プログラマー記憶持ち、ハードな異世界ライフ

剣と魔法の世界よりもやや進んだ世界で、プログラマーの記憶を活かして魔法の出るスクロールや魔道具を改良して成り上がる、というようなものかなと読み始めは思っていました。
が、既存の概念を打ち壊すほどの発明と、主人公自身の脇の甘さと流されやすさから、貴族や悪党の目につき大変な目にあい始め、その後は国家の存亡にかかわるほどの大事件へと巻き込まながらもしぶとく生き残っていきます。
想像以上の世界観と、ちょうどよい文量から、読んで損はない作品だと思います。