僕は貴女を縛りたい
モブ子の鈴懸
愛さなくていい。そばに居て。
大正六年。
今日は、今年で十八になったT財閥の御曹司、橘聖一朗と、N財閥の御令嬢との見合いの日だ。
縁側から見える庭には雪が積もっているが、天気は快晴。
楽しげな小鳥の可愛らしい声が、屋敷に響く。
だが突如として、その平和は令嬢の怒声でかき消された。
「人を馬鹿にするのも、大概になさいませ!」
座っていた令嬢は、茶の入った湯呑みを、真向かいに机を挟んで座っていた聖一朗にぶつけた。ぴしゃり、と茶が白シャツにかかると同時に、令嬢は立ち上がって茶の間から出て行ってしまった。
「アッ、お待ちください、お待ちください!」
廊下で控えていた令嬢の付き人の男は、顔をしかめて聖一朗を見てから、令嬢の機嫌を宥めに慌てて追いかけた。ばたばた、と足音が遠ざかる。
目の下に濃いクマがある聖一朗は、退屈そうな顔で、自分の湯呑みに口をつけて茶を味わう。
ふぅと気だるげに息を吐くと、女中たちが無表情のまま部屋に入ってきた。
湯呑みを置いた聖一朗は、ゆっくりと立ち上がった。しゃっきりと立たず、背を曲げて中指の爪を噛む。ぼそぼそとした声で、聖一朗は言った。
「今日も見合いは失敗、ふふ、へへ」
その声に返事をする者は誰もいない。
しかし聖一朗は気にせず口を開く。
「花子はどこ」
年配の女中が言う。
「屋敷の裏で雪を溶かしております」
聖一朗は爪を噛んだまま、にやにやと薄気味悪く笑って茶の間から出て行った。聖一朗の足音が遠ざかると、無表情だった女中たちの顔が、毛虫を見たかのように歪められる。
「これで何度目の破談かしら」
女中の一人が首を横に振る。
「さぁ、知らないわ。あんな気味悪い男、好きになる女なんていないだろうけど」
「見た目だけなら人形みたいに綺麗なのに。行動が気持ち悪いったらありゃしない」
「そうね」
そんな会話が飛び交っていると知らない聖一朗は、屋敷の裏に向かい、目当ての女中を見つけて顔をぱぁっと輝かせた。桶に入っているぬるま湯を、柄杓ですくって雪道に撒いていた橋田花子は、聖一朗の姿を見て、きっと目を吊り上げた。
「聖一朗さま、シャツに茶をこぼしたまま外に出たら、風邪を引くでしょう!」
嬉しそうに目を細めた聖一朗は、唇を尖らせたり引き延ばしたりを繰り返して、頬をほんのりと染めて笑った。
「これは俺がこぼしたんじゃなくて、見合いの女にかけられたの」
「そういう意味じゃ――はぁ、とにかく着替えてください」
「はぁい」
聖一朗はそう言って、その場を離れた。
花子は軽く息を吐いて、再びぬるま湯を撒き始めた。
橘家を十年以上勤めている花子は、今年で三十を超える。結婚はしていない。仕事一筋で生きてきた彼女にとって、縁談話は雲のように遠い存在だと思っていたが――つい最近、縁談話が彼女の前に現れたのだ。相手は花子よりも三つ年上の、商家の男だ。
縁談話を断る理由は特にない。花子はそれを受け入れようと思っていたが、どうにも気がかりなことがあった。
聖一朗だ。
彼は幼少期から、非常に奇妙な行動をする男だった。バッタや蜘蛛などの虫を捕まえては足をもぎ取ったり、庭の花をむしって口にしたり。青年になった今でも、そのような行動を取る。
だから、そんな聖一朗と友達になろうと思う人間はいない。おまけに彼は重度の人嫌いだった。身内すらまともな会話をせず、孤独という孤独を極めているのだが――花子は例外だった。花子には心を開き、犬のように懐いている。
そんな状況だと言うのに、自分が橘家を離れて嫁に行ったら、聖一朗は完全に一人ぼっちになってしまう。
それがどうにも心配ではあるが、もう彼は十八だ。幼子ではない。
花子は心の中で軽く首を振り、ぬるま湯を全て撒いた。
快晴だったはずの空には、薄暗い雲が張り、小さな雪を降らせ始めた。風に乗って降ってくる雪を見ながら、花子は息をついた。
寒さが身体に染みる、夜のことであった。
花子が自室で布団に潜り込み、浅い眠りに就いていた時、頭上から、とんとん、と床を軽く叩く音が聞こえた。花子は目を薄らと開け、気だるげに音の方向に顔を上げ、肘をついて身体を起こした。
「花子さん、起きてる? 起きていたら、返事をして」
聖一朗の声だ。花子は戸惑いながら「はい」とだけ答えた。
「ねぇ出て来てよ」
懇願する掠れた声に、花子は躊躇した。
「明日では駄目ですか」
「駄目」
花子は渋々立ち上がり、障子に手をかけて開けた。青白い月明かりで薄ぼんやりとした廊下に、聖一朗が無表情で立っている姿が視界に入る。無表情だと、なんだか魂の抜けた蝋人形のようで、花子が胃がムズムズするような恐ろしさを覚えた。
「あの、なにか御用ですか」
「中々眠れなくて。理由は独り寝が寂しいからだと気づいたんだ。だからね。花子さん、俺と添い寝してよ」
甘ったるい声色に、花子は目を見開いて全力で首を横に振った。
「何を考えていらっしゃるのですか! 添い寝は恋人同士でなければなりません! 非常識です!」
聖一朗は口を左の袖で隠して笑った。
「花子さんって、古い考えだよね。昔から。添い寝くらいどうって事ないだろうに。まぁ了承されるなんて思ってなかったけど」
にっと聖一朗は不気味に口の端を吊り上げ、花子の長い髪を乱暴に鷲掴みにした。ぎょっとした瞬間、花子の視界にとある物が映った。
鋏だ。花子が声を上げる前に、聖一朗は花子の前に鋏をかざし、長い髪を左手にクルクルと巻き、何の断りもなくそれを切った。聖一朗は髪の毛を握りしめたまま、うっとりと頬ずりし「これをあなただと思って、一緒に眠ることにするよ。お休み」と言った。
聖一朗は呆然とする花子に視線をやることなく、そのまま機嫌よく去って行った。
切られた短くなった髪を片手で触りながら、花子は小さく口を開いた。
「聖一朗、さま?」
人の髪を勝手に切るなど、初めてのことだった。
一体どうして。怒りよりも恐怖よりも、先に疑問が頭に浮かぶ。
しかし聖一朗の奇行は、この日を境にどんどん苛烈になっていった。
聖一朗は花子に、自分の傍にずっと控えているようにと告げた。そしてずっと聖一朗を見ているようにと命じた。
少しでも花子が聖一朗から目を離し、天井や部屋の隅やらを見ると、聖一朗はすぐに花子の傍に近寄るのだ。そして鋏を使って、自分の腕や手の甲を刻み始める。その刻み具合も、猫が引っ掻いたような赤い線を作るものではなく、肉を深く抉るように、ボタボタと血を流して切るのだ。
花子が止めるように制止しても、彼は薄笑いをしながら、平気で自身を傷つけるのである。
聖一朗の奇行に、花子は酷く心が疲弊した。
今まで花を食べるなどの聖一朗の奇行はあれど、自身を傷つける行動を取るのは初めて目にする。
他の女中に助けを求めて相談してみると「もう潮時なんじゃない? あなたもいい歳なんだし、縁談話もあるんでしょ? さっさと嫁ぎに行きなさいよ」と言われた。
言われてみれば確かにそうだ、と花子は思った。
辞職して、嫁ぎに行くのも悪くない。
だが、どうしても聖一朗が気がかりで仕方なかった。だからこそ縁談の相手に「少し考える時間が欲しい」と言っているのだが。
そう思いながら、廊下を水拭きしていた時だった。
聖一朗は、にこにこと機嫌よく笑いながら、花子に明るく声をかけた。
「ねぇ花子さん。今日は二月十四日だよ。何の日か分かるよね?」
「バレンタインデー、でしたっけ?」
花子が答えると、聖一朗は頷いた。
「そうだよ。だから花子さんに、チョコレイトを食べさせてあげたいなと思って」
チョコレイト。非常に高価な甘い菓子だ。花子は目を丸くさせる。
「一緒に茶室に来てよ」
聖一朗は目を輝かせて、花子の腕を掴んだ。
花子は驚き、態勢を崩して尻もちをつく。その瞬間、水を張った桶の縁に手が当たり、桶がひっくり返ってしまった。花子が、あっと声を上げるも、聖一朗は気にせずに「早く、早く」を繰り返す。花子は苦く笑って聖一朗を窘める。
「ちょっと待ってください、これを拭き終わったら茶室に行きますから」
「じゃあ、待ってる」
聖一朗は廊下の隅に立って、じっと花子を見つめた。
また拭きなおしだ、と内心ため息を吐きながら、花子は丁寧に廊下を拭き、聖一朗と一緒に茶室に向かった。聖一朗は座って待っているように花子に言った。軽い足音をたてて、茶室から姿を消し、しばらく経つと白い陶器の皿を持って茶室に入って来た。
花子の前に、皿を差し出す。皿の上には、ごつごつとした石のような形をした、大粒のチョコレイトが三粒置いてあった。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
花子は、おずおずと手に取って、チョコレイトを噛んだ。中に何か入っているのか、固い感触以外にも、ぐにゃりとした――まるで柔らかくした茄子、または湯に浸した椎茸を噛んだような感覚が舌に伝わった。
思ったよりも甘くない。苦味とざらざらした舌ざわり。
これがチョコレイトか、と思っていると、聖一朗は目を細めて笑った。
「チョコレイトは、苦い水という意味のショコラトールからきているそうだよ。あまり甘くないでしょう」
聖一朗も、皿の上からチョコレイトを手に取り、齧った。その様子を見つつ、花子は頷く。
「ショコラトール。知りませんでした」
ぐにぐにとした触感を味わい、飲み込む花子。
「ところで、このぐにゃぐにゃはなんですか?」
手に持っているチョコレイトを見る。なんだろう――なんだか苺を煮詰めたジャムのようなものが――。
聖一朗は「知りたい?」と怪しく唇を引き伸ばした。
なぜだか、背中がぞっとした。これ以上聞いてはいけない。そんな気がしたが、花子は恐怖を堪えて聖一朗の言葉を待った。
「それはね?」
「はい」
「僕が大切に飼っていたものだよ」
「飼っていた?」
花子はきょとんとした。飼っていた。一体なにを――と思った瞬間、聖一朗は笑って言った。
「カブトムシの幼虫だよ」
花子の思考が凍った。カブトムシの、幼虫?
「このチョコレイトは、僕のお手製でね。沢山の虫を詰めてみたんだ。幼虫以外にも蜘蛛とかね。どう? 美味しかった?」
では、先ほどのぐにゃぐにゃした感触は――。
理解した途端に、花子は酷い吐き気に襲われた。チョコレイトを投げ捨て、口元を押さえて、げぇっと吐き出す。ぼたぼた、と黒い液体が床を汚した。
聖一朗はそんな花子に近づき、急に自分の人差し指と中指を花子の口の中に入れたのである。
「吐き出さないでよ、これは罰なんだから」
罰? 花子は涙を流して、聖一朗を見上げた。
聖一朗は指を口から引き抜き、花子の腕を掴んで険しい表情になる。
花子は震えながら尋ねた。
「罰って何ですか、私、聖一朗さまに何も」
「何もしてないって? じゃあどうして俺に隠すの、黙っていたの、縁談話が来たこと!」
聖一朗は声を荒らげて叫んだ。みるみると大粒の涙を浮かべ、頬を真っ赤に染める。わなわなと唇を震わせた聖一朗は花子の膝に突っ伏して、子供が癇癪を起こしたかのように、わぁわぁと泣き始めた。
「あなたは酷い、なんて酷い人なんだ! 俺が抱ける愛という愛を、あなたに向けていると言うのに! あなただけを愛しているのに! あなたは別の男に嫁ぎに行こうとする! そんな酷いことがあってたまるか、俺はどうしたらいい、あなたへの気持ちをどうしたらいい!」
全身を震わせて大泣きする聖一朗に、花子はいよいよ訳が分からなくなって、花子も涙をぽろぽろと零して泣き始めた。
「俺はあなたのことが好きで好きでたまらないのに、今は憎くて仕方がない。殺してしまいたい、あなたを殺してしまいたい!」
なんという告白だろうか。愛と憎悪が混じった発言に、花子は耐えきれず、唇を震わせて聖一朗を押しよけて逃げ出した。聖一朗は追ってこなかった。何度も転びそうになりながら、花子は自室に駆け込んだ。布団に潜り込み、震えながら唇を噛みしめて泣いていると、障子が静かに開いた。
「花子、大丈夫?」
年長の女中、咲が、花子を心配して様子を見に来たのだ。花子が顔を上げると、咲は部屋の中に入って、きっちりと障子を閉じた。
「あ、あぁ、あ、わた、私」
息も絶え絶えに言う花子は、必死に言葉を吐き出す。
「聖一朗さまに、幼虫入りの、チョコレイトを食べさせられて、それで、それで」
咲は顔を歪め、そっと花子の頭を撫でた。
「花子、悪いことは言わない。今すぐにでも、ここから逃げなさい。さっき聞こえたのよ、聖一朗さまの大声。あなたを殺してしまいたいって叫んでいたじゃない。あの方なら本当に殺人を犯しかねないわ」
「ここから、逃げる?」
「そうよ。荷物をまとめて、今日の夜にでも逃げなさい。取り返しのつかないことになる前に急いで」
真剣な咲の瞳に、花子はすぐさま頷いた。
荷物を簡単にまとめ、花子はすぐに準備した。
この橘家を離れることに、なんの躊躇いも覚えなかった。
夜になり、皆が寝静まった頃を見計らい、花子はそろりと足音を忍ばせて、部屋から廊下に出た。慎重に歩くが、時折、床がぎしりと鳴ってヒヤヒヤとする。胸がどきどきとする。まるで泥棒でもしているかのような心地がした。
廊下の突き当りを右に曲がった瞬間だった。
聖一朗が立っていた。
壁に背中を預けて。
「ひっ!」
思わず悲鳴をあげる花子。聖一朗はゆっくりと花子に近づいた。花子は恐怖で震える足で、後ろへ、後ろへと下がる。下がった分、聖一朗も近づいてくる。影の中にいた聖一朗の姿が、月明かりの当たる廊下に出て、くっきりと露わになる。その右手には――包丁が握られている。
「どこに行くの? 縁談相手の男の所?」
「そ、それ、それは――」
花子は震えながら、聖一朗の右手を指差す。
聖一朗はにっこりと笑った。
「ウン、包丁だね」
聖一朗は花子に距離を一気に詰めて、花子の腕を強く引いた。彼女を押し倒し、聖一朗は花子の上に跨る。怯えて悲鳴すら出ない花子の頬を、優しく左手で撫でた。
「安心して。これであなたを刺し殺そうなんて思っていないから」
聖一朗は花子の手に、包丁の柄を握らせて、その上から聖一朗の手がしっかりと握る。
「ほらしっかり持って」
「何をなさいます!」
掠れた声を上げる花子。聖一朗は、目を細めてうっとりと微笑んだ。
「これで、俺を刺して」
「え――」
「ちゃんと刺さないと、俺は死なないよ。俺はあなたが別の男の妻になるところなんて見たくない。だったらあなたを殺すか、俺が死ぬしかない。あなたを殺そうか迷ったけど、でもやっぱりあなたには生きてて欲しい。なら、俺が死ぬしかない」
ぺらぺらと早口で言う聖一朗。
「どうせ死ぬなら、あなたの手で殺されたい。だから、刺して」
聖一朗は包丁を握らせた花子の手を、自分の腹部に近づけた。花子はこれから行われるであろう地獄に、身の毛がよだつ。ガタガタと全身を震わせ、必死に声を上げる。
「や、やめ、止めてください、聖一朗さま!」
「バレンタインデーって、血の祭日とも言うらしいよ。まさにお似合いの日じゃないか」
そう言うなり、聖一朗は勢いよく自分の腹部を刺した。肉を突き破る感覚が、花子の手にずしんと伝わる。風呂の湯に触れたような暖かな液体が、どろりと花子の手を濡らした。
花子はあらんかぎりの悲鳴を上げた。
「だ、誰か! 誰か!」
息を荒くして、花子に覆い被さる聖一朗。はぁはぁとした息遣いが、首元を撫でる。花子は半狂乱になって声を上げ、意識を失った。
腹を白い包帯で巻かれた聖一朗は、そっと目を覚ました。木目の天井が聖一朗の目に入る。そっと首を横にずらすと、花子が目を閉じて座っている姿が見えた。起き上がろうと身体を動かしたが、激痛が全身を駆け巡る。痛みで、うっと唸った瞬間、花子の目がぱっちりと開いた。
「聖一朗さま!」
心配そうに顔を歪める花子に、聖一朗は目を丸くした。
「どうして俺の傍にいるの」
花子は語気を荒くして答えた。
「心配だからに決まっています」
聖一朗は、ふんと鼻を鳴らしてそっぽを向く。
「どうせ縁談相手の所に行くんでしょ」
「行きませんよ」
花子ははっきりと答えた。
「行きません。そんな不安定な聖一朗さまを置いて嫁ぎに行ったら、心臓に穴が開いてしまいます」
涙を潤ませて言う花子に、聖一朗はポカンとしてから、にやっと意地悪く笑った。
「そっか。じゃあもっと不安定なままでいなくちゃ」
「止めてください。それに今回みたいなことは二度としないでください」
「あなたが別の男に嫁ぎに行こうとしなければ、しないよ」
聖一朗は、甘えるように手を伸ばした。花子はその手を取った。熱い手だった。
「ねぇ。嫁ぎに行きたいなら、俺の所に嫁ぎに来て良いんだよ」
花子はすぐに首を横に振って、手を振り払う。
「嫌です」
聖一朗はそれでも嬉しそうに微笑んだ。
綺麗な、美しい笑みだった。
「そっか」
花子の手を、聖一朗は再び手に取る。逃がさないと言うように、指を絡めて繋ぐ。
「まぁ、花子さんが俺の傍にいてくれればそれでいいや。愛してくれなくても」
「どういう意味ですか」
顔に、狂気の色を滲ませて、彼は微笑む。
「内緒」
僕は貴女を縛りたい モブ子の鈴懸 @hareyakanasora
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます