【詩集】ファーストアルバム

M3 とあるサンタクロースの魔法のスーベニア

　お前をただ抱きしめたい！

　心無い言葉に殺される心ある人間

　狂った世界で苦しみながら生きても自己責任

　そんなの俺は許さない

　他の誰が許しても、この俺が許さない

　これがエゴだろうが、優しさだろうが何だっていい！

　期待されるように生きていかないと、もらえなかった愛。

　信じてないから、生まれてくる心配とかいう愛に似た残酷なエゴイストの嘘

　学校に行きなさい

　友達を作りなさい

　働きなさい

　親を敬いなさい

　いじめられるのは、自分が弱いせい

　心配してやってる

　養ってやってる

　合わせられないお前が悪い

　こんなにしてやってるのにお前はなんだ

　成果が出ないのはやり方が違うから、努力が足りてないから

　ふざけんな！！

　人間力をもっと高めましょう

　すべき、しなければならない

　無理やり入れられた知識に殺される行動力

　理不尽を力で許容

　過去改変も秘密主義も

　偏った思考も

　純度１００パーセントの説教とかいう幻想

　疲れたかい？

　孤独の味はどうだい？

　自殺未遂は今日で何度目？

　今日を生きることができたのは誰のおかげなんて、わかるはずもないこと

　人は過去の行動からしか、ものを語れない

　辛かったよな

　愛されたかったよな

　ありのままで

　魔法というワードを使えば、言葉遊びだと罵られ、

　好きなバンドの歌詞を唱えれば、ただの受け売りだと言われた

　それでも生きてくれてありがとう

　心を殺さないでいてくれてありがとう

　ここからは自分のターンだ！

　心の中でエゴになってしまう前の優しさを詰め込んでた穴の開いた袋を抱えて、ソリに乗ったお前と親友になれたから、俺はもうきっと大丈夫だ！！

　狂った世界でも、何とか心を保った

　毒親の呪いも絶対解ける

　許せない人間が生み出される世界で、それでも生きる俺を許すことができる

　学校なんて行かなくても、むしろいかない方が幸せかも

　自分自身と親友になってありのままを許せたら、勝手にいい友達はできるよ

　肉体的な親は選べなかったけど、精神的な親なら選べるよ

　いじめは、劣等感を抱く自分を見捨てたやつが、心あるやつに嫉妬して行ってるだけの無駄な行為

　決して弱いからじゃない、君が優しくて強いことは俺が知っている

　こんな世界に合うわけないだろ、大丈夫だ、お前は、自分の道で幸せにたどり着いていい！！

　辛いことしてるから、努力だの、頑張るだの可笑しな言葉を吐いてしまうのだ

　楽に幸せに、ありのままを愛しながら生きていくことだってできるだろう

　そもそも感情をロジックで切ろうとすんなよ！

　アドバイスもアンタの正論も俺は要らない

　期待も心配もすんな

　ただ隣で信じて、夢への道をともに歩いてやればいい

　定義された理不尽を含んだ道徳が生きづらさを作る

　生きる意味なんか無理やり決めなくていい

　魔法も受け売りの言葉も、あなたが他人を受け止めることができたからそうできたのだ、誇れ！

　もう死ぬな、世界の全ての人間が好きなことをして幸せに生きる世界は絶対に存在する

　１００パーセント、合うやり方を自分の外に求めても存在するはずなかった

　幸せな人間でいても、取り残されて苦しんでる孤独なあなたを救えるように

　幸せはいくらお楚々分けしても減らずに、増えていくはずだから、

　俺はもう大丈夫