第17話
「同朋?なぜそんなことがわかるんだ」今迄黙っていた明が口を開いた、暫く間があき星は答えた「ミトコンドリアのDNAが同じ配列です、先程の銀さんの診断結果の中でミトコンドリアを調査しました、あなた方は私の創造主の同朋です、よってサンダースの命令を守り接触しています、あなた方に協力します」明にはよく理解できなかった「夢子、同朋といえるのか?」「人類皆兄弟の類じゃない、そもそもなぜミトコンドリアが同じなの、いつから、どうしてなんだろう」「ハハハ、詳しく説明します、ついてはアンドロイドを派遣します」何とこの星が笑った、ネロやマロよりよほど進化している。
皆信じがたい面持ちをしている、辺境の謎の星から同朋といわれても、話が突拍子もなく頭がついていかない、スター・トレックじゃあるましい。
星は考えた、さてアンドロイドはどんな形態にしよう、単純に驚かしても意味がないし、彼等は第一印象でその後の対応が変わる種なのは明確だ、やはり余計な印象を産まない金属の肌合いで、禿げもいることから人的風合いは避けるものとしよう、マシンに指示を出した少し時間が掛かりそうだった。
蘇る記憶 @pitman
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