紋章と謎は蜜の味?

紋章を食べるとは???から一転、紋章を軸に展開される謎めいた世界観、独特なルビ振りにぐっと惹き込まれました。

一癖も二癖もある主人公ティアナがこれまた素敵でした。
ティアナの異様とも思える紋章への食欲?執着?にも色々と訳があり、だからといって悲壮感が漂わないのは垣間見える芯の強さゆえで。
設定の奥深さにううんと唸ってしまいました。
ラストのティアナが紋章を食べるシーンは圧巻で、読んでいるだけなのに喉が鳴ってしまいそう。

願わくばティアナとジョシュの過去やこれからの関係を深掘りして見てみたいなと思いました。