恨めしい気持ちで一杯だった人柱のヤエちゃんが、最後には幸せそうに天に昇っていって、ホッとした気持ちになりました。ありがとうございます。
最後に良い人に巡り会えて良かった。
作者からの返信
藤澤勇樹様
ご感想、ありがとうございます。
ヤエの成仏に安堵していただき、書き手としても嬉しいです^^
藤澤様に歌を作って頂いたことで、この後、外伝三「存在しない猫の歌」を書き始めましたが、当初、どんな話にしようか思いつきませんでした^^;
そのとき「そもそも、『月夜にささやく猫の魂』を聞いたことがきっかけなのだから」と、「猫の歌」を念頭にして話を造り上げました。
まだ山場に入っていませんが、良い(怖い?)物語になればと思っています。
七倉イルカ様
素晴らしい! 全く素晴らしいです。
七倉イルカ様はそっち方面の知識がおありなのでしょうか?
これはほぼある法則に則った淨霊(?)の方法、なのかもしれません。
特に怨念霊には、その霊体を洗い清め綺麗な衣装を纏わせ美味しい食事をさせる……と聞いたことがあります。
「タイムカプセルから出てきた闇」で登場した真野順正くん。ここでもいい仕事をしましたね(^^)v
どうか、ヤエさんの来世が幸せでありますように!
作者からの返信
ブロッコリー食べました様
いや、そんな知識は無いです(汗
土の中に100年もいたら、ありがたいお経より、お風呂と食事の方が先だろうなと……。話はそれからだと言った感じですねw
この話も、楽しんでいただいたようで嬉しいです。
順正さんの優しい心遣いに感激しました。
ヤエさんの心が少しずつ解けていくのが、見ていて感動的でした。
汚れを落として、ご飯を食べて、好きな服を着て……。
私たちが普通にしていることで、あんなにも喜ぶ姿が嬉しくも切なくなりました。
でも、ヤエさんが天に昇ることが出来て、私も救われた気持ちになりました。
ほんのりと抱いた順正さんへの想いが甘く切なくて物語に余韻を残していますね。
本当に、完結おめでとうございます。
作者からの返信
千石綾子様
『人柱の娘』は、今もまだ、ヤエを成仏させ切れなかったと思っています。
『後記』に別案を書いていますが、たぶん、それでも無理かなと……。
今、思ったのですが、たぶん答えは
「人はみな、生きていても、死んでからも、心残りや思い残すことばかりなのだ。
その思いと共に、地に生き、天へ帰ろう」
これかと。
心残りと思い残すことを否定しない形が、正解かと思います。
……今、思いついてもなあ^^;
いつか加筆訂正しようと思います^^;
最後まで、読んで頂き、また、多くの感想を頂き、本当にありがとうございました。
感謝で一杯です。
完結おめでとうございます!
ラストでこう来るのか、と驚きでいっぱいですが、ここまでの作風もまた、怪異をただの不思議な現象とせずに、日常との地続きで描いてきたからこその怖さだったのだと思います。
人柱、という言葉からは、それだけで恨みつらみを抱えた恐ろしいイメージが抜けませんし、しかもその軛から逃れた存在がどうなるのか、『ニビト堤の人穴』を読んでいるときには恐ろしさしかなかったですが、
裏側を想像することの大切さを感じています。
ヤエさんが、少しでもむくわれた気持ちになって成仏できて、本当に良かったです。
また、一つの作品を完結させることの苦労は並大抵ではなかったかと思いますが、ここまでお疲れ様でした。
作者からの返信
我道瑞大様
ご感想、ありがとうございます。
また、最後までお読みいただき、感謝しています。
『人柱の娘』は、桐生様から頂いたコメント、『地上に出てきた人柱の娘。これからどこへ行ったのか気になります』が無ければ、書かなかったであろう話ですが、怪異の裏側や、そもそもの被害者はなどを書くことができ、難しさと共に楽しさを感じました。
『町の地図には~』を最後まで書き切ることができたのは、みなさまのおかげです。
ありがとうございました。
そうですよね
よく「霊を祓う」とか「悪霊を消す」とか言うけれど、元はそれぞれ家族も事情も人生もある人間なんですよね。
若い女の子だもの、そりゃ恋もおしゃれもしたかったろうな。
こういう優しい話もいいもんですね。
作者からの返信
@chiochimorin様
ご感想、ありがとうございます。
また、最後までお読みいただき、感謝しています。
@chiochimorin様のおっしゃる通り、ヤエには、少しでも当たり前の幸せを感じてもらった後に……、という想いで書いてみました。
ただ、やはり、それでは未練なく、心残りなく成仏というのは難しかったです(汗
優しい話と感じていただき、嬉しく思います。
編集済
過去は戻らないという、私にはそう見えた「外伝」の主題を、
七倉様がどう書かれるのか。
そう思いながら、最後まで読み終えました。
報われる、という言葉を使うなら、
倒れ報われる魂はどれだけの数であるのかと、
思いをはせずにはいられません。
それだけ、人間は惨たらしい生き物でもあるのですから。
ただ、ヤエの魂の行く先、100年をも超えてようやく得た幸せがまた、
人の紡いだ先であることに、静かな安堵を感じます。
「禽獣人譜」も少しずつ拝読していますが、
あらためて、七倉様の手腕、表現の妙に驚かされます。
この外伝をもって、今作は最終話とのこと。
素晴らしいお話を、ありがとうございます。
付記
お返事をいただいた後からすみません💦
お堅い仕事を長くしていたので、クセになって肝心なことを長々と書いて、お伝えしたかったことを見失っていました。
もちろん、上に書いたことも私の感じたことですが、私は、私自身の体験もあって、ヤエさんの最期に救われました。
ずっと毎日お線香をあげて、本当に時々、不思議なことが起こるのですが、ヤエさんのお話を読んで、まだ見守ってくれている気がして……
だから、本当に本当に、このお話はよかったです。
作者からの返信
西奈らす様
※近況ノートの返信方法と混合していました。申し訳ないです。
改めて、ご感想のお礼を。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
いつも、励みになる御感想、感謝しています。
また、改めて付記による、お言葉もありがとうございます。
『人柱の娘』は、最期、ヤエを成仏させ切れなかったなと、力量不足を感じています。
アウトレットモールを回っている最中、ヤエを見ることが出来る小さな男の子を出せば良かったかなと、今更ながらに思いました……。
無邪気な男の子とのエピソードを入れれば、自分の犠牲の上に成り立ったものを知り、もっと「報われた」と感じてくれたかなと思っています。
上は、犠牲の上に成り立ったものメインを「町」とするのではなく、そこに住む人の「心」とすべきだったかなと……。
物語はつくづく難しいと感じています(汗
『禽獣人譜』もお読みくださり、ありがとうございます。
『帰還者』『ラーニング』も合わせて、再開するつもりですので、その時はよろしくお願いします。
ああ、ついに終わってしまった……。
毎回、更新されるごとに夢中で読んでいました。
怖い話というだけでなく、ストーリーがとても面白かったです。
ニビト川の人柱にまつわる話が、個人的には一番好きでした(本編、外伝含めて)。
完結おめでとうございます。おつかれさまでした。
作者からの返信
旗尾鉄様
※近況ノートの返信方法と混合していました。申し訳ないです。
改めて、ご感想のお礼を。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
また、ニビト川のエピソードを本編、外伝を合わせ、気に入って頂いたようで嬉しい限りです。
外伝のⅣ・Ⅴは、どちらも3000字をオーバーしてしまい、書いても書いても終わらない状況で焦っていました^^;
無事、完結まで持ってこれたのも、旗尾様をはじめ、拙作を読んでくださった、多くの方のお陰です。
次作は、ホラーからいったん離れますが、また読んで頂けると嬉しいです。
改めて、ありがとうございました。
いい成仏のさせ方でしたね。順正の優しさが胸に染みました!
あと、やえちゃんがかわいかったです。
作者からの返信
岩間 孝様
ご感想、ありがとうございます^^
「人柱の娘」は、私も気に入っているエピソードのひとつです。楽しんでみらえたようで、嬉しいです^^