命ヲ月ト共二

神無月 也歌兎

命の無い人



 命,それは言葉に言うほど簡単では無い

 命を称え ,尊いと思う人々に

 命ヲ教える



 僕の名前は 「睦月」

 一月と言う意味だ

 命ヲ探死心臓を見つける

 称えられる人ノ意味なんて、分からない

 命ヲ無くそうとする人の気持ちなんて知らない

 だから僕は、この月下で

 いつもどうり、一人で笑う

 人と笑うのは楽しいし面白いだからこそ

 君 の近くで 一人で笑う

 夜の道で誰かが歩く

 五月蝿い音静かな音

 音色みたいに鳴り響く

 人がここに敷かずいたら

 逃げるかのように走らないと

 逃げないと

 これがバレたら僕は終わるから

 消えちゃうから。

 耳を済ませて、誰がどこに行くのかを聞き分ける

 でも、無理だった

 ドンッっと言う音が家の真ん中で鳴り響く

 ぶつかってしまった子は

 白く長い髪で何かを握りしめていた

 こんな事1度もなかった

 動揺しながら、謝る僕を見て君は

 僕に名前を聞く

「睦月」

 そう言うと君は、笑いながら

「じゃぁ、一月君だ! 」

 変なあだ名をつけられる

 君の名前を僕は聞いた

 君はそして

「如月」

 如月とは二月と言う意味だった

 君は名前を言うと一言僕にこう言う

「如月は ,人殺しの亡だ!」

 君は元気にそう言う

 如月君はこの時なんで、僕に着いてきたんだい?

 一緒に笑ったんだ?

 いつか、離れると知っていて

 僕は君がどこにいるか

 知る資格もないから

 知らないから、聞かないから

 昔を思い出す


「如月?」

 問い掛けると君は、笑った顔をして

「驚いた?笑」っと言う

 頷く僕を見て君は、僕の手を引っ張る

 裸足の足で、足が痛い、そう思った瞬間、

 君の方から、水が飛んでくる

 不思議だった、雨も降っていないのに

 君の方から一滴の雨がこぼれてくるなんて。


 その後も僕らは、走って走って疲れるまで走った笑えないくらい走った、君は疲れ

 笑いながら、かすれたい息を整えていた

「なんで、走ったの?こんな所まで…」

 僕が聞いても君は、笑うだけで返事をしてくれなかった。

 如月は息を整えた後また僕の手を掴んで走り出す

「あと少しあと少し…」

 ぶつぶつそんな事を言っている君は

 長い髪が腕を掴んでいる僕に

 届きそうなほど走っていた

「もう無理だよ!足がちぎれちゃうよ!」

 君はそんな事も聞かずに走り続けた

 月下でたまに当たる明るい光を無視して


「嫌だ嫌だ」

 と口にする君は少し

 親から逃げる昔の自分のようだった

 君は止まる事を知らない、馬のように

 走り続けた

 コケても、どんだけコケても君は、止まる事を知らない


 数時間走って考える事を辞めかけた僕は最後にある事を思い出す

 "心臓"

 っと言う生物だ

 命ヲ持っていない人間の人種だ

 辛さや悲しさ寂しさなんて忘れて、ずっと笑っている、辛くても、泣く事を知らない

 まさか、如月君はそうなのかい?

 "心臓"

 ナノかい?ねぇ、聞いておくれよ

 足が、疲れて消えそうだ…感覚がもう無い

 その後の意識はもう無い、ただ…君が……__?


朝は、揺れと同時に目を開けた

「昨日はごめんね、!すごく走らせちゃった!」

如月は、笑いながら僕に謝る

その日僕は足を動かすことが出来なかった。

「明日は、明日は、ゆっくり行こ ?」

僕は頷く、君はまた、笑う

「如月は、笑うのが好きだね」

僕は笑いながら言うと君は、頷いて

「そうかもね 」

と、僕に笑いかける

僕らは、話した、なぜあそこに来のか、あそこにいたのか、笑いながら話した、全部、夜になるまで

「いたぞ!!」

夜になり黒い男達が、僕たちに近ずいてくる

「誰だ!!」

僕は声を荒らげた

如月はまた僕の手を握る

「走ろう!今すぐっ!」

君は僕よりも大きな声でそう言う

「そいつは人殺しだ!生きていい人間じゃない!!」

男はそう僕に言うと如月に拳銃を向けた

僕は頭が真っ白になった考える事が出来なくて、頭が回らなかった

月下で男は如月を撃った

嗚呼

やっぱりそうだ、君は"心臓"だったんだね

血を流したながら君は、僕に最後の笑顔を向けた。

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命ヲ月ト共二 神無月 也歌兎 @0223AI1114

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