後書き

 この作品を出すにあたり、私が下したレーティングは残酷表現なんですが、正直残酷と暴力の表現って何の——おっと、すみません。


 現実は時折にして、残酷であると表される場合もあります。銃で撃たれたら人は死ぬ。人は些細な傷からでも死ぬ。不慮の事故からも……心が苦しいでしょう。でも、時に滑稽でさえもある。例えば、人はバナナの皮で死ねる。聞くと滑稽ですよね。実際、現実にあるのです。

(ちなみに、バナナの皮で死んでイグノーベル賞を取った人は調べた限りいませんでした。滑る事を証明して取った人はいるんですけどね)

 現実はひどいと思うかもしれません。でも、考えてみてください。この世界にはバカも凡人も天才もいる。ひどいはずなのに、笑えるし、泣けるし、驚ける。バカらしくもある。どれもこれもある。


 ひどいと感じる世界は、実の所、滑稽と言えなくないのでは?


 ……ちょっと、実を言うと。私利私欲の程、混ざりすぎちゃいまして。この作品が酷いモンになっちゃってます。あんまり、死者を悪く言ってはいけませんよ。寿命ある限り、人間が迎える先ですから。

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笑える人物 雨沢白田ー @catphilia3156

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