【詩集】ファーストアルバム

M6 踊る心臓、今、カタルシス。

　堰き止めても這い上がってくる

　間違ってるとわかる感情

『劣等感』と見破っても尚

　引っ付いてくる、舐めまわされる

　今にも、反吐が出そう

　起こった悲劇見逃さずに

　自ら首を突っ込んでくる

　それが造られたものとしても

　ありもしない君の正論

　ぶつけても尚、

　誰も幸せになれない

　それが結論

「ハッピーエンドが良い」

　なんてほざいても尚、

　本当はバッドエンドが超最高

　きっと絶交出来ない感情と

　おさらば出来ない君の

　閃光でビビッと

　脳を貫いた

　イタイそのお気持ち

　選考

　専攻

　エゴとロジック組み合わせて

　マジックにぶつけて

　乱交中！

　自分の悲劇と重ねては

　積み重なるエゴで判断

　二元論しかない頭の中

　今、カメラ入れて撮影中

　モノクロームで騒ぐ君は

　舞台上で捌かれてるあの子と同じ？

　もう、くだらないな

　誰とも関わりたくないな

　孤独な上に

　味方はいない

　敵じゃないとは言え、

　敵と同じ

　隠れ家へと

　進む中

　現れた君は

　どちらなの？

　ありもしない君の正論

　ぶつけても尚、

　誰も幸せになれない

　それが結論

　SOS届かない

　刻まれる傷

　SNS

「ハッピーエンドが良い」

　なんてほざいても尚、

　本当はバッドエンドが超最高

　鈍ってきた心すらも

　弱ってきた身体すらも

　動かすのは

　ときめかすは

　踊る、飛び跳ねてる

　この心臓

　心地良かったビートさえも

　失われる

　何かに頼る

　疑る、信じる

　我に返る

　賽の目で決まる

　それ、カエサル？

　焦らされ

　急かされ

　侵されても

　動かすのは

　繰り返すのは

　ときめかすのは

　踊る、飛び跳ねてる

　この心臓

　ルラララルラ

　ナナハハハハ

　嘲笑う

　キミノココロツイニシス

　踊る心臓、

　踊る心臓、

　踊る心臓、

　踊る心臓、

　今、今、カタルシス。