第40話
「今日も お願いね」
モーテルから 出る キャサリンと クルー
町は まだ 眠りの中
夜は 明けようと している
「朝帰りっていえばイイ響き
だけど・・・」
一方 その頃
青く 染まる 町を ネイスの
家に 向かう ニックたち
「ただいまー
お母さん 帰ったよ」
背中に 乗る 母親に 話しかける
ネイス
「あれ アーリントンと アステーレは??」
二人の 無事を 確認したい
ニック
「アーリントンは ベッドの下に いるから
呼んで来て」
2階を 指差す ネイス
「おう」
「アーリントン!」
「ニック!」
ニックの 姿を見て
ベッドの 下から飛び出し
熱い抱擁を する二人
「もう 二度と逢えないかと 思って
心細かったわ」
ニックに 頬擦りする
アーリントン
「大丈夫だよ」
サァーッ
シャワーを 浴び つかれを
流す ニック
「さて いよいよ突入だ」
サンモルト社の裏手にある
勝手口の 前に ネイスと ニック
オオワクダニヤマが 台車と
白い シーツを 持って あらわれる
「それじゃあ 入るわよ
忘れもの ないよね??」
ニックと ネイスは 抱き合うように
台車に 乗る
「うん 大丈夫」
「それじゃあ かぶせるから」
オオワクダニヤマが 二人に
シーツを かける
ピッ
勝手口の ドアが 開く
「ドキドキするわね」
熱い クチづけを する 二人
「んっ ああ」
ブーン
小型の ガードロボが 飛行して
来る
「シッ
静かに」
「ピッ・・・ランクコードF
オオワクダニヤマ」
顔認証を 受ける オオワクダニヤマ
「悪かったわね」
ゴロゴロ
台車を 押し
エレベーターホールへ 向かう
オオワクダニヤマたち
ポポーン
「さあ エレベーターに 乗るわよ」
ガタッ
「さあ 2階に・・・」
2階に つくと フリームスと
鉢合わせに なる
「やあ オオワクダニヤマ
重そうな 荷物だね」
「・・・ええ ちょっと」
「運んで あげようか??」
「あっいえーイイ
ええ平気!?」
「ああ それなら イイね」
「はい じゃあ」
ガタッ
「ふぅ」
「ここが 開発室
入るわよ」
やっと 開発室の前に たどりつき
中へ入る
「おい フリームス
どこに・・・」
カルディアが 勘違いして
振り向く
「あれ オオワクダニヤマ部長
しばらく 休まれてましたが」
急に 態度が変わる
「ようやく 決心が ついたの」
「なにを」
銃を かまえると 躊躇なく
ダーン
カルディアは 血を 流し 倒れる
「えっ」
「・・・うん?」
シーツで 見えない二人
ガバッと出る
「オオワクダニヤマ なんで」
「・・・こいつが ポテトを
開発した 張本人
つまり 元凶よ
生かしては おけない」
「でも これじゃあ
解決しないだろ」
「リーリーナが あたくしを
縛ったあと ポロッと
特効薬に ついて 言っていたから
上の 階へ 急ぎ ましょう」
「あるのか 早く言ってよ」
「わからない」
上の 階へ 急ぐ 3人
「よく来たな」
「フリームス・・・」
察して 行動していた
フリームス
「これが 欲しくて 来たんだろう」
「渡してよ」
「ヤダね
ガードロボ カモン」
ギャリギャリ
キャタピラの ついた ロボットが
出て来る
両手に ミニガンが ついている
「えっ なんだ このデカいヤツ・・・」
ドドドドドド
乱射する ガードロボ
「うぉ 隠れろ」
「ああいうのって 結局 頭部を
やっつければ 大丈夫だろ」
「オーケー やってみる」
バーンバーン
ドドド
ダーン
3人で 一斉に 頭部を撃つと
ポロッと モゲる
しかし それで 回転を はじめたかと
思うと 今度は こっちへ
ダッシュして来る
「ヤベえ 突進して 来るッ」
ズドーン
ニックは ネイスに おおいかぶさったが
オオワクダニヤマは ガードロボと
壁を つき破り 3階から 落下していく
「オオワクダニヤマ!」
穴から下を 見て 首を ふる ニック
上の 階を 目指す
「おい フリームス
もう あとが ないぞ」
「ははは
お前らに 人が撃てるのか??」
「それは・・・」
バーン
かまえると 同時に 撃つ
ネイス
「撃てるけど?」
「いや 今 説得を だなぁ」
「面倒じゃない そういうの」
「・・・そうか」
「よし 手筈通り オレは 2階から
配送トラックの
屋根に 乗って 脱出する
ネイスも 一緒に」
「この 特効薬を お母さんに
飲ませたい」
「そうか・・・」
「ニックは 外に 出て フェンスを
壊して また 合流しましょ」
「・・・うん」
「よし あのトラックだな」
ドンッ
2階から 荷台の上に乗れて
無事 脱出に 成功する
ニック
その後
ネイスの家の 写真立てには
ネイスと ニック
その 間に アーリントンと
ネイスの母親の姿
そして ポテトを 取りつくされたと
思われた 畑に 1つ芽吹く緑の葉
Pパニック なばば☆ @bananabanana1E
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