チート転生が溢れる《なろう系小説》へのアンチテーゼ

なろう系小説を、これからもずっと楽しく読みたい人にはおすすめしない。
実際に私は転生チート系のタイトルを見かける度に鼻で笑うようになってしまった。
各話のあと、おすすめとして掲載されている小説タイトルを、まともに読もうなんて思わなくなる。

それだけ苛烈で、刺激的で、説得力があり、真っ正面から慈悲も容赦もない言葉と行動で否定しきっている。

そして最悪なことに、
めちゃくちゃ面白い。
そこら辺に転がってる有象無象のは訳が違う。書籍化、コミカライズなんて基準は、この作者の前では無いものとなる。

作者がつくる独特の世界観もさることながら、それを表現する言葉のセンスが素晴らしい。

なにより、主人公と、そして共にいる友人らが、糸クズと言われるほど悪逆非道なやつらが、
魅力的なのだ。
かっこいいのだ。
糸クズたちが、なろう系小説の夢と希望を、全部ぶっ壊していくさまを見たくなるのだ。

今後、悪役令嬢や、不憫令嬢逆ハーまで登場してくるのではないか、戦々恐々としている。
恐ろしくも、それを期待してしまっている自分がいるのも本当だ。

転生チートハーレム系を好んでる人、そして、書いてる作者は、心して読んでほしい。

夢と希望と性欲を壊されたくなくば、読んではいけない。





あ、でもマジの名作はこれ読んだところで名作には変わりないんで。
名作ってそうゆうもんなんで。全然ヨユーで好きなままの《なろう系小説》あるし?汗
そこんとこ安心してネ。笑