第2話
「ふぅん、決まったわけ?んじゃそこに魔法陣あるから乗ってちょうだい」
はぁ、とため息をつきながらソシャゲとかのガチャで見るような青い魔法陣を指差す。
乗る前に、これだけは聞きたいと最初から思っていたことを口にして見る。
「あの、私の死因って.....?」
「は?私忙しいんですけどぉ...んま簡単に言うなら刺殺よしーさーつ」
少しキレ気味に言い放つその姿は最初であったときの美しいオーラは消えてただのギャルみたいになっていた。
片手にジュース、もう片方にはポテチ。
女神とは?という姿でもある。
「え、誰にです?」
「んー....地味っぽい男で太ってて、The陰キャ君って感じ。あんたのファンじゃない?」
そう、私はアイドルをしている。
人気グループ、と自分で言うのはあれだけど全国回ったり、ドームとかで結構ライブしていたしニュースなどでも取り上げられたことは何度もあるから人気だとは思う。
そのなかでも私はファンを一番大事にしてくれるというイメージがつけられた。
人気はそこそこあったと思う。
個人的にはかなーりファンを大事にしてきたのに...
「ファンに殺されんの!?」
「うっさ....この男、見覚えある?」
と魔法かなにかで見せられた写真を見てみると
「あ、こいつ!!!前に握手会に来てた人じゃない!しかもよくリプしてくれるs....」
「はいはい、魔法陣に乗った乗った。」
くそう、私はこの男を許さないと共に異世界では絶対にこういうファンを作らないようにすると心に決め、魔法陣に足を進めた。
異世界で活躍できなさそうなので踊り子になりました(建前) ぽこぷよ @pokopuyo
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