助けた猫さんは転校生?~動物とお話できる私と四人の婚約者候補~
豆ははこ
第1話 婚約者候補?増員中!
『私の母は
「……やっぱり、この作文は素晴らしいわ! 最高よ! 私の娘は日本一! いえ、世界一! 本当は飼い主さんに『おなかのお子さんは動物と話ができるのかも知れませんね』って言われたのに……創作になるからダメ、って……。本当のことなのに……」
「……お母さん、毎日毎日、動物病院の始業前に私の書いた作文を音読するの、そろそろやめない? あと、ほぼ毎日同じことを言ってるよ? 動物と話せるのはバレたら良くない、能力を利用しようとする人達もいるかも、って普段から言ってるの、お母さんだよね? お父さんもだし、私もそう思うけど……」
「そうだけど! でも自慢したいのよ! 娘が素晴らしいって!」
「分かりました、じゃあ、今日は動物病院のお手伝いをするから、機嫌なおして、ね? ただ、お話できるかは分からないよ? 動物さんしだいだから!」
「やった! 嬉しい! 娘と仕事! お父さんに自慢しよう! 何で僕は人間のお医者さんなんだろう……ってまたへこむよ、きっと!」
「意地悪しないの! ほら、私の分の白衣、出して!」
私の名前は
さお、という
この名前は、そんな風にちょっと面白い由来も含めてお気に入り。
さっきお母さんが読んでいたのは私が書いた作文で、題名は『私の家族』。
実は、作文に書いてもらうのは自分だとお互いに
結局、じゃんけんをして、勝者のお母さん、獣医師さんのことを作文を書いたんだ。
小学校に提出する前にお母さんに読んでもらったら、飼い主さんに言われたというさっきの一言を言われたので、「創作になっちゃうから」と断ったのは私。
そう、作文の内容はお母さんのおなかの中にいた時に、本当にあったことで、飼い主さんに言われた内容も本当。
そしてそれは、現実になった。
おなかにいた赤ちゃん、つまり私には、動物と会話をする能力がある。
何故なのか、理由は分からないし、動物さんが意識して私と話そうとしてくれないとダメという制限がある。
それは、私がお話を聞きたいときも同じで、お話をしてもらえますか、と真剣にお願いして聞かないといけない。
要するに、魔法みたいに便利に使える能力じゃないってこと。
もしも魔法使いさんに会えたら、「魔法も簡単じゃないんだよ」と注意されちゃうかな。あくまでも例えば、です。
……でも、それなりにお手伝いはできてるかな。
動物病院、桃山動物病院の一人娘の私。お母さんは県外からも飼い主さんがやって来るすごい獣医さん。
さっき、少しだけお母さんが話していたお父さんはお医者さん。あ、家族仲はすごく良いからね!
お父さんのお母さん……お
母、父、祖母って言うのは知っているよ。でも、今はこの言い方でいいよね。
……あ、そうだ。
「忘れてた! 白衣はちょっと待ってて、お母さん。飼い主さん用のハンドジェル、ドラッグストアで買ってくる! いくつ?」
「ありがとう、五本で!
……業者さんが
「ありがとうございました!」
……歩いてすぐのドラッグストアの店長さんに見送られて、急いで帰ろうとしたら。
「あ、あれ……猫さん?」
ふと見掛けた、脚を引きずっていた猫さん。かなりきれいな毛並みだから、飼い猫さんじゃないかな。
一応周りを確認。
私のことを桃山動物病院の子どもだって知ってくれている人なら、けがをしている動物さんに話しかけていても「あ、お母さん先生のところに連れて行くの?」みたいな感じで保護のお手伝いをして下さる人もいる(もちろん、私が動物さんと話せるとは思ってない)けど、全然知らない人だったりしたら、あの子、何してるの? みたいなこともあるから。
……大丈夫、特にこっちを見てる人はいない。
「……お話、聞いてくれる?」
『驚いたな。話ができるのか?』
『脚、引きずってるよね。けがしてるの?』『とげがここに……』
『分かったよ。あそこ、看板、分かるかな。私のお家なの』
看板が読めるとは思えないけれど、看板には動物さんのイラストが描かれているからもしかしたら、と思って伝えてみた。
『ありがたいな。病院のご
ご令嬢、って!
クラスメートのお嬢様がメイドさんにたまに呼ばれてるなあ。「
初めて言われたよ、私。ご令嬢なんて。
あと、この猫さん、賢すぎない? イラストじゃなくて、桃山動物病院っていう看板の文字が読めているみたい。
赤茶色の毛と金色の目。小型犬よりは絶対大きい。
あと全体的に気品? て言うのかな、がある。
抱っこしようとしたら、
『俺は重いから。無理しないで。歩けますよ、ありがとう、ご令嬢』と、また言われてしまった。
『動物病院で何をするか、あなたならきっと分かるよね。
『……治療、か。まあ、仕方ない。感謝する』
行きたくないけど仕方ない、って感じだった。だからご令嬢、とは呼ばなかったのかな。
「へえ、さすがはサオちゃんね! 任せて!」
お母さんに説明をしたら、すぐに対応してもらえた。私は手洗いうがいとハンドジェルのお片付けをする。
そうしていたら、あっという間にとげを抜いてくれたお母さんが教えてくれた診断は軽い
「ありがとうお母さん。
お母さんは設備も使って診察してくれたんだから、ちゃんとお金を払わないといけない。
「大丈夫。彼は、桃山動物病院で必要なものを買ってきてもらった帰り道に見付けた猫さん。つまりサオちゃんが業務中に発見した猫さんです。……だから、治療費はいりません!」
「ええっ!」
びっくり。私がお母さんに助けてもらってるのに。お母さん、私にはこんな感じなことが多いんだけど、本当にいいのかな。
「お母さん、とってもすごい獣医さんなのに……。良いの?」
「大丈夫。アルバイト代をこちらから払いたいくらいに助かってるから。この猫さんは1日だけ入院してもらおう。……賢いし、すごくきれいな目をしている子だね。多分、人間で数えたらサオちゃんと同い年くらいじゃないかな。大きい子だけど、筋肉がきれいに付いてるし、健康優良猫さんだ。栄養状態もよし。毛づやも良いし、お家の方が探しているだろうね。……マイクロチップは無いみたいだけど、完全室内飼いの子なのかもね。飼い主さんが見付かったらチップを入れることをお勧めしておくね」
「ありがとう!」
マイクロチップっていうのは、飼い猫さん、飼い犬さんがいるっていう証拠。いなくなった時にはチップの番号で飼い主さんが居場所を確認したりもできる、すごいものだ。
『……マイクロチップ、か。便利なものがあるのだな。ためになるよ。あと、ご令嬢、すまないが食事は
……マイクロチップのことまで理解している。すごい。
でも、今はとりあえず。
「お母さん、猫さんが、ご飯は鶏のささみが食べたいって」
ご飯のリクエストに応えてあげるべきだよね。
「了解。じゃあ筋なしをお肉屋さんで買って来てくれる?」
「勿論!」
「ありがとう。もし食べたいお肉とかサラダとか揚げ物があったら自由に買ってね。お母さんはイカフライ、お父さんにはジャンボヒレカツをお願い。それとは別に500円、何でも自由に使いなさい。コンビニでも良いからね。ただし、レシートは忘れずにね。この子を保護してくれたこととそれから、お使い。サオちゃんへのお礼だよ」
『俺からもありがとう。恩は必ず返すから。……さお。良い名前だ。漢字ではどう書くのだろうか』
白衣のポケットからお財布を出して渡してくれたお母さんと、猫さんの言葉が重なった。
『サオ。片仮名だよ! 恩返しはいらない。それよりも、早く傷が治るといいね』
「行って来ます!」
私も、猫さんとお母さんへ、同時に返事をした。
その翌日のことだ。
「サオちゃん、たいへんだよお! 猫ちゃんが!」
お父さんが慌てて2階に上がってきた。
2階建ての
お父さんは昨日遅くに帰って来て、猫さんを見たいとお母さんに言っていたけど朝にしてね、と言われていたんだっけ。
「猫さんが?」
「書き置き! サオちゃんとお母さんにありがとうございました、って!」
「まさか!」
いくら何でも。確かに、賢い猫さんだったけど!
「本当なのよ、サオちゃん。これ見て。パソコンの電源とプリンタ用紙、入れっぱなしだったから使えたみたい。
お父さんとは違って、お母さんは冷静に紙を見せてくれた。
『お世話になりました。治療費は改めて支払いに伺います。桃山獣医師の素晴らしい治療とご令嬢サオ殿の優しいお心に感謝を申し上げます。 鬼ヶ島一之輔 拝』
……きれいに印刷された文字。動物病院のパソコンとプリンターを使ったんだ。
ご令嬢、はあの猫さんが私を呼ぶ呼び方だ。私の名前の字も片仮名。……正解だ。
印刷された文字の下の方に、しっかりと朱肉で押された肉球スタンプが……。
あと、この鬼ヶ島一之輔、ってあの猫さんの名前かな? おにがしま。だよね。あとは、いちのすけ? かな? 拝、って、
「朱肉を使ったあと、ウエットティッシュで拭いて、ティッシュペーパーで乾かしていたみたい。昨日きちんと捨てたはずの1階のゴミ箱に紙ゴミが入っていたから。鍵はすき間から腕を伸ばして爪で開けたみたいね。他のケージが空の時で良かったわ。文章も、何て言うか、品があるわよね」
……うーん、色々すごすぎる。やっぱり、お母さんから見ても整った手紙なんだ。
ただ、あの猫さんは自分のケージ以外は開けない気がするなあ。……何となく。
あれ、私、何かを忘れてる?
「……学校!」
今気付いた! 時間が!
「……あ、大丈夫よ、サオちゃん。お父さんが呼びつけたせいだから。学校には家の用事です、ってお母さんから連絡しておくから、ちゃんと朝ごはんは食べて!」
「ありがとう!」
「朝の会、間に合った……。良かったあ」
朝のあれこれから大体一時間後。
あの猫さんのお手紙事件で慌ただしい朝だったけど、お母さんが家の事情で少しだけ遅れますと連絡しておいてくれたから、私は特に問題なく登校できた。
事務の先生には「お家のお手伝いだってね。ご苦労さま。お母さんが
お手伝い……お母さん、うまくごまかして説明してくれたなあ。
朝の会、
おはようございまーす!
「はい、おはよう。突然だけど転校生を紹介します」
担任の先生が黒板にさらさらと名前を書いていく。
鬼ヶ島一之輔君。
……え。
「おにがしま いちのすけ君だ。鬼ヶ島君は海外のオニー国の出身でな。先祖の方が日本の方で、留学生だが日本語は
赤茶色の髪の毛。金色の目。
牙? じゃなくて八重歯かな。
「え、カッコいい……っていうかかわいくない?」
「ちょっと生意気な感じ。……だけど、うん、かわいいよね!」
「あの髪と目の色で鬼ヶ島一之輔、ってギャップも良くない?」
「細いのに腕と脚の筋肉すげえ……。ドッジボールとか得意そう……。海外だからサッカーか野球かな? ラグビー?」
「オニー国って、
……皆がひそひそと話している。
オニー国って、聞いたことないなあ。
だけど、筋トレ大好きなクラスメートは、さっきから「重量挙げ……オニー国……すげぇ……。筋肉全開……」って言ってるから、意外と有名な国なの? 筋肉全開、って何?
筋肉全開、はともかく、確かに小柄。あの猫さんとそこだけが違う。
ただ、髪と目の色、それにティーシャツとショートパンツからのぞく腕と脚の筋肉が力強いところと声も似てる。ううん、同じだ。
……まさか、本当にあの猫さん?
「鬼ヶ島一之輔です。こちらでは皆と学問、運動、それから精神の
一度言葉を切り、私の方を見る鬼ヶ島君。
その様子を見て、クラスの皆がざわざわし始めた。
「おい、この流れ……」
「来るか? 来るのか?」
「来ないでえ!」
最後の叫びは、私じゃない。でも、もしも、あの流れなら、確かに来ないでほしい。
……来ないで下さい!
「あと、俺は成人の後に、サオと結婚する予定だ。とりあえず、婚約者となるつもりなのでそちらもよろしく。無論、学友として皆は婚約式に招待したい。勿論、将来的には結婚式にも招待するつもりだ」
……うわあ……。来ちゃたあ。
「すまない。皆、いきなりで驚いただろうな。だが……」
鬼ヶ島君の自信満々な感じが少しだけ変化した。
その様子に、ぶんぶんぶん、と鬼ヶ島君に首を振る私以外の全員。
先生もだ。
……うわあ、となっているのは私だけ、だ……。
何故かと言うと。
「やったあ、来たあ! そろそろだと思ってたんだよ! 今日のデザート、プリン! 俺の勝ち!」
「私もよ、当たり! 今月、って言ってたのは私とあと……二人ね!」
やったわ、やったあ、と喜ぶ数人と、悔しがるもう少し多い人数のクラスメート達。
「しまった……。今月はもう増えないと思ってたのに……」
「私もよ、来月、ってデザートを
……賭けてたの? 給食のデザート……。
「賭け事は良くないけれど、まあ、これはなあ。しょうがないかあ。……あー、鬼ヶ島君。婚約者、ってね。それ、君だけじゃないんだよ」
「え。何と言われましたか、先生!」
先生が注意をしない。
そして、鬼ヶ島君の婚約者? 宣言に、誰もツッコミを入れない。
驚きながら先生に質問をしている鬼ヶ島君が異分子になっている。
そこに。
カタッ
ガタタッ。
スッ、ススッ。
三者三様の、椅子を引く音。
最後の一人は音が二回。メイドさんの分も、だから。
一人目、ちょっとキザな感じの縁なし眼鏡の美少年。
二人目、かわいい外見に、何故か白衣の男の子。
三人目、長いきれいな黒髪を編み込んだ、レースがたくさん飾られたドレス姿のつり目の美少女。それから、メイド服姿のメイドさん。
「僕の前で無礼ですね」
「私の目の黒いうちは許しません!」
「面白い方ですわね、ですが、無謀でいらっしゃいましてよ」
「「「……桃山サオさんは」」」
「僕のフィアンセだからね!」
「私の未来の婚姻相手です!」
「わたくしの婚約者になられるのですわ!」
「お嬢様がうるさくしまして申し訳ございません」(ぺこり)
「婚約者候補、多数! どうする、鬼ヶ島君?」
プリンを勝ち取ったクラスメートが鬼ヶ島君に聞いている。……人の気も知らないで!
「……さすがだな、サオ。俺以外にも求婚者がこんなに……。だが、そちらのお嬢さん、こちらの国の法律では、まだ
あれ、あんまり、って言うか、全然驚かないの、鬼ヶ島君? 気になるのはそこなの?
実は、この三人は、有名人。
大病院の院長先生のお孫さん、
生物学者さんの息子さん、
大企業の会長さんのお孫さん、
全員、私と結婚するって言ってるのよ……。婚約者候補、って言うの? クラスメート君(さん?)上手いこと言うなあ。
あと、鬼ヶ島君、全く、全然、驚いてないね?
「問題ないですわ! サオさんとわたくしはまだまだ若いですのよ!
……それについては雉川さんのお宅(超豪邸!)に迷子……じゃなかった、迷豚だったメリアノンちゃんを連れて行った時にプギプギプギプギプギギ!(訳……ありがとうございました!)、ってメリアノンちゃん自身、じゃない、自豚? が、丁寧にお礼を言ってくれたからそれで良いのに、って何度も言ってるんだけど。
ご恩返しを、婚約者に! って言われ続けているんだよね。(何でそうなるの?)
「いや、サオさんのお祖母様は伝説の外科医でいらっしゃるのだよ? サオさんはご
……私、今のところは獣医学部に入学して獣医師免許を取得、将来はお母さんの動物病院で働きたい、って思ってるんだけど。令孫、ってお孫さん、で合ってるよね?
「動物と会話が可能なのかと
……どきり。
色々なことがばれそうだから、正直、猿畑君にも親御さんにも近付きたくはない。
あと、永遠に研究、って何だか怖いよ。
「……ふむ、なるほど。皆、理由があるのだな。しかし、俺も……」
『……え、私の秘密は言わないで! それはダメ!』
何だか楽しそうな鬼ヶ島君を、私は慌てて止める。
『そうか、分かった』
……意識が通じた!
やっぱり、あの猫さんが鬼ヶ島君なんだ!今更だけど!
「サオの母君はたいへんに優秀な獣医師であられる。そのご令嬢たる優秀なサオを
『確かに母君は素晴らしき
……うち、お父さんもいるんだけど。
あと、言ってる事が難しいよ……。
「あら。でしたら貴方はオニー国の
……雉川さん、あの難しい言葉、理解してるの?
あと、オニー国の事も知ってるみたいだし……。まさか、雉川さんも筋トレ好きなの?
「サオ君は確かに獣医師の
……単に、国語よりも理科と算数の方が好きで得意なだけなんだけど。
「それも良いですが、動物さん達の感情や
……したくないです。他の人とでお願いします。あと探究しながら探求とか、解剖、実験、臨床とか、永遠に不滅にって。
「お嬢様、そして皆様方。……桃山様は既に教室移動をしておられますよ」
何故か、離れているのに聞こえる声。
メイドさん……
見逃してくれたんですね。ありがとうございます。
吉備さんて、吉備さん、って名字以外は良く分からない人なんだけど、お仕えしているお嬢様、雉川さんが暴走しないように防いでくれたり、あの三人(雉川さん以外の人でも)が騒がないように
……不思議な人だけど。
改めまして、吉備さん、ありがとうございます。
吉備さんを除いて、あの四人には捕まりたくない。
さっさと一時間目の音楽の授業、音楽室に移動をしようと私はこっそりと移動していた。
先生も、
「とりあえず先生が残るから他の皆は音楽室に移動してくれ」って。
クラスの皆も、「お疲れ」「すごいのが増えたなあ」「プリン、ありがとう!」とか、一応なぐさめてくれている。(最後のは絶対にちがうけど!)
でも、正直なところ、あの三人は皆、目立つけれど割と良い人達なのだ。
いじめとかはダメ! 許さない! な人達だし、クラスの皆にも好かれている。
鬼ヶ島君も昨日の猫さんの時は、賢くて素敵だった。
……でも、婚約者とかは……困る。
「待て、待つのだ、サオ!」
「僕が音楽室にエスコートするよ!」
「……共に学びを!」
「お待ちあそばせ!」
「お嬢様、皆様方、
うわ、四人+吉備さんの声が聞こえてきた。
桃山サオ、小学五年生。
どうしたらよいのでしょう。
……今日もまた、増えてます。
助けた猫さんは転校生?~動物とお話できる私と四人の婚約者候補~ 豆ははこ @mahako
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます