2.青春


 君の色で濁った。

 原色は青色。

 距離は少し遠そう。


 背景は鮮明に見える。

 綺麗な色。

 今日見た表情も宝物。

 目に焼きつける。

 記憶には付箋を貼っておく。

 桃色で。

 これで忘れないでしょ?

 

 徐々に合うピント。

 君は酸っぱい表情を浮かべる。

 それを見て僕は笑う。

 僕を見て君も笑う。

 そのクシャッと笑う顔が大好きなんだ。


 濁りは落ち

 君が鮮明に映る。

 春という名の恋の訪れ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩集 @nousuaobane

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る