エヴぁーラスてぃんぐ。
gaction9969
▼=〇
七月も頭から
とか、意識をマクロマクロの方へとずらしておかないと、つむじを灼いてくるような
いま思うとそんな状態だったから、唐突も唐突なあいつの誘いに乗ってしまったのかも。とか思ったり。
よぉ、「カッパづつみ」行かね? という小二の頃くらいから変わらない
飛び去っていく感じは初めてだけど、それでも変わらない景色、風景。昔も今も、やっぱこの辺りは人がいないね。二キロはあったと思うけど、途中すれ違ったのはクール宅急便のでかいトラックだけ。ちっちゃい頃は浮き輪にはまったまま、先が見えないほどに長く見えたこの川沿いの白く粉っぽい砂利道を、行きは一人で、帰りはみんなと一緒に歩いていってたっけ。その
結構な
来て正解、って思ったけど言ってやろうかどうかは迷っていたら、視界の隅ではいそいそともう上も下も脱ぎ捨てている輩がいたわけで、何か身に着けるものに縛りでもあんのかくらいにまたも軽薄な蛍光グリーンのトランクスはどう見ても耐水仕様と思えない上に擦り切れかけてもいる
もちろんその後のわざとらしくスローな仕草にて
うわ高。五メートルくらいはあるんじゃ。よく男子はここから飛び込んでいってたよね……でも下流へと真っ直ぐに伸びる
最近お疲れ気味だった頭と心に
とか
何かやってくるだろうとは思っていたものの、無言でガチめに抱きすくめられるなんて考えても無かったから、びびった私は反射的にその右腕を掴んで自分の右脚をうしろに跳ね上げつつ身体を前かがみにして身を護ろうとしてしまったのだけれど。
それが、いけなかった……
柔道では
とはいえこの瞬間は、なまじの放物線よりも綺麗な
まだまだこいつとの付き合いはずっと、それこそ
エヴぁーラスてぃんぐ。 gaction9969 @gaction9969
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