キャッチ第6話 夏の地区大会…

夏の地区大会


俺ら中野高校は球場入りをした。

俺らの中野高校は、3試合目なので、他校の試合を見ながらメモを取っていた。

そしてその後スタメンが発表された。俺は予定と違って、ピッチャーで出場になった。

オーダーは、練習試合の時と変わっていない。「さあ行くぞ」その声で全員がベンチを出て、挨拶をした。

「シャース」

俺らは後攻だ。

ベンチに戻った後

「しゃー、がんばるでー。」

及川恋監督兼マネージャーが言った。

「絶対ホームラン打ってやる」

代打でも起用されなさそうな部員が言った。

「初回から点とってけよ。」

そして初回ノーアウトランナー1,3塁で俺に回ってきた。相手ピッチャーはフォークとストレートしかない。ストレートは遅い。打てそうだ。そして初球フルスイングした。

カキーン。

今までの試合の中で一番いい音が響いた。

ボールは球場を超え場外へ消えて行った。

その後も点を重ね。1回で、16点も取っていた。

俺はあまり球数を使いたくなかったので、打たせて取った。3球で1回の守備終了。いい感じだ。

その後の打線は相手エースが出てきても5回までに35点を取っていた。

一方守備はというと。4回まで12球のパーフェクトに抑えていた。

そして5回裏の守備。

4番。ピッチャーゴロ

5番。キャッチャーゴロ

そして6番をピッチャーゴロに抑えた。

よっしゃー

初めての15球で終えた試合だった。」

「誠くん。帰ろう」

「おう」

恋と一緒に帰った。

「誠くんやっぱりすごいね。

「全部ゴロだぞ」

「ピッチャーゴロかキャッチャーゴロに抑えていたじゃん」

「偶然や」

「狙ってたじゃん」

「純の配球通り投げただけだよ」

「でも佐藤くんのミット、1ミリも動いてなかったじゃん」

「どんだけ俺を褒めたいんだ?」

「嬉しくないの?」

「嬉しいよ」

「じゃあ素直に喜んでよ。」

「めっちゃ嬉しいー」

「それでよし」

「誠、次の試合も勝てるかな?」

「勝てるよ。俺が抑えてやるから」

「本当に?」

「おう。俺がいつかお前を日本一の監督兼マネージャーにしてやるよ。」

「ありがとう」

さあ勝つぞ。

俺は帰ってから練習に励んだ。

第7話に続く…

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キャッチ 栄光を一緒につかもう @Tigers2003

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