第22話 人攫いを尾行する中年男性

「ウィルオォォォォォォォォォルウェイズラァァァァァァヴュウウウウウウウウ〜ウウウウ」

俺は結構ノリノリで叫んでいた。

多分他から見ても、

『テンション高いなぁ、あのおっさん』

と思われるぐらいにはノリノリだった。

とそこまで叫んだところで俺は気付いてしまった。

……これ着地どうしよう、と。

現在の状況

落下中。

下に水なんかねぇよ。

掴まれそうな所無い。

=⭐︎死⭐︎オワタ\(^o^)/

とそこまで考えるのにかかった時間はわずか1.5秒と、おそらく俺の人生で10位以内には入ると思えるぐらい早かった。

…………ヤバい!ヤバい!!ヤバい!!!

どうする⁈てかどうにかしないとヤバい!!

えっ、おじさん嫌なんですけどノリノリで叫びながら落下死するとか、ちょっ、冗談キツイっすよww。

……wwとか語尾につけて余裕ぶっこいてる場合じゃねぇ!!ヤバいってマジで!マジで!!ヤバいってコレ!!!

とそんなこんなで騒いでいると、こんな声が聞こえた気がした。

『ベルスケ。そんな装備で大丈夫か?』

はっ、貴方は(俺の脳内存在)、堕天使のルシフェルさん!!

イー○ックを追いかけ回してた筈じゃ⁈

『あいつは人の話を聞かないやつだったからな…けど、まぁ、良いやつだったよ。』

あっ(察し)、まぁそれはそれとして、急に出てきてどうかしました?

『作sy…ある人物がこの後の展開どうしようと悩んでネタと勢いでどうにかしてしまおう、という考えに至ったらしく、私が出ることになった』

なるほどそうなんですか。

『もう一度聞くがベルスケ、そんな装備で大丈夫か?』

「大丈夫だ、問題ない」

そう返答すると、

『そうか…まぁ、頑張れ』

という言葉を最後にルシフェルさんの声は聞こえなくなった。

俺は、両手を広げ、空中で一回転してから、エルシャダイ着地をする。

ドガンッとかなりエグい音が出たが問題しかないだろう。

HPバーが満タンから一気に減っていく。

あれ?これ下手しなくても死ぬんじゃね?と思ったが残り1割を切った所でようやく止まった。

どうやら神は、俺にここで死ぬ定めでは無いと言っている様だ。

俺は、

「どっこいしょっ…と」

とおじさんくさい掛け声を出しながら立ち上がり、辺りを見回す。

敵の気配無し。行ってヨシッ!と脳内安全ネコが判断した為、そのまま歩き出す。

少し歩くと、人攫いの奴らがシウとシュウ2人を運ぶのに使っていた荷車のわだちを見つけた。

このまま追っていけば、おそらく人攫い共が使っている拠点なり、なんなりに辿り着けることだろう。

辿り着いたら、まぁ、ステルスでなんとかなるだろ……たぶん。

この後人攫い共の拠点に着いたらどうするか、そんなことを考えながら俺は轍を追った。


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どうもみなさんハラショットです。

この度は半年近く投稿をしていなく申し訳ございませんでした。

言い訳ですが実は今年は仕事が忙しく書いている時間が無くて投稿できませんでした。

これからは仕事の合間に頑張って投稿していきたいと考えています。

どうか応援よろしくお願いします。

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Ēlysion online 〜おっさんの自由奔放旅模様  ハラショット @200614112804

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