少年の地獄のような過去と、それでも立ち上がろうとする姿勢に、胸が締めつけられる。権力の闇や学校の隠蔽、そして家族の無力感――それでも「またテニスがしたい」と願う遠野の一歩が、物語の希望として強く心に残りました。
沖縄の高校に入学した悠馬が仲間たちと出会い、幼馴染との再会、部員と顧問探し、そして試合と少年漫画らしい流れで話が進んでいき読みやすい作品でした!あと、テニス用語もあってテニスに詳しくない人にも親切です。スポーツ小説もこの機会に読んでみてはいかがでしょうか?