鍵魔法で異世界を無双します。

五月女

第1話 鍵魔法

あの時は楽しかった、お父さんとお母さんとお兄ちゃんと私で4人で家族旅行とか行って楽しかった。けど楽しい時間は既に終わっていた。家に帰ると地獄が始まっていた。両親と家に入ろうとしたら、いきなり警察が来て両親を取り押さえられた何もない濡れ衣でなんも罪のない人間が牢屋に入れられ、証拠がないまま時が過ぎていった、私とお兄ちゃんは警察や裁判所に抗議しに行った。私は当時小学生だったからその記憶は忘れることなく鮮明に覚えていた。だが、隣人の冤罪により冤罪の濡れ衣を覆った両親はやつれていった。両親は牢屋の中で自殺したというのが私の耳に入って

兄の部屋に行き、兄の部屋の前でノックしたが兄の返事は無かった。この部屋には兄がいるはずなのに私は変だと思った、私が部屋を開け目に見えたのは兄の遺書と兄が自殺した死体だけだった。私は祖母に電話して助けを求めたが誰も助けてはくれなかった私は絶望の淵に落とされ目をつぶった。私は目を開けた瞬間薄暗い洞窟にいた、ここがどこかも理解不能の間々とぼとぼ歩いていたら大きな扉に出会い開けた。

玉座に座っていた者が私を見て言った。


「何故、涙を流す?」


「私を助けてくれる人なんていない」


「何故、いない?」


「両親と兄は冤罪の罪により死んだ」


「何故、ここにきた?」


「私の声を聴いてくれたから」


「お前の声は聞こえていた、ではお前の願いはなんだ!」


「私の願いは圧倒的な力と静かな書庫や部屋を作れる鍵が欲しい!」


…待っていた。この時を鍵魔法をこの少女に託す時を私は待っていた。私は、この少女こそがあの誰とでも契約できると思っていたが契約を拒む鍵少女に歩み行く様に少女に鍵が少女の心に入っていくのをこの目で見ることが出来て私は嬉しいという気持ちでいっぱいだった。

私は彼から鍵を貰った瞬間に頭の中に聞こえた言葉を発した。

(ステータス)


名前:ハク  種族:鍵の魔王

レベル:150  

攻撃力 3000

防御力 2000

 魔力 15000

 体力 30000

称号:鍵の魔王【※あらゆる鍵を持つことや創造で新鍵を作ることが出来る】

   鍵の支配する者【※鍵を支配し、珀以外に鍵が必要な場所は立ち寄ることが出          

            ない。】


固有鍵:亜空:どんな壁や誰かの玄関でも自分の玄関にすることが出来る。

      珀以外の人間には見えない。

神鍵第一形態:ガトリング

      ※全てを破壊、ぶち抜く。

神鍵第二形態:球体

      ※四元素魔法をMP消費無効で何度でも連射可能。

神鍵第三形態:サテライトキャノン

      ※第一と第二形態を使う度、徐々に攻撃力が上がり

      その上プレイヤーを元の場所に戻しその国を滅する。

神鍵第四形態:ホーミングブレイク

      ※

固有護鍵:弦雷の琴

固有書庫:好きなだけ魔導書庫に行けて魔導書を選び鍵に付与が出来る

     ※ただし、無限だが魔力の枯渇には注意せよ

スキル: 鍵ボックス【容量無限:自動仕分け(付与済み)】

     経験値10倍 料理レベル10 コンビニ ポーション作成


珀としてこの異世界に存在する限り私は、死んだ兄の分まで生きてやると誓い、この鍵をくれた者に礼を言おうとした瞬間私は倒れてしまった。


私の目の前で倒れた少女を救い、私が消えるその日までまだ幼い様子だと見られる

だから彼女が動いてでも大丈夫という年齢まで支える必要がある。

それから数年後地球では6年後、父との楽しかった思い出も6年が経ち突然の父とのお別れ、楽しかったあの日が全てが無に帰ったかのような静寂がまた来たようになった。


わ…私はどうしたらいいのか?自分でも理解不能だった。でもここが私の家であり、父との思い出の場所。すぐ帰って来れると思って私はこの要塞に私にしか壊せない結界を張り、私は父を探す旅に出た。


何もない町、忘れかけた町そんな廃墟と化した街には人一人もいない。いるのは

魔物だった。この辺の魔物は私を見ても近寄ったり攻撃はしてこなかった。私は、魔王だから魔王として生きる道もあるだが、私はこの世界の事やこの世界でのお金の価値などについて知りたかった。なので道中見て眷属となるいぬっころを探していたところに狼であろうという群れを見つけたが何やら喧嘩をしていることを知った。


群れのリーダーらしき狼が私の魔力を感じたのか理解が追い付かなかったがその場に飢えた犬を置き、その場を立ち去って行った。

私は犬に命じた。


「我が眷属になったら、飢えもなくなり強い力が与えられるがどうする?」


「俺はあのリーダの息子です。」


「だから何だというのだ?」


「もし貴方の味方になったら、貴方を殺すかもしれない」


「そんなことを心配するな。お前は私の眷属に相応しい」


「・・・」


「我が血を飲み 新たな魔物に生まれ変われ」


犬は飲んだ。我が血を飲んでステータスも全て変わった。


眷属名:ギル      鍵色 白/赤


称号:鍵の魔王の眷属  属性 聖

   鍵精霊         水

   鍵中級精霊       炎

   鍵上級精霊

   鍵高位精霊

召喚武器

   アトミックレーザ 

※国丸ごと壊滅…只人体に影響はなく、兵士・魔物が持っているスキルを全て強奪して我が主に献上するが我が主が「いらん」と判断した場合

我がものか我が眷属の物とする

固有スキル

   状態無効

   神聖魔法無効

   魔闇魔法無効

   勇者魔法無効

   女神魔法無効

   勝手眷属(男の子しか集めない)


ギルのステータスは全て変わると同時に姿も変化した。足や体には鍵の紋が刻まれレベルも10upした。


「お前の名はギルだ。」


「俺に名をくれた貴方を主と認めます。」


こうして私はギルと要塞を囲む兵士を探す旅に出かけた…ついでにお父さんも探すよ。




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鍵魔法で異世界を無双します。 五月女 @orutosu933

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