第42話:第1話でヘイトを溜めることは分かっているけど、書くのはつらい

 物語構造の中で、多分一番重要なんじゃないかと思われる

『主人公の目的』

 それと同時に

『打倒するべき相手』


 これを第1話に書かないとPVに直接影響すると思います。


 まにまにの代表作、首取り物語の元からの第2話。

【叔父】僕っていらない子?


 これと第1話の敵役であると読者に認識させた北条氏康ではなかったのが離脱の原因だと認識しています。


「なんだ。北条氏康じゃないんかよ。上杉憲政?知らね」

 もしくは

「弱っちい敵だな」

 となった。


 肩透かし。


 ここは常に同じ敵役でないと離脱の原因となる。


 だから第1話で『物語を通しての敵役』に対するヘイトを溜める必要があるのでしょう。


 これを打倒するのが『面白いよ』『快感だよ』というディスプレイ。


 主人公の目的もできるだけ出すべき。

 何のためにこの物語が進行するか、明確にする。


 そのためにも、第1話でヘイトを上手に描かなければならない。



 でもこのヘイト。

 書くのがつらい。


 一般常識人が仮想とはいえ、いじめ暴力犯罪的ないじめ等を書くのは辛い。


 では読むのは?


 結構読めちゃうんですよ。

 それを上手に『主人公への同情から感情移入する!』


 これがテクニックの真相かと。


 作品自体に嫌悪感を持たせない程度に、なにかを工夫して上手にみせていく。

 ここが作品から醸し出されるテイストになるのか?


 主人公がヘイトを溜めるような出来事に対して、どのように反応するかが作品のテイスト。あまり悔しがらせても『主人公は常に冷静であれ』という命題に反してしまう。

 ここさえ押さえておけば、自分の書きたいものを書いて行けるのではと想定しています。



 同情さえ、させられれば。

 そして一緒になってやっつける体験が、期待できさえすれば。

 読者は引き込まれるのではないかと思っています。


 ◇◇◇◇


 再度URLリンク貼ります。


 この創作論と、元となっているエッセイとの相互リンクの結果がPVで見れます。


 これのPV

 https://kakuyomu.jp/works/16817330655091045591/accesses


 第1話から多くの読者が貼つけてあるリンクを踏んで、エッセイに流れていき、そのまま離脱していきます。

 その数200人くらい。


 ついでに直帰率も高い。

 これはしかたない。

 最初は実験として書いていて、真面目に書いていませんから。


 興味を引くサブタイトルのPVは増える。

 ここは参考にしてください。



 エッセイのPV

 https://kakuyomu.jp/works/16816927860513975333/accesses


 余興ですが、

 第224話:カクヨムコン8。12/15における推定ボーダーライン

 が異様に多いw

 800PVを超えている。


 皆さん、興味津々ですね。

 大して意味のない内容ですが。

 あ、柴田様の【聖書】のリンクを貼っておくべきだったか。


 まあいいや。


 やっぱり

 最重要事項だとか

 ★を先頭に付けたサブタイトルは目立ちます。

 そこにPVが集中。


 また【胸糞注意】

 とかも増えますね。


 こういったデータ取りのためにも、この作品を書いていたわけです。


 ちなみに、URLは読み手に取って邪魔です。

 ものによりますが。

 それでも首取り物語の場合は、外伝的な作品へのリンクを貼った際、踏んだ人は10%。最大で毎日10000PVありましたから単純計算で10%もPVが増えました。


 この創作論とエッセイの関係は20%ちょっとです。


 ◇◇◇◇


 エッセイの方には謎の集団の影をとらえたレポート?を書いておきました。


 あと、まにまにが中止せざるを得なかった『スコップレポートの続き』をどなたか書いてくれないでしょうか?

 その事にも触れておきました。


 https://kakuyomu.jp/works/16816927860513975333/episodes/16817330657476436488


 ◇◇◇◇


 思ったのですが、やはり


【キャッチコピーそのままの展開を第1話に持っていく】


 これって物凄く重要なのかな?


 現在ダンジョン配信ものを書こうとしていますが、ヒット作の傾向を見ていると『最初にバズる』のは安パイだと思います。


 キャッチコピーでのワクワク感を、端的に表すなら絶対にやるべき。


 超強力パワーワードである『ダンジョン配信』『バズる』の二つに、もう一つ特異性を入れる。

『配信きり忘れ』も分かりやすいですね。


 他のキャッチコピーで攻めているヒット作もあるけど、やっぱり読まれるためには


『パワーワード』

 で引き付けた読者を満足させる展開を

『第1話で満足させる』


 これがWeb小説の神髄なんでしょうね。


 でもこれをラノベとして校正するのは厳しいなぁ。


 思ったのは

 ライブチャット欄を『縦書き』にしたら見れたもんじゃない、ということ。


 掲示板ならなんとかなると思うけど、想像できない。


 まあいいや。

 そんなこと起きないと思うから、自分には。



 ではまた。

 今日も創作活動頑張って参りましょう!



 追記

 さっき自主企画見たら、ランキングに載せるために読み合いをして★付けましょう的なことが書かれているものがあり。


 それは無理です。

 『同じイベントに参加している人からの作品への評価はランキングに反映されません』

 と書かれていますね。


 ついでに★の付け合いを目的とした自主企画は削除されます。

 さらに言えば、★ばかりついていてフォローがない作品って、はたから見たら「ああ。読み合い頑張ったんですね」と思われます。


 まにまにの場合は少し違いますが。

 なぜか普通の作品よりも評価が高い。

 身内だけでなく読み專様が読んでいるはずなのに。


 一般常識的に見ると、読み合い企画は出来るだけ参加しない方がいいと思います。



 次回はコアな読者の作り方の考察です。

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