第2話 春男と夏子の恋2(ピッー(≧o≦)無しバージョン)
大学で彼氏ができた。
でも・・・。
彼、春男さんは「タラシ」。
そう、女タラシと呼ばれていた。
でも。
実際は。
シャイで真面目な男の子。
私だけを愛してくれる、素敵な一年先輩のイケメンです。
※※※※※※※※※※※※※※※
あの日。
彼のマンション(古いけど)を訪れて。
彼女と勘違いしたお姉さんのことも。
丁寧に説明してくれました。
さすがに。
部屋には戻らなかったけど。
駅の途中の公園で。
春男さんに肩を抱かれて。
ベンチでウットリと説明を聞いていました。
私の顔は真っ赤になっていたかもしれない。
腕の温もりに火照っていることもあったけど。
さっきのシーンが蘇る。
マンションのエントランス。
荒い息を吐く彼の胸に飛び込んだ私。
ギュッとしてくれた温もりが嬉しくて。
私も春男さんの腰をギュッとした。
驚いて見つめる。
母娘とおばあさん。
凄く、恥ずかしかったけど。
追いかけてくれたことが嬉しくて。
ずっと。
ギュッとしていました。
※※※※※※※※※※※※※※※
すると。
コツンと固いものが。
もしかしたら。
ズボンのベルトだったのかしら。
ズボンのベルトなら。
ズボンのベルトと、言ってくれればいいのに。
そうだ。
いつか、アニメのキャラがバッグルにプリントされていて。
指摘したら。
凄く、狼狽えていた。(笑)
だから、なんだぁ・・・。
恥ずかしがり屋の春男さん。
うふっ♡
そんなところも。
好き。♡
でも。
私も年頃の女の子。
男の子の、アニメキャラのグッズ好きなんて。
当たり前だと。
思っているのに。
私のこと。
子供だと、バカにしてるのかなぁ?
※※※※※※※※※※※※※※※
フッと。
顔を上げて。
彼を見つめると。
狼狽えたような表情。
目を泳がせた彼が言いました。
あの・・・。
外へ出ようか。
自然と手を繋いで。
二人は歩きました。
私のお腹に。
コツンの感触が残っていて。
身体が熱く、感じていました。
隣りの彼を見ると。
ずっと、モジモジしています。
不思議に思ったけど。
そのまま、手をギュッと握っていました。
歩きながら。
ポツリポツリと彼の説明。
言い訳じゃない。
彼の真剣な目を見たら信じられたの。
だから。
途中の公園で。
私から又。
彼の胸に。
気のせいか。
彼の腰が引いている気がしました。
それでも。
身体を押し付けるようにして。
ギュッとしたのです。
あっ・・・。
さっきと同じ。
やっぱり。
ズボンのベルトが当たってるんだ。
彼が苦しそうな表情で。
モジモジしているから。
私。
目を閉じたの。
そっと触れただけの。
ファーストキス。
ゆったりと流れる時間。
私。
この時間を一生、忘れない。
だって。
彼のズボンのベルトが。
少し。
熱くなったような気がしたから。(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※
結局、そこかい!
はいはいはい。
皆様の罵声が頭の中をコダマします。
でも。
所詮は。
進ちゃん。
・・・ですから。(笑)
【R15指定】超、クドイ小説を、書いてみました2 進藤 進 @0035toto
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