い方、やめて!」

「良いじゃないか。ゆとりもさとりも、×××に落としてさ」

「それって、うんこ×××?」

そのとき、 2人のマッチング度が、これまで見たことがないようなスピードで、上がっていった!

 スマホから、桃の香りと音声がただよいはじめ…。

液晶画面に、相性の結果が出た。

「100%!ニタモノカップル!」

 だろうね。

桃の無料引換クーポンが、スマホの画面に出てきた。

「ちぇっ…。桃色って、エロい意味じゃなかったのか」

「私、桃色うんこを期待していたのに」

お前ら、病院にいってこい。





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