「人」と「人」
今日はなんだか、何を見てもつまらなく感じてしまったので、ここで文章を綴ることにします。
いつもは仕事から帰ってきて、家事を済ませ、落ち着いたら趣味にふけることにしています。気になる動画を見たり、目星をつけていた映画を観たり、お気に入りの漫画を読んだり、只只好きな事だけに自分の時間を使います。気がついたら朝になってしまって、慌てて布団に潜るような怠惰な生活です。ですが、時々今日のようにどうしても気が散ってしまって何にも集中できない時があります。眠くもないし、なんとなくソワソワしてしまって何にも手がつけられません。
最近、仕事の合間に後輩と「人間関係について」話をすることが多いです。みなさんはMBTIって知っていますか?何問かの質問に答えることでその人の性格を分析し、全16タイプに振り分けるというものです。これが驚くほど当たるもので、このタイプの人はこういう思考をするとか、こういう行動をするとか、こういうタイプの人と相性がいいとか全部分かってしまうのです。「気が合わないな〜」と思っていた人との相性を調べてみたら「こういう面で衝突することが多いでしょう」とか、そのまんま同じことが書いてあったりしてびっくりします。これ、非常に調べてみると面白いので、興味のある方は試してみるといいかもしれません。
それはさておき、後輩と人間関係云々について話していると、私の人間関係は変わっているようだということが分かりました。
私は基本的に、来る者拒まず、去るもの追わずなスタンスでいます。全ての人に平等でいたいし、出来ることなら助けになります。とは言いつつ、私にもボーダーラインはあるので、
・周りに迷惑をかけない
・自分の考えを他人に強要しない
・マナーのある行動を取れる
・他人を尊重できる
これをある程度守れているのであれば、私に関わる全ての人を大切にしたいと思っています。なので、AさんがBさんのことを嫌いであろうと、Bさんが私に嫌なことをしない限りは同じように接します。そういう事なのです。
これは聞こえはいいですが、要するに「他人にあまり興味が無い」という事でもあります。前の記事でも述べた通り、私は「生」と「死」はあってないような通過儀礼だと考えているのです。そうした大きな括りで見た時に、「好き嫌い」なんてことはとてつもなくどうでもいい事で、私にとって必要な人ならば残るだろうし、そうでないなら自然と去っていくものだろうと思うのです。
ただ、私もどうしたって人間ですから、「興味のある人」というのは存在します。
私にはたった一人だけ「理解者」がいます。彼女は友達と言うにはあまりに深い関係ですが、恋人ではありませんし、そのようなやり取りも一切ありません。ただ、お互いにお互いのことを一番よく理解していると思っています。どこに居ようと、何があろうと、みんなが私から離れていこうと、彼女だけは絶対に最後まで私のそばに居てくれる。理解できないことがあったとしても、彼女なら大丈夫だという絶対的な「信頼」があります。彼女も私のことを同じように感じてくれているだろうと信じています。ある種、共依存的な関係性かもしれません。それでも私たちはお互いにしがみついていないと今まで生きて来れませんでした。そんな間柄でありながら、私たちはびっくりするくらい連絡を取りません。半年か一年に一度連絡するかしないか、と言ったところです。それもいつ会うかという業務的な連絡のみ。私も彼女もお互いにお互いの人間関係があることを理解しているので、あまり束縛したくないのだと思います。その距離感を保てているから一緒にいられるのでしょう。
最近はどうしても彼女に会いたくなる日が増えました。彼女は私よりももっと現実的で理性的で行動力のある人です。彼女のことですから、考えがあるのでしょう。そういう人です。気長に彼女からの連絡を待ってみようと思います。
歪み 教祖 @kyo_so
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