第11話 カク時の楽しみはどこに
令和五年十月二十三日
皆様今晩は。
本日は久し振りにろくろわの創作する時の話をしたいと思います。前回は八月くらいだったので、月日の流れには驚いています。
さて、カクヨムをご利用されている方は、その使い方も多用でしょう。
ヨムをメインにされている方も、カクのをメインにされている方も。中にはヨムから刺激を受け書き始めた人もいるかと思います。
ろくろわは八割程書きたい人です。そして残り二割が刺激を受けるために読みたいとなります。
その為、中々カキ友様の話を読みきる事が出来ておりません。(近況ノートは楽しく読ませていただいております)
そんなろくろわですが、ここからが本題となります、「書く時の楽しみ」とは一体何なのか。
これは本当に書き手の皆様、一人一人違うかと思います。
自分の書いたものを通して、読み手の方に思いを伝えたい方がいるかもしれません。
自分の書いたものにコメントが欲しい方がいるかもしれません。
もしかすると、無から有を生み出すことに楽しみを見いだしている方もいるかもしれません。
言葉にして見ないと、書き出してみないと実は何処に自分の創作を生み出す原動力があるか分からないのかもしれません。
では、ろくろわの場合は。
ろくろわの書く楽しみとは、読み手の方を操作出来る事にあります。
小説や話、言葉とは凄いものです。
「林檎」を全く知らない人に「林檎」を伝えることが出来ます。
その時の手段や方法を考え、表現し理解が得られた時が一番楽しいのです。
例えば先の林檎を知らない人に林檎を言葉で説明するとします。
きっと林檎の伝え方は沢山ありますがその時、「赤色」で「梨」と同じくらいの大きさ。味は「酸味と甘味」がある「果物」とキーワードを並べておくと、ある程度の方はこんなものかなぁと無意識に想像すると思います。
ただ、この説明だと「梨」を知らない人には大きさが想像しにくくなります。また「酸味と甘味」は人によって感じ方が違うでしょう。「赤色」だって様々です。
この中で、書き手のろくろわが伝えたい林檎のイメージを操作し表現していきます。
林檎とは「ビー玉程の大きさの粒」が「沢山」つらなり、「水みずしい」果実の「果物」である。色は新緑の葉っぱのような「鮮やかな緑色」である。と書いたとする。
そうすると林檎を知っている人は「あれ?林檎って粒がついてる果物じゃないよなぁ。それって葡萄じゃないかな?」と思ったかもしれません。更に「鮮やかな緑色」をみて「あぁ、葡萄じゃなくてマスカットだ」と思ったかもしれません。
また、最初のように林檎を全く知らない人は、林檎とはこう言うものだと思うかもしれません。
こうした操作を行いながら話を書いていき、最後に何故ろくろわが林檎を葡萄のように表現していたのか、とオチがつくと「あぁ、確かに林檎はマスカットだった」納得してしまうのです。
この表現と操作がバチッと、はまった時が一番楽しいのです。
これは環境を表現したり、関係性を書いているときでも同じです。
近い話だと
「鍵で開かない扉」
https://kakuyomu.jp/works/16817330653491977981/episodes/16817330653492366460
や
「本屋のお仕事」
https://kakuyomu.jp/works/16817330653884298616/episodes/16817330653894912758
等は操作したい思惑があり、それにリードするように表現方法や書き方を変えておりました。
そして、上手く誘導できたときが一番楽しく、そしてそんな話を想像したいと思うのです。
途中、林檎のくだり等分かりにくかったと思いますがそれもまた、私の思惑なのかもしれません。
今回はそんなお話でした。
本日の話はここまで。
ありがとうございました。
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