海外へ行くことが決まったナツは、幼い日、互いの身長を桜の木で比べ合った幼なじみのハルを思い出す──。
という共通のプロットを使って様々な作者様が物語を書く企画「筆致は物語を超えるか」に参加されている作品です。
今回の物語の舞台は「演劇」。煌びやかな世界を観客に魅せる演者たちは、その世界を見せるためにどんな努力をしているのか。その姿がありありと、そして瑞々しく描かれています。
「桜姫」という演目のトップスターに憧れたハルとナツ。二人は切磋琢磨しながらその歌劇団に入団するため、努力を積みますが──。
桜姫を目指す二人の少女の、熱く切ない「戦い」。その結末をご覧あれ! オススメです!