第4話 あとがき

  全日本で優勝したからといって監督や会長をやらせても、その拳法には全く及ばないという人間は存在する。

当人は肩書きばかりで中身のない権威に安住し、周りの人間もそれで安心しているというのは、リーダーがいるようで現実には「リーダー不在の世界」でしかない。私のいた会社(の親会社)には「東大のある学部を首席で卒業して銀時計を授与され、鳴り物入りで入社するも、3年で営業マンとして不適任となった」方がいらっしゃいました。もちろん、大きな(民間)会社ですから、ほかにいくらでも彼の能力を生かす場はあり、私のいた会社にもしばらくいらして、それなりのお仕事をされていらっしゃいました。


日本では「天皇制」の影響で、学校でも会社でも至るところで、カリスマが仮想現実であったという光景を見る機会は多いし、これからは恐ろしい速度でそういう風潮は強まるでしょう。

  だからこそ、現代の宮本武蔵(様々な次元や位相によって(正しく)物事を見ることのできる、真の武士・リーダー)たちが、将来の大学日本拳法界そして、日本社会をリードしていってくれることを願わずにはおれません。

2023年4月4日

V.1.1

  2023年4月5日

  V.2.1

  平栗雅人

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V.2.1 リーダーとはなにか 大学日本拳法編 @MasatoHiraguri

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