いわゆるツナギのたわいもない駄文
スロ男
読まなくていいですw 自分でも支離滅裂すぎてわからんw
内田百閒は、書くことがなくなってからが本番だとかいったとかいわないとか。阿佐田哲也は金額の多寡ではなく、有り金全部を賭けられるか賭けられないかが賭博の醍醐味だといった。
書きたいものがある人間が、書きたいことを書くこと。書きたい熱意を持ってして全霊を賭けて書くならば、それは面白くなるだろう。だが、それはいわゆる「人は誰でも一作は小説家が書ける」と似たような言説だ。一作は書けたとして、その次は?
私は、技術のある作家がその技術を駆使して読ませるようなエンタメが好きだ。その一方で魂の叫び、慟哭といったような、書かなければ救われないから書いた、といったような作品も好きだ。
前者はいわゆるエンタメ(大衆小説というのは、本来は時代小説のことを指したはず、なので)、後者はいわゆる純文学であることが多い。
そういえばつい先日、人様へのレビューで「純文学とは美文を描こうとする」とかなんとか書いたのだが、書いてる時点で(あれ、なんか違うなあ)と思っていた。で、基本的面倒臭がりで胡乱、というのが信条の私なので調べてもいないわけだが、違うな、「美文」じゃなくて「美」だった、と思ったのだった。
ここでいう「美」とは、単に見目麗しいとかの美というよりも「真善美」の「美」だと勝手に認識している。
砕いていうなら、言葉にならない言葉、喜怒哀楽で表現しきれない感情、未だラベリングされてない何かを、ラベリングするのではなく、そのまま提示して読み手に考えさせる——そういうものを描こうとするのが、純文学だと。
だから答えやカタルシスのある結末がない(求められない)のが純文学であって、結末やオチがないから純文学なのではない。本末転倒すぎる、ものを知らない人の早合点である。
翻ってエンタメとはなんぞや、といったときはこれはなかなか定義が難しい。本来はいわゆる小説(=ノベルの直訳)から抜け出そうとして生まれた純文学のアンチテーゼとして大衆小説という言葉が生まれたからだ。
卵が先かニワトリが先か。
それを決めるまえには、鳥類とは何か、恐竜はほんとに鳥の祖先なのか、といった定義から始めねばならず、しかもそれはおそらくまだ判明していないし、定義次第だから、なんともいえない、としか言いようないことなのである。
専門家の意見を俟たねばならないが、専門家は専門バカだったりするので専門外のことをいえば疑ってかからねばならず、専門についても自説や信念で最新と思われるデータをないがしろにしかねない恐ろしさがある。
さて、話が大幅に逸れた気がするが、もとより本筋やテーマがあって話しているようなことでもない。なんとなれば、これは一日一エピソードを書かねばならぬ、となった作者の苦肉の作であるからだ。
とはいえ、ここには「いいわけ」や「出まかせ」はない。私が根本的に思い違いしてるせいで頓珍漢なことを書くことはあっても、真摯に誠実に書いてはいるつもりである。
私は粗忽で胡乱な人間ではあるし、時に真摯に対応してるつもりなのに自分の言説に釣られて迷って不誠実であったり大ボラであったりするようなことも多々あるのは認めるにやぶさかではない。
そんな人間の感じる知性というのが、どこまで信用できるかというのは、はなはだ怪しい。
が、私が強く「知性というのはこういうものだ」と感じた作家に橋本治という人がいる。若者に対して真摯で、考えるとは何かということを伝えるような著作も少なくない。出だしが桃尻娘で泣いてくれるなおっかさん、なのにである。
反して、作家としては嫌いではないが(なかったが)、そういう立ち位置にいてそういうことをいうのは違うんじゃないの、なんかおかしくない、みたいな作家もいるのだが、その名をここに書くことのメリットは何もなく、特に名を秘す、というやつだ。ほんと(個人的に)傑作だと思うような作品も2〜3作あるんだけどなあ、なんでああなっちゃっんだろ。ちなみに男性ですが、元番組プロデューサーとかではないです。そっちはハナから毛嫌いして読んでもいない。大体、感動作とか銘打たれて売りにだされる作品は嫌いなんだよw
ああっ、なんかこんなこと書いてたら天童荒太問題とかもでてきたぞ! ファンにまっすぐ向かいすぎて書けなくなっちゃったとか。孤独の歌声、好きだったのになあ。作家は作品には真摯であっても、人として真摯とか、そんなことは考えないでいてほしいものだ。
私が読みたいのは、ただ面白いもの(笑えるという意味にあらず)なのだ。
人生の教訓?
知性を磨くための読書?
小粋な話題づくりのための新書?
そんなのは、青春の蹉跌をやってる若者か、普段本読まないけどキャバ嬢に知的と思われたいと思ってるオッサンたちでやってくれ。
で。
これなんの話でしたっけ?
いわゆるツナギのたわいもない駄文 スロ男 @SSSS_Slotman
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