綺麗な世界観に、作者様の才能あふれる言葉達。
ゆっくり読ませていただくつもりが、物語に引き込まれて一気に読んでしまいました。読了後の今は、幸せでどこか満腹な気持ちになっています。
ティアナのバックボーンがすごく気になるところですが、紋章を食べているときの彼女は本当に幸せそうです。
読んでいるこちらもお腹が空いてきて、紋章が食べたくなります。けれど、最後には幸せな気持ちで満腹に。
とても綺麗な締めくくりに、わたしも「大変美味しゅうございました」です。
綺麗で楽しい作品をごちそうさまでした!
皆様も、ぜひ読んでみてください。
紋章からこれほど世界観が広がることに驚きました。ある意味新ジャンルともいえる《紋章》を主軸に、テンポの良い語り口と秀逸なルビ振りで最後まで楽しめる作品です。
所々くだけた雰囲気を出しつつも、実は非常に博学的な一作でもあり、奥深い《紋章》の世界にどハマりしてしまいます。主人公が紋章について語る場面は、何度でも読み返したい!
バトルシーンも迫力満点。
キャラクターも個性的かつ魅力的。主人公は少し変わっていて異質な存在なのに魅力的で、《紋章を食べる》という目的がなんとか達成されるよう応援したくなるのがまた不思議!笑
この世界観を見事にまとめ、スピード感を落とさず最後までドラマティックに書ききる作者さま、流石だと思いました。次回作も楽しみにしています。
(現・最新話の11話まで読んだところです。)
紋章官の物語。それだけで面白そう。
主人公は紋章官であるのですが、紛い物の公女様です。
なぜ、紛い物なのかは、紋章官であって妖精姫や紋章姫とも呼ばれていることにつながっています。
だから、紋章食べたい。
図像の意味やルールなど、紋章の深い知識をもつ主人公ティアナには賢さだけじゃなく、妖精的な(ばけものじみた)美しさがある一方、心に近いところで親しみを感じます。前作とは違うジャンルですが、作者の描くキャラクターに共通するもののようにも思います。
紋章食べたい、って言ってるところにまず圧倒的なキャラクターを感じますよね。
不思議な魅力のあるティアナが、今後、紛い物という出自と直面しながら、継承問題を紋章知識を駆使して解決してゆくのでしょうか、更新を楽しみにしています。
紋章と聞いて、反応する方に特に、
ファンタジーの好きな全ての方におすすめします。