意外と抜けてる超生命体

第一章まで読了
主人公であるナムゥは、最古の人間でありながらも似て非なる、永遠の命と無限の進化を秘めた生命体だ
彼が人間を観察する──というのが物語の主題となるが、このナムゥが案外人間くさい
本人は不本意だろうが、愛嬌があると言い換えてもいい
人間を見下しているので、意外な反撃に遭ったときは動揺するし、悔しさを滲ませたりもする
超然として一切の動揺がない超生命体が主人公だと、ここまで面白くならないだろう
ナムゥがこれからどのような運命を辿るのか、楽しみにしておこう