おまけ
賢者「よもや完結フラグを立て忘れているとは……」
勇者「かんけつフラグ?」
賢者「ああ、勇者には関係のないことですよ」
勇者「あっ、またそうやってぼくをバカにする! ぼくのINTはもう02なんだからね!」
賢者「おっと、失礼しました。たしかに、以前の2倍ですね。すごい成長です」
なお、大型犬のINT値は05だ!
勇者「それで、なんとかフラグって何なの?」
賢者「あっ、もう忘れて……ええと、それはいいでしょう。つまり、きれいにお話が終わった、という印のことです」
勇者「……そんなの、いらない」
賢者「え?」
勇者「……賢者との旅がおわっちゃうんでしょ?」
賢者「やっ、あー、えー、そういう意味じゃないんですよ! これはあくまでメタ的なアレでして! お話が終わったあとも、ちゃんと私たちの冒険は続くんです! ほら、見たことあるでしょ!? 『俺たちの戦いはこれからだ!』みたいなやつ!」
勇者「ずっといっしょにいられるの?」
賢者「……ええ、はい。つまり、そういうことです」
勇者「やったー!!」
賢者はふうとため息をつき、砂浜に腰を下ろそうとした。
戦士「モツば抜いて、えのころンすっばい」
僧侶「神ィィィィィィイイイイイイイ!!」
賢者「うわぁぁぁあああ!? なんであなたたちはいいかんじのエンディングをそうやって妨害するんですか!?」
こんどこそ、おしまい
INT値01の勇者パーティと旅する賢者の記録 瘴気領域@漫画化してます @wantan_tabetai
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