朝、課題を終わらせた俺にテストはきつい
「やっべ〜よ。」
深夜3時俺は宿題に取り組んでいた。春休み中にやらなかった、つけが回ってきた。もちろん自力でやるわけがなく答えを書き写している。提出日は始業式じゃないのはテストのためだ。今、答えを書き写している時点でわかる通りテスト対策は一ミリもできていない。8割がた終わらせ朝学校ですることにした。
「朝だよ。早く起きろ。」
母に叩き起こされた。母強し。こんなことを言ってる場合ではない。食パンとコンスープが俺の基本の朝ごはんだ。少し焦げ目のついた食パンをクリーミーなコンスープで流し込む。
「ごちそうさま。」
俺は基本「いただきます」は忘れて言わないが「ごちそうさま」だけは急いでいようが言うようにしている。食べ物だけでなく作ってくれた家族に感謝をするためだ。
今、急いで制服に着替えている。急いでいるのは、朝に宿題を終わらせるためだ。いつもの電車に乗るとギリギリに着くため一本早く出ないといけない。最寄り駅の電車が着くまで後5分だ。
「いってきます。」
「急いでこけるなよ。」
そんなことするわけと思ったが、急いだとき、大抵転けているので足元に注意をしてはしった。
家から近いこともあって電車には間に合った。この高校は自転車通がほとんどだが電車通も多いため途中乗車の俺は座ることができないから宿題ができない。なので吊り革につかまりながら、もう片手でアプリを開きログインをしておく。無課金でやっているから宝石やお金を貯めるにはログインは欠かせない。何個かのアプリをログインしていると到着していた。スマホをポケットにしまい高校へと向かった。
いつもより早く来たため教室には友達は誰も登校していなかった。教室に入ると数人の女子が勉強していた。俺も課題を開いて急いで答えを写した。あろうことかすぐに終わることができた。別に気まずくて急いだわけではない。朝早く来たため話せる人がいない。※他クラスにはいます。でも行きたくない。誠は彼女と教室でイチャついてるからだ。地球温暖化を促進してるからやめてほしい。
こんなバカなことを考えていると
「おはよぉ」
テストのためか早くきた友達が挨拶をしてきた。
「おはよ。テストできそ?」
俺も挨拶を返す。
「いゃぁ〜やばいね。」
「俺よりテストの点低いもんね。」
「うるせぇ」
やけになったように返される。くだらない会話をしてるうちにクラスに友達が次々と入ってくる。
「おはよう」
チャイムが鳴り朝のホームルームが始まる。今日のテストは3教科だ。3教科といえば国、数、英だ。
俺の苦手教科は国語、英語だ。はっきり言おう積んだ。そして4時に寝たため、寝不足というデバフもついている。
「はぁ」
大きなため息を吐く。幸いなのはマークシート式であり、成績には響かないことだ。業者のテストのため分析されるからこそ逆にたちが悪いのかもしれないけど。今回は苦手教科を捨て数学に絞ろう。
休み時間はあっという間に過ぎていった。
一時間目(国語)が始まった。俺の苦手な国語にも得意、不得意がある。得意なのは漢文と漢字だ。不得意なのは、物語文や古文だ。今回は不得意の方にやまが当たり俺は運に見放された。ここで集中力をすり減らさなくてよかったと考えよう。
ポジティブが一番!!
ニ時間目(数学)、テストは問題ページを進むごとに難しくなってくなかで悠長にしてたこともあり、焦る部分もあったけど大部分は解けただろう。
やっぱ得意教科よね!!
三時間目(英語)、残すは最後のテストになった。数学で集中力と精神力をすり減らしたことで昨日の睡眠不足の代償が襲いかかってきた。マークシート式なので記号を一通り書いてそのまま寝た。ほとんど問題を見た記憶がない。
前日は早寝が大切でした。
「課題を私のところに提出してください。」
佐藤さん(女子)が課題を集めるのを聞いて、テストが終わったことを実感する。
「テスト終わったから明日から普通の授業になるのか。だるいわ。」
俺の後ろの席の龍吾が話してくるから、バッグから課題を取り出しつつ相槌を打つ。
「それな。いきなり6時間はしんどいわ。」
課題を取り出した俺は龍吾と一緒に佐藤さんに渡した。周りを見ると、一人焦ってるやつがいたのでそっちに向かった。
「直人なにしてんの?まさか忘れたとかいわないよな。」
「おめぇかよ茶化すならさっさと部活いけよ。」
「先週、散々煽っといて忘れてるんですか。せっかく待っててあげてるのに。」
「ちっ」
「くだらねえ。忘れたなら早く先生に謝って部活行くぞ。」
龍吾はどちら側につくこともなく話にケリをつけた。
「そうだね。顧問発表だけだから早くいって早く帰るか。」
俺たちは直人が先生に謝ってきてから、部室へ向かった。
現実にラブコメはあるのか~いや俺にはなかった トシゴロー @onosinnn
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