[企画]マツリカ大反省会 その2 発端



 反省会に入る前に、手短に今作が書かれた経緯など。

 「茉莉禍」執筆に至る流れは、当時の近況ノートで触れています。


後輩コンペ中です。(7/04)

https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330659851464463

娘のひろってきた猫が、どう見ても浮浪者のおっさんな件。(7/8)

https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330660001851565

後輩コンペの続き(7/27)

https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330661011306257

茉莉禍 ─マツリカ─ 更新しました/後輩コンペ失敗(7/31)

https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330661197862002


 以下、あらすじ的に説明。

「某サイトの名物ホラー企画参加に向け、構想のまとまらなかった梶野は、ホラーの先達である後輩Nに相談する。これを後輩コンペと称し、まずは後輩の審査クリアを目指した。三つのプロット、四つの改案を経て、ついに野心的なホラー短編を脱稿したが、発表された最終稿はNに駄作の烙印を押される。さらには、かつてない数の否定的な感想が寄せられ、やらかしを悟る──」


 こうして見直すと、近況ノートで逐一報告してたのが、多くのマイナス評価を呼んだ原因という気もしますねw


 ちなみに某サイトでの評価でも、感想ゼロでポイント全然です。

 副産物でさらっと書いたギャグホラー「娘のひろってきた猫が~」の方が、よほど読者受けはよかったです。こうなる予感はありましたけどw


 本当は後輩コンペ成功を受け、「梶野はどんな風に作品を書いているのか」という感じでかっこよく雑話に書くつもりだったんですが、こうまで失敗すると、いっそ清々しい。その代わりがこの反省会というわけですw


 この経緯段階で反省すべきは、二点。


 まず後輩Nの最終チェックを受けなかったこと。

「言い過ぎもよくないので、最後は任せる」というNの判断はもっともでしたが、最後の最後にやらかしたことを考えると、頼み込んででも投稿前に読んでもらうべきでした。もしNが評価しコンペが成功していれば、後に酷評を受けたとしても、作者としては納得できたと思います。


 もう一つは、締め切りを優先させたこと。

 ホラー企画の締め切りはまだ先でしたが、8月には「じっくり感想企画」を予告していて、並行執筆は不可能だと考え、内容に自信がないまま投稿してしまいました。自己評価が曖昧な状態での発表はままありますが、今作はコンペを潜り、時間をかけて書いた作品。もっと腰を据え、不安があれば公表を延期するぐらいの対応をすべきでした。納得より締め切りを優先してしまったのは、痛恨の極みです。



 本格的な反省、感想文を読み解く反省会は次回からとなりますが、その前に梶野とホラー作品について少しだけ書いておきます。


 梶野は積極的にホラーを読まない人間です。

 漫画でもそうで、けして嫌いではないんですが、いわゆるホラージャンル、ホラー漫画とかは手を出しません。有名作をちょい読みする程度。肝試しとか、むしろ嫌いな方ですw

 一番影響を受けているのはスティーブン・キングで、映画から入って原作小説を読み漁っていた時期があります。「恐怖現象より人間が怖い」という二重底の構造が魅力で、自分で書く際も常に意識しています。これまでに書いたホラー作品は五本くらい。「茉莉禍」も同じ文法で書いています。


 ただこれにせよ、純粋に恐怖を求めていたかというとそうでもなく、あくまでエンタメの一要素と捉えていた節があります。それはそれで否定されるものでもないとは思いますが、今回の失敗を経て、ホラー小説を書く上での姿勢を問われた気がします。要するに研究不足。考えが甘かったのかな……と。


 おっと、結論を書くにはまだ早すぎですね。

 それでは、次回はいよいよ感想分析です。量あるので覚悟してください。

 

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